EPISODE.124話〘二体の虹翼龍、孵化〙
今回、新たな従魔の誕生編です。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
ギルド長アルジェリナから報酬を受け取った俺達は、ホームへ戻っていた。
[改めて総金額を確認したけど……約1億Gあるな]
[そりゃそうっすよ。【ギルド団四天王】の方々に一軒家代を支払ってもらってますから、自分達の手元には資金が増える一方っす]
俺達がそう話していると、ナイトディランが突然吠え始めた。
[ワォン!! ワォン!!]
[どうした? ナイトディラン]
[…まさか、孵化が始まったのか?]
[ワォォン!!]
俺達は急いで、孵化器を設置している小屋へ向かった。
[おっ! 二つとももうすぐ孵化しそうだな]
[そうっすね]
従魔達も集まり、卵の様子を見守る。
すると――。
二つの卵に入ったヒビが一周した瞬間、卵全体が眩く光り輝き始めた。
[[ギシャァァ!!]]
光の中から現れたのは――。
黎極黒虹翼龍オードラレックと、覚醒黎極白虹翼龍オードラレックだった。
二体は不思議そうに周囲を見渡した後、俺達の方へ視線を向ける。
[それじゃ、【鑑定】していいかな?]
[[ギシャァ!!]]
トレンとリョウは、それぞれ【鑑定】を行った。
――――――――――――――――――――――
名前:【シドレア】
種族:【ドラゴン】
黎極黒虹翼龍オードラレック
基礎Lv10 契約者:リョウ
HP180 MP120
腕力100 体力77 俊敏126
器用106 知力93 精神75
スキル:
【飛行】【ドラゴンブレス】
【爪圧】【炎龍砲】
【暗黒砲】【ダークブレス】
【重力刃】【龍風刃】
【多重障壁】【黒龍烈破衝撃波】
【真龍覚醒】
固有加護:ドラゴンの加護
――――――――――――――――――――――
名前:【セフィラ】
種族:【ドラゴン】
覚醒黎極白虹翼龍オードラレック
基礎Lv10 契約者:トレン
HP180 MP120
腕力100 体力77
俊敏126 器用106
知力93 精神75
スキル:
【飛行】【聖龍の審判】
【ドラゴンブレス】【烈雷刃】
【多重障壁】【ホーリーブレス】
【聖龍の息吹】【白龍烈破波動破】
【雷光障壁】【雷龍砲】
【真龍覚醒】
固有加護:ドラゴンの加護
――――――――――――――――――――――
……ヤバすぎないか?
しかも初期ステータス高すぎだろ!?
さらに【ドラゴンの加護】付きで、スキル構成まで完全に規格外だ。
……運営さん、本当にこれ修正してるんですか?
俺はそう思いながら、名前を考えていた。
ふとリョウを見ると、リョウも俺と同じように驚愕していた。
[さて、名前か……]
トレンは白きドラゴンへ視線を向ける。
[セフィラ……君の名前は【セフィラ】で良いかな?]
[ギシャァ!]
[これからもよろしくな。セフィラ]
トレンはセフィラの頭を優しく撫でた。
セフィラは嬉しそうに鳴き声を上げる。
[こっちも名前決めるっすか……]
リョウも黒きドラゴンへ視線を向ける。
[シドレア……君の名前は【シドレア】で良いかな?]
[ギシャァ!!]
[よろしくな、シドレア]
リョウもシドレアの頭を撫でる。
シドレアも嬉しそうに目を細めていた。
その後、従魔達へ新たな仲間を紹介すると、皆嬉しそうに歓迎していた。
俺達はセフィラとシドレアを連れ、そのままテイマーギルドへ登録へ向かった。
すると道中――。
周囲のプレイヤー達が一斉にざわつき始めた。
[え!? ドラゴン!?]
[また新しい従魔増えてる!?]
[裏山すぎる!!]
[カッコいい……]
俺達は騒めくプレイヤー達を横目に、そのままテイマーギルドへ滑り込んだ。
到着すると、受付嬢がすぐに俺達をギルド長室へ案内する。
コンコン――。
[ギルド長、トレンさんとリョウさんをお連れしました]
[入っていいわよ]
[[失礼します]]
俺達が部屋へ入ると、セラユイギルド長は苦笑しながら言った。
[来たわね。登録手続きするから、ちょっと待ってなさい。座ってていいわよ]
セラユイギルド長は手際よく、シドレアとセフィラの登録を進めていく。
数分後――。
[これで登録完了よ]
[ありがとうございます]
[それと、2人ともテイマーギルドランクが15になったわ。これで連れて歩ける従魔枠が最大5枠に拡張されたわよ]
[おおっ!]
さらにセラユイギルド長は、二つのリングを取り出した。
[あと、これも渡しておくわ]
[リング……? これは?]
[『交代のリング』よ。従魔が6体以上になった時に使うアイテムね]
セラユイギルド長は説明を続ける。
[連れて行ける従魔は5枠まで。でも、このリングを使えば戦闘中に別の従魔へ交代できるわ。やられた時の緊急召喚にも使えるわ]
[便利っすね]
[ただし、一度交代させた従魔は、その戦闘中は再召喚出来ないから注意しなさい]
[[分かりました。ありがとうございます]]
俺達はリングを受け取り、ホームへ戻った。
そして、それぞれログアウトし、その日はゆっくり就寝するのであった。
次回もお楽しみに
これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様、リアクションを押して頂いてる皆様、
本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ
これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
最後に、お願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。




