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VRMMOでスローライフするつもりがなぜかソロ最強プレイヤー?  作者: うさだデジ子
西エリア・ヴィレグルア森林樹・エリアボス編

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EPISODE.179話〘因縁の戦場――覚醒雷炎竜ライファバーン〙

【月乃轟璃雷】VS雷炎竜ライファバーン編・前編

をお送り致します。

それぞれ別れて移動した【月乃轟璃雷】は、雷炎竜ライファバーンのいる場所へ向かっていた。


[まさか、ヤツまで指示を出すとはね。]


[ジンライベルエアーバーンは相当危険な魔物だと認識しておかないと、こっちが殺られそうだな。]


[だな。その前に、まずはヤツとの因縁に決着をつけないとな。]


[ああ。前に戦った時は勝てなかったからな。]


するとアージェラが静かに口を開いた。


[イザギーラ、トレン達が言っていた事を忘れたの? 私情を持ち込めば勝てないし、死ぬって。]


[そうよ。確かに因縁はある。でも戦う事と復讐は別よ。イザギーラ、ゼッキ、シンシュン。]


[そうだな……済まない、アージェラ、ネイラ。]

[悪い。前に負けた時の事を思い出していた。]

[俺もだ。少し熱くなっていた。]


【月乃轟璃雷】のメンバー達は、トレンとリョウとの出会いによって、自分達がどれだけ過信していたのかを痛感していた。


あれから自分自身を鍛え直し、何度も見直しを重ねてきた。


だからこそ今、自分達が以前より強くなっている事を実感していた。


[トレンとリョウに出会わなかったら、俺達は今でも過信したままだっただろうな。]


イザギーラは小さく笑った。


[ああ。さて、お喋りはここまでだ。ゼッキ!]

[任せろ!]


ゼッキは前へ出る。


[我が名はゼッキ! 聖なる守護神よ、我に護りの力を与えたまえ!]

[奥義――【シールドクロスプロテクバリア】!!]


その瞬間――。


上空から巨大な炎の塊が降り注いだ。

轟音と共に迫る炎。

だがゼッキが展開した巨大な聖盾が全てを防ぎ切る。


ドゴォォォォン!!


激しい衝撃が周囲を揺らした。


[現れたな……雷炎竜ライファバーン。]


上空を見上げると、巨大な竜が翼を広げていた。


[前より明らかに強くなっているな。]

[でも、俺達も強くなった。]


イザギーラは剣を抜く。


[行くぞ、みんな!!]


[[[[おう!!]]]]


こうして【月乃轟璃雷】と雷炎竜ライファバーンの戦いが始まった。


[ネイラ! シンシュン! ヤツを上空から引きずり落とせ!]


[任せな! ネイラ、俺が惹きつける!]

[お願い! 十秒だけ稼いで!]

[十分だ!]


シンシュンは地面を蹴った。


[【聖影忍】! 【聖神速】!!]


ドシュッ!!


凄まじい速度で上空へ飛び上がる。


[グルガァァァァァァ!!]


ライファバーンの視線がシンシュンへ向いた。


[どこ見てるんだよ!!]

[喰らえ!!]


[【双剣術】最終型奥義――【廻天六煉千本剣舞】!!]


無数の剣閃がライファバーンを襲う。


翼の一枚一枚を切り裂き、片翼を大きく損傷させた。

バランスを崩したライファバーンが大きく傾く。


[ネイラ! 今だ!!]

[任せて!!]


ネイラは巨大な魔法陣を展開した。


[我が名はネイラ! 氷の神々よ、その力を示せ!]

[氷魔術召喚奥義――【シヴァアージェス】降臨!!]


巨大な召喚陣から氷の神が姿を現した。

ネイラは以前の敗北を乗り越え、【聖賢者】へと成長していた。


[力を貸して!! シヴァアージェス!!]

[オーロラブリザードエクストストリーム!!]


次の瞬間――。


上空から巨大な氷雹が降り注いだ。

ライファバーンは逃げる事も出来ず、全身に直撃を受ける。


さらにシヴァアージェスは巨大な氷剣を創り出した。

その氷剣は一直線に振り下ろされる。


ズバァァァァン!!


ライファバーンの両翼が切断された。

巨大な身体が地面へ落下する。


ドゴォォォォォン!!


大地が大きく揺れた。


[ナイスだ! シンシュン! ネイラ!]

[油断しないで!]


ネイラは警戒を解かなかった。


[こんな簡単に終わる相手じゃないわ!]

[ああ、分かってる!]


するとライファバーンがゆっくりと立ち上がった。


[グルルルルルル……]


その全身から凄まじい魔力が溢れ出す。


[来るぞ……!]


[グルガァァァァァァァァァァァァァァァッ!!]


咆哮と共に雷と炎が全身を包み込んだ。

ライファバーンの姿が変化していく。


[やっぱり来たわね……]


アージェラは微笑んだ。

トレン達から事前に聞かされていたからだ。

覚醒する可能性。


そして、光魔竜翼冷翠黎轟ジンライベルエアーバーンの配下達が強化されている事を。


だから驚きは無かった。


[でも、不思議ね。]

[前なら恐怖していたはずなのに。]


アージェラは静かに杖を握り直した。


[今は恐怖よりも、勝つ自信の方が大きいわ。]

[おっ、アージェラも同じか。]


イザギーラは笑った。

周囲を見れば、全員が笑っていた。

誰一人として怯えていない。


[それじゃあ――]


イザギーラは覚醒したライファバーンへ剣を向ける。


[因縁に終止符を打つぞ!!]


[[[[おおおぉぉぉ!!]]]]


覚醒雷炎竜ライファバーン。

そして【月乃轟璃雷】。

両者の最終決戦が幕を開けるのであった。

次回は【月乃轟璃雷】VS雷炎竜ライファバーン編・後編をお送り致します。

お楽しみに。


これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ


これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。


最後に、お願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。

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