EPISODE.14話〘始まりの街の隠しイベント〙
2本目の投稿です。
EPISODE.14話〘始まりの街の隠しイベント〙
ログアウトした俺は時間を確認した。
時刻はちょうど正午。
俺は軽く昼飯を作り、そのまま昼食を済ませることにした。
VRMMOをプレイし始めて四日目――。
このゲーム、《仮想立体世界オンライン型RPG》は本当に楽しい。
西石には感謝しかない。
あいつに誘われなければ、このゲームと出会うこともなかっただろう。
もしあいつに誘われていなかったら、今頃の俺は休日を家でダラダラ過ごしていただけだろう。
そんなことを考えながら昼食を食べていると、スマホが鳴った。
画面を見ると、西石からだった。
俺はすぐに通話へ出る。
「もしもし。どうした、西石?」
「東条先輩、掲示板で凄いことになってるっすよ!」
「ん? 何かあったのか?」
「自分の従魔っす! 掲示板で“ユニークモンスターじゃないか”って騒ぎになってるっす!」
「……ナイトディランが?」
俺は少し驚いた。
確かにナイトディランのステータスは高かった。
だが、そこまで騒がれるほどとは思っていなかった。
「普通のウルフ系と見た目も違うらしいっす。掲示板に比較画像まで貼られてたっすよ」
「へぇ……」
「あと、東条先輩のエアネスちゃんもっす」
「エアネスも?」
「はい! 今のところ、シルフ系をテイムしたプレイヤーは確認されてないらしいっす」
なるほど。
確かにエアネスの存在はかなり特殊だった。
俺は少し考え込みながら口を開く。
「……多分、西石のイベントクエストと同じ系統なんだよな」
「と言うと?」
「俺たち、最初の頃に“採取”と“討伐”を同時進行してただろ? しかも二人で、同じエリアを動いてた」
「……あっ」
「もしかすると――」
俺は一つの可能性へ辿り着く。
「“採取”“討伐”“二人協力”“同時進行”……それ全部がイベント発生条件だったのかもしれない」
すると、西石も納得したように声を上げた。
「それ、有り得るっす!」
「多分、始まりの街にはまだ隠しイベントが残ってるな」
「確かに、始まりの街には、まだ連続チェーンクエストが残ってる可能性も高そうっすね。」
「他のプレイヤーたちは先の街へ進んでるから、気づいてない可能性が高いっすね。」
「ああ。だったら俺たちは、しばらくこの街を拠点にしよう」
「クエストやりながら探索っすね」
「そういうことだ」
西石も賛成した。
「じゃあ自分、昼飯食べたらログインするっす」
「ああ、俺も昼食済ませたらログインするよ」
「了解っす! では後で!」
通話が切れる。
俺はスマホを置き、残りの昼飯を食べ終えた。
そして俺は再び、VRMMOの世界へログインした。
まだ誰も知らない――。
“始まりの街の秘密”を探しながら、俺たちはこの世界を楽しむのだった。
これまで読んて頂いてる皆様、ありがとうございます(`・ω・´)ゞ本当に感謝し、
これからもよろしくお願いします(`・ω・´)ゞ




