EPISODE.111話〘緑地樹怨との開戦〙
緑地樹怨デスダーグプッギ編序章編を
お送り致します。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
ギルド団【翠烈陣氷帝】のメンバー達が俺たちの護衛を引き受ける事になり、俺たちはスヴァログの街を出発し、西エリア西南部にある【アルデラズ洞窟】へ向かっていた。
道中の敵は――【翠烈陣氷帝】のメンバー達が瞬殺だった。
……運営さん、絶対に俺たちへ戦わせない気だよね?
おかしいって。改めて言わせてくれ。
俺たち、貴族でも何でも無い、普通のプレイヤーなんだァァァァ!!
トレンは心の中で全力のツッコミを叫んでいた。
数時間後――
俺たちは、西エリア西南部の【アルデラズ洞窟】入り口へ到着した。
[ここがアルデラズ洞窟か……]
[結構深そうっすね、トレン。]
[周囲の敵は俺たちに任せてくれ。君たちは採掘に専念してくれて構わない。安心してくれ。]
[[分かりました。]]
俺たちはアルデラズ洞窟へ足を踏み入れた。
洞窟へ入った直後、俺は聞こえない程度の小声でリョウへ話しかけた。
[リョウ、始めるぞ。]
[了解っす。]
[[【捜査】【鑑定】]]
俺とリョウは同時にスキルを発動させた。
[見た事の無い鉱石が結構あるな。しかも、かなり奥まで続いてる。]
[そうっすね。とりあえず中間地点まで進みながら採掘するっす。]
[そうだな。じゃ、始めるか。]
俺たちは周囲を警戒しながら採掘を進めた。
数時間後――
俺たちは中間地点と思われる広い空洞へ到着した。
[結構進んだっすね。]
[ああ。目的の鉱石はまだ見つからないけどな。でも、色んな鉱石はかなり採れた。]
トレンとリョウは、それぞれ採掘した鉱石を確認した。
…………………………………………………………
トレン
【轟爆風鉱石】×10
【剛風雷鉱石】×10
【風月鉱石】×10
【風鉱石】×30
【風紅鉱石】×25
【風硬軟鉱石】×15
【風光月鉱石】×15
【地鉱石】×40
【鋼鉄鉱石】×50
【翡翠鉱石】×40
…………………………………………………………
リョウ
【轟爆風鉱石】×5
【剛風雷鉱石】×5
【風月鉱石】×5
【風鉱石】×40
【風紅鉱石】×20
【風硬軟鉱石】×20
【風光月鉱石】×15
【地鉱石】×50
【鋼鉄鉱石】×60
【翡翠鉱石】×50
…………………………………………………………
[それにしても、なかなか見つからないな。本当に幻の鉱石って感じだ。]
[そうっすね。]
俺たちが鉱石を収納したその時だった。
[ワォォォォン!!]
ナイトディランが鋭く吠えた。
俺とリョウは即座に【捜査】【鑑定】を発動した。
[!? 何か来るぞ!! 気を付けろ!!]
【翠烈陣氷帝】のリーダー、ギールオルドラが叫んだ。
次の瞬間――
洞窟奥から凄まじい攻撃が飛来した。
俺とリョウは即座に指示を飛ばした。
[エアネス!【風神壁】!! ヴィーシュ!【風の大地】!! ペルナギ!【防圧壁】!! レイディア!【雷光壁】!!]
[ナイトディラン!【爪圧】!! ヴェイルガー!【羽刺】!! サクメ!【流水刃】!! ニーナシュン!【聖魔術】!!]
従魔達の連携によって、飛来した攻撃を防ぎ切った。
そして――
洞窟奥から巨大な魔物が姿を現した。
[グルルルルボギャァァァァァァァァァァァ!!]
俺たちは即座に【鑑定】を発動した。
そして、その姿を見た瞬間――言葉を失った。
[…嘘だろ……なんでコイツがここに居るんだ!?]
すると、ギールオルドラが険しい表情で言った。
[西の森林樹の主――【緑地樹怨デスダーグプッギ】だ。本来ここに居るはずが無い!!]
俺は即座に叫んだ。
[来るぞ!! 左右に避けろ!!]
次の瞬間、デスダーグプッギの巨大な枝が襲い掛かってきた。
轟音と共に地面が砕け、俺たちと【翠烈陣氷帝】は二手に分断されてしまった。
[ちっ……!! リョウ、やるしかないみたいだな。]
[そうっすね。いつでも行ける態勢は出来てるっす。]
[それじゃ行くぞ。エアネス、ヴィーシュ、ペルナギ、レイディア。準備はいいな?]
[[ハイ!!]]
[クヴァ!!]
[[…コクッ]]
[こっちも行くっすよ。ナイトディラン、ヴェイルガー、サクメ、ニーナシュン!!]
[ワォン!!]
[クワァ!!]
[[…コクッ]]
[行くぞ!! 【緑地樹怨デスダーグプッギ】討伐開始だ!!]
トレンとリョウは、西の森林樹ボス――【緑地樹怨デスダーグプッギ】との戦闘を開始した。
だが――
この後、想像を超える壮絶な戦いが待ち受けている事を、まだ知らなかった。
次回、緑地樹怨デスダーグプッギ編戦闘編を
お送り致します。お楽しみに
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