EPISODE.112話〘進化した樹怨と分身の脅威〙
本日2話分です。まず1本目の投稿致します。
トレン、リョウVS緑地樹怨デスダーグプッギ編を
お送り致します。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
緑地樹怨デスダーグプッギとの戦闘になったトレンとリョウ、そして【翠烈陣氷帝】のメンバー達は、即座に三方向へ分かれて戦う事を決めた。
先に動いたのはトレンだった。
[いくぜ!デスダーグプッギ!【虹色結晶刃】!!]
[ペルナギ! 【雷魔術・上級】だ!]
[…コク(頷く)]
ペルナギが魔力を解放した瞬間、上空が暗雲に包まれ、無数の雷撃がデスダーグプッギへと降り注いだ。
だが次の瞬間――地面から無数の枝が飛び出し、ペルナギへ一直線に襲い掛かった。
[なっ!? ペルナギ!! 間に合わない!! クソがぁ!!]
[ナイトディラン!【狼神速】!!]
ナイトディランが凄まじい速度で駆け抜け、間一髪でペルナギを救い出した。
[リョウ! ナイトディラン! 助かった! ペルナギ、大丈夫か!?]
[…コクコク(頷く)]
[【闘魂】!! 【超神速】!! 喰らいやがれ! デスダーグプッギ!! 【ダーグ】!!]
[!!!? ボギャァァァ!!]
リョウの一撃がデスダーグプッギを捉え、ようやくダメージを与えた。
[やっとダメージを与えたっすよ。どうやら雷は効きにくいみたいっすね。]
[ああ……だが攻撃しても妙に違和感がある。何かがおかしい。]
[そうすね。なら、自分がヤツを引き付けるっす。トレンは違和感の正体を探して下さい。]
[分かった。だが無茶はするなよ。]
[了解っす! じゃあ行くっす!【超神速】!!]
リョウは正面からデスダーグプッギへ突撃した。
ナイトディラン、ヴェイルガー、サクメ、ニーナシュンも連携しながらリョウを援護する。
その間、トレンは更に集中し、【捜査】を発動した。
すると――。
[……!?]
デスダーグプッギの背後の地面に、緑色の反応が見えた。
俺は即座に光魔術奥義を発動する。
[我が名はトレン――汝に命ずる! 聖なる光の加護を受け、天空の生命を糧とし、我に聖なる力を与えよ! 光魔術奥義!【アルティメットホーリーエクストリングレイン】!!]
無数の聖光が地面へ降り注ぎ、緑色の反応地点へ直撃した。
その瞬間――デスダーグプッギの動きが止まった。
だが次の瞬間、デスダーグプッギの身体が枯れ木の様に崩れ始め、地面から新たな芽が急成長し、更に巨大な姿へと変貌した。
トレンは即座に【鑑定】を発動し、驚愕した。
[…なっ……う、嘘だろ……デスダーグプッギが進化した!?]
[トレン!! どういう事だ!?]
[【捜査】で見つけた反応を攻撃したんだ! だが、あれが本体だったらしい! しかもコイツ……まだ進化段階を残してるぞ!!]
[ま、マジっすか!? どうやって戦えばいいんだよ!! クソォォォ!!]
進化したデスダーグプッギが咆哮を上げ、一斉攻撃を開始した。
[ちっ!! 【ウィンドウォールウェーブ】!!]
無数の枝が矢の様な速度でマシンガンの如く襲い掛かる。
トレンの防御魔法と激突するが、防ぎ切れない。
[ぐわぁぁぁぁ!!]
トレンは吹き飛ばされ、森林樹へ激突した。
[ドゴォン!!]
[ガハッ……!!]
[トレン!!]
リョウも防御し切れず、別方向へ吹き飛ばされた。
[グハッ!!]
[ドゴォン!!]
それでも二人は即座に立ち上がる。
[ちっ! ヤツ、進化して攻撃力も防御力も跳ね上がってるぞ!!]
次の瞬間、リョウが地面を蹴った。
[これでも喰らいやがれぇぇぇ!!! デスダーグプッギ!! 【闘魂】!! 【闘神速】!! 一閃火焔雷撃斬!!!]
凄まじい速度の一撃がデスダーグプッギを貫いた。
デスダーグプッギも予想外だったのか、斬り裂かれた箇所の再生が止まる。
すると突然、デスダーグプッギが咆哮を上げた。
[ボギャァァァァァァァァァァァ!!!]
[!? トレン!! 後ろ!!]
[!? ぐわぁぁぁ!!]
再びトレンが吹き飛ばされる。
だが、リョウが驚いたのは別の光景だった。
周囲の森林樹が次々と蠢き始め、デスダーグプッギへと変貌していったのだ。
[…リョウ。【鑑定】した。デスダーグプッギの分身体だ。攻撃力と防御力は本体より落ちてるが……数がヤバい。]
[いきなりボス戦で分身とかキツすぎるっすよ……!]
だが不思議と、トレンとリョウは冷静だった。
今まで共闘してきた――【月乃轟璃雷】、【光冥乃氷輪】、【炎國乃黎闘翠】。
そして【ギルド団四天王】達との激戦経験が、二人を支えていた。
自然と笑みが浮かぶ。
その笑みに、デスダーグプッギは本能的な悪寒を覚えたのか、分身体達へ一斉攻撃を命じた。
[行くぜ! リョウ!! 右側は俺が引き受ける!! 左は頼んだぞ!!]
[了解っす!! ナイトディラン! ヴェイルガー! サクメ! ニーナシュン!! 派手に暴れるっすよ!!]
[ワォン!!]
[クワァ!!]
[…コク(頷く)]
[フッ(笑) こっちも派手に行くぞ!! エアネス! ヴィーシュ! ペルナギ! レイディア!!]
[ハイ!!]
[クヴァ!!]
[…コク(頷く)]
トレンとリョウは二手に分かれ、デスダーグプッギ分身体の群れへ突撃するのであった。
次回、トレンVSデスダーグプッギ分身編を
お送り致します。
夕方に2話分の2本目を投稿致します。
お楽しみに




