EPISODE.125話〘追加公開動画と驚愕の事実〙
リアル仕事編をお送り致します。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
翌日、東条はいつも通り仕事をこなしていた。
[了解。……ペラッ(書類を確認する音)……シュパッ(チェックを入れる音)ここだけ修正し直してくれ。後は問題ない]
[分かりました]
[東条部長、七瀬社長から連絡がありまして、緊急案件の件で相談があるそうです。東条部長にも同行して欲しいとのことで]
[分かった。専務に相談してくる。西石、お前も同行しろ]
[了解っす]
俺は西石を連れて専務室へ向かった。
秘書へ事情を説明し、ドアをノックする。
[専務、東条部長と西石さんがお見えです]
[入りたまえ]
[[失礼します]]
[どうした急に? 東条部長、私に用件とは?]
[実は、西石が担当している七瀬社長から緊急案件の連絡がありまして。私にも同行して欲しいとの依頼です]
[分かった。東条部長、君の仕事状況は?]
[午前中までの仕事は終わります。午後は最終チェックだけが残っています]
[分かった。午後の分は私と秘書で引き受けておこう。七瀬社長の案件は重要だ。頼んだよ]
[ありがとうございます。午後から伺って参ります]
[頼んだよ。東条部長、西石]
俺達は専務へ一礼して退出した。
午前中の仕事を終わらせ、西石は七瀬社長へ訪問時間を連絡。
俺は午後の準備を整えた。
午後――。
俺と西石は七瀬社長の会社へ向かった。
受付でアポイント確認を済ませると、
「社長自らお迎えに上がります」
と言われ、少し待つことになった。
数分後――。
七瀬社長と井野秘書が慌てた様子でこちらへ駆け寄ってきた。
[東条部長、西石さん! 急に呼び出してしまって申し訳ありません。詳しい話は後ほど。車を用意していますので、こちらへ!]
俺達は七瀬社長の車へ乗り込み、そのままいつもの店へ向かった。
店へ到着すると、店員が個室へ案内してくれる。
俺達が手前側に座り、七瀬社長と井野秘書が奥側へ座った。
すると七瀬社長は、俺達の専務へ電話を掛け始めた。
何かを交渉しているようだが――。
数分後。
通話を終えた七瀬社長は、満面の笑みになっていた。
……嫌な予感しかしない。
俺がそう思っていると、七瀬社長が口を開いた。
[先ほど専務に連絡して、許可を頂きました。ここからはフラットに話しましょう。お二人もそれで構いませんか?]
[ええ、構いません。……その前に、専務と何を話していたのか聞いても?]
[ん? 大口の追加契約の報告と、お二人をそのまま夜まで拘束――いえ、会食へ参加してもらう許可を貰ったのよ]
[……そうですか]
(やっぱりな……)
するとナナが笑顔で告げた。
[それじゃ、始めるわよ。二人とも]
[[乾杯!!]]
[ところで、本当の用件は何だ?]
[二人とも知らないの? 今日、公式運営サイトから『追加公開動画』が公開されたのよ]
[追加公開動画?]
[凄まじい反響よ。再生回数はもうミリオン超え。ネットニュースでも話題になってるわ]
[へぇ〜、そうなんだな]
俺達がビールを飲んでいると――。
マイが、とんでもない爆弾を投下した。
[その動画、トレンとリョウのボス討伐動画だったのよ]
[[ブーーーーーーーーーーーー!!]]
俺と西石は飲んでいたビールを思いっきり吹き出した。
[ゲホッ!! ゲホッ!! ……お、俺達の映像!? マジで!?]
[本当よ。これを見て]
マイはカバンからタブレットを取り出し、俺達へ映像を見せてきた。
[……ちょっと待って下さい! これ、先週ログインした時の特殊依頼の動画じゃないっすか!?]
[なっ……!? この二本、俺が魔人ギャレックヌーバと魔人ヴィグロッガズを倒した時の映像だ……!]
[こっちの二本は、自分と魔人オーガデビルデオ、それに魔人クライザーヴァイザとの戦闘シーンっすよ……!]
だが――。
それだけでは終わらなかった。
次に映し出された映像を見て、トレン達はさらに驚愕する。
[…嘘だろ。数日前、採掘依頼で遭遇した『緑地樹怨デスダーグプッギ』の戦闘動画まであるぞ……]
[マジっすか!? ……うわ、本当だ!! 間違いなくトレンと自分が激闘したヤツっす!!]
[[エエエエエエェェェェェェ!!]]
ナナとマイは、トレンとリョウの会話を聞いて驚愕するのであった。
次回もお楽しみに
これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ
これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
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