EPISODE.168話〘水の大精霊の支援と四属召喚〙
翌日――。
俺たちは水の精霊の里の宿屋で一泊し、宿屋の主人へお礼を伝えた後、再び『大精霊の館』へ向かった。
すると、ウンディーメード様自ら出迎えてくれた。
[トレン、リョウ。ゆっくり休めましたかしら?]
[ええ、お陰様でリフレッシュ出来ました]
[そうっす。本当にありがとうございます]
[立ち話も何だし、中へ入りなさい]
トレンとリョウは館の中へ入っていった。
[ウンディーメード様。昨日から一泊させて頂き、本当に感謝しています。俺達はこれから西エリアへ戻ります]
[サクメとペルナギは、自分達にとって大切な仲間っす。もちろん、他の従魔達も同じ仲間っすから]
ウンディーメードはトレンとリョウの言葉を聞き、嬉しそうに微笑んだ。
[トレン、リョウよ。あなた達へ、あるものを授けましょう]
ウンディーメードはトレンとリョウの肩へ手を添えた。
すると、二人の身体が光り始める。
次の瞬間――。
里の湖から巨大な水龍が現れ、トレンとリョウの体内へ入り込んだ。
やがて光は静かに収まっていく。
[あ、あの……ウンディーメード様?]
[トレン、リョウ。あなた達へ協力四属召喚【リヴァイアドラゴン】を授けました]
[[四属召喚!?]]
[これは、あなた達二人で発動する協力召喚攻撃なの。そして四属召喚は、水属・土属・光属・闇属の四つが存在しているわ]
[その四属召喚を、俺達に授けたんですか!?]
すると次の瞬間――。
俺達にだけアナウンスが流れた。
【おめでとうございます。初めての四属獣『水虎』を獲得しました】
【おめでとうございます。初めての四属召喚『リヴァイアドラゴン』を獲得しました】
ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ――――!!
なんでやねん!!
四属召喚はわかる!!
でも四属獣の獲得、遅すぎるだろ!!
おかしいって!! ホンマになんでやねん!!
トレンが心の中でツッコミを放った、その直後――。
今度は全プレイヤーへ向けたアナウンスが流れた。
【あるプレイヤーが、初めて四大大精霊の一柱『水の大精霊ウンディーメード』との友好関係を結びました】
【これにより、一部湖エリアが解放されました】
【なお、一部エリアは条件達成プレイヤーのみ入場可能となります】
なんでそうなるの――――――――!!
運営ぃぃぃぃ!!
絶対に連続ツッコミさせるつもりだっただろ今!?
タイミング良すぎるわ!! アホンダラ!!
ホンマ勘弁してぇぇぇぇぇぇ――――!!
トレンは心の中で再び連続ツッコミと雄叫びを上げるのであった。
[ウンディーメード様。色々と頂き、本当にありがとうございました。また里へ来ます]
[ウンディーメード様、それじゃ、本当にありがとうございました]
トレンとリョウはウンディーメードへ深く一礼した。
従魔達も主を見て、同じように一礼する。
[トレン、リョウ。またいつでも里へ来なさい。これを渡しておくわね]
ウンディーメードは二人へ通行証を手渡した。
[これがあれば、いつでも里へ来られるわ。安心して来なさい]
[[はい、ありがとうございます]]
俺達は改めて感謝を伝えた後、水の精霊の里を出発した。
その後、西エリアまで【ワープ】で移動し、ホームへ戻る。
そして、俺達は一旦ログアウトするのであった。




