EPISODE.128話〘覚醒魔人と真双剣進化〙
本日3本目です。
リアル仕事(休息・動画視聴)編後編です
最後まで読んで頂けたら幸いです。
もう一つの映像を視聴し始めた時、俺は事前にこう告げた。
[魔人ヴィグロッガズは、戦う前に教えてくれたんだ。リョウが魔人オーガデビルデオとクライザーヴァイザを殲滅したことをな]
[…なっ!? マジっすか?]
そして、俺の次の一言で三人はさらに驚愕する。
[ああ。ヤツは『四天王など捨て駒に過ぎない』とまで言い切った]
[[嘘でしょ……]]
ナナとマイが絶句する中、リョウは以前、俺から聞いていた話を思い出していた。
だが、ここで余計なことを話すべきではないと判断し、再び映像へ視線を戻した。
[ちょっと待って!? 何この闘い……!?]
[二人とも、動きが速すぎて見えないわ……]
[トレンもヴィグロッガズも、凄まじい応戦で戦ってる……]
ナナとマイが激闘に魅入られる中、リョウが映像の違和感に気付く。
[…な!? トレンが上空からの強襲で障壁を破壊した。でも、トレン……この時、あんまり手応えが無いって顔してるっすね]
俺は静かに頷き、衝撃の事実を告げた。
[ヤツはこの時、まだ本気を抑えていたんだ。……ここからだ。ヤツが真の姿を見せ、理性を失って俺と死闘を演じたのは。ほら、映像が切り替わるぞ]
そして映像の中で、魔人ヴィグロッガズが“覚醒”した瞬間――その場に戦慄が走った。
[なっ!! 魔人が覚醒!?]
[ちょっ……こんなの出くわしたら勝てるわけないわよ!]
[そうよ! 逃げることすら無理じゃない……!]
三人が震える中、次の瞬間――俺の武器が眩く光り出した。
[ちょ……このシーンまで編集してたのかよ、運営サイトは!?]
リョウが即座に気付く。
[なっ!? 武器が変化して、二振りの剣になったっす!]
[何このシーン!? ヤバすぎるんだけど!]
[武器が進化するなんて、ありえないわよ……]
[武器の進化は、俺たち自身も本当によく分かってないんだ]
(喋るつもりはないけど)
[そうなんすね]
(確かに自分も喋るつもりないっす)
リョウも自然に話を合わせた。
映像では、覚醒したヴィグロッガズとの戦闘が激化していく。
[[何この戦闘……!?]]
[トレンと覚醒したヴィグロッガズの戦い、凄すぎるわよこれ……!]
[今、俺が使ってる進化武器は【黎極黒神龍双剣】。ヤツの攻撃を防ぎながら反撃してるが……正直、この時はかなり苦戦してた]
[本当よ。トレン押されてるじゃない……でも、それでも強すぎるわ]
映像の中で、魔人ヴィグロッガズの破壊的な猛攻が炸裂し、俺は吹き飛ばされていた。
[ヤツの攻撃、破壊力がありすぎるっす……]
三人は驚愕しながら映像を見つめ続ける。
だが、この後――俺の説明でさらに衝撃を受けることになる。
[この後、ヤツが『仲間を殺しに行く』と言った瞬間、頭の中で何かが切れた。……いわば、“覚醒限界突破”したような感覚だったよ]
[[[え!?]]]
三人が驚く中、映像では俺の武器がさらに輝きを変えていた。
[あ! トレンの武器、またチェンジしたっす!]
[トレン……今の武器から変化したこれは……まさか?]
ナナの問いに、俺は静かに答える。
[ああ。二つに分かれた進化のもう片方――【黎極白神龍双剣】だ。]
[改めて見ると、本当に激闘だったのね……]
[なっ!! 何あの魔人の攻撃!?]
[嘘でしょ……あれを受け流したの!?]
映像の中で、魔人奥義【魔神煉獄烈風破】が放たれる。
だが俺は、それを【白龍神流水】で完全に受け流し、直後に【聖白神龍斬】で追撃を叩き込んでいた。
その神業のような連撃に、三人は息を呑む。
そして、いよいよ終盤のシーンへ。
[いよいよ最後だ。ここで、お互い最大奥義を放った]
画面を埋め尽くすほどの魔力が渦巻く。
魔神奥義【魔神爆殺烈破】――。
[な、なんて威力……トレン、よくこれ回避できたわね……]
[ああ。ギリギリだったよ]
(リョウには後で教えておくか……あの場面、実は【ワープ】を使ったんだ)
[凄いっすね]
(そうだったっすね。これは教えない方がいいっす)
[覚醒した能力も、限界突破してたんすね……]
[トレンが放った最後の一撃は?]
[ああ。双剣奥義【無双覇神龍斬鉄双】だよ]
映像は、俺の一振りが魔人ヴィグロッガズを一刀両断し、撃破するシーンで幕を閉じた。
[凄いな運営サイト……かなり映像編集を選別してるな。他にも戦闘あったはずなんだけどなぁ、リョウ]
[そうっすね。まだあると思うんすけどねぇ]
[[無いわよ!! あなた達が凄すぎるのよ!!]]
ナナとマイの全力ツッコミが部屋に響くのであった。
すみませんm(_ _)m
緑地樹怨デスダーグプッギの戦闘動画は後日に致します。本当に申し訳ありません。
次のストリーを作成中ですので御了承下さい。
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