EPISODE.109話〘西エリアに潜む新たな脅威〙
投稿が夕方になり申し訳ありません。
リアル仕事が忙しくてこの時間の投稿になりました。
誤字脱字などあると思います。
ご了承をお願い致します。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
翌日、俺たちはいつも通り会社で仕事をこなしていた。
[よし、全て終わったな。今日は早く帰宅出来そうだ。]
俺は社員たちの退社後、最終チェックを終わらせてから会社を後にした。
自宅に戻り、夕食と入浴を済ませた後、VRMMOへログインした。 既にリョウは先にログインしていたようだ。
リョウを探していると、鍛冶錬金工房の方から物音が聞こえてきた。
[リョウ、何してるんだ?]
[トレン、今ポーションを作ってるっす。]
工房へ入った俺は、床に大量に並ぶ失敗作を見て思わず呆れた。
[……失敗したポーション、いくつあるんだよ。]
[……50個っす。かなり失敗したっす……済まないっす、トレン。]
[リョウも【デス・ポーション】を作れるようになったか。こればかりは数をこなして慣れるしかないからな。]
俺はそう言いながら、隣でアイテム製作を始めた。
[ところでリョウ、【錬金】と【調合】のLvはいくつになった?]
[トレンが来た時に、丁度Lv3に上がったばかりっす。]
[了解。じゃあ今日はアイテム作りを教えてやる。一緒に製作するぞ。]
[アザース!頑張るっす!]
その後、俺たちは並んでアイテム製作を続けた。
ちなみに完成したアイテムは――
…………………………………………………………
【ポーション】×25
【ポーション・上】×20
【ポーション・極】×10
【デス・ポーション】×60
【マジックポーション】×10 …………………………………………………………
[さて、商業ギルドに行くか、リョウ。]
[了解っす。]
俺たちは商業ギルドへ向かった。
受付嬢にギルド長との面会予定を伝えると、すぐにギルド長室へ案内された。
コンコン――。
[ギルド長、トレンさんとリョウさんをお連れしました。]
[入ってくれ。]
[[失礼します]]
ギルド長室へ入ると、そこにはアルジェリナギルド長だけではなく、もう一人の男性が座っていた。
[トレン、リョウ、待っていたよ。紹介するね。こちらは冒険者ギルド長のロックバロスだ。]
[初めまして。冒険者ギルド長のロックバロスだ。]
俺たちはロックバロスギルド長へ一礼した。
受付嬢が退出すると、アルジェリナギルド長が話を切り出した。
[さて、まずは素材強奪事件について詳しく聞かせてくれるかな。シーフキャッツを討伐した経緯を説明して欲しい。]
[分かりました。]
俺は昨日の出来事を順を追って説明した。
素材採取前から周囲にモンスターが少な過ぎる違和感があった事。
シーフキャッツが大群で潜伏していた事。
そして、素材採取後に一斉に襲撃して来た事を伝えた。
説明を聞き終えたアルジェリナギルド長は深く頷いた。
[なるほど……それなら冒険者たちが大怪我をした理由にも納得出来るわ。シーフキャッツなら動きが速過ぎて対応出来ないはずよ。]
[報告を受けた結果、シーフキャッツは上級ランク討伐依頼へ指定する事になった。]
ロックバロスギルド長も険しい表情で続けた。
[トレン、リョウのお陰で通常の採取クエストを再開出来る。本当に感謝する。]
[いえ、大した事はしてませんよ。]
[そうっすよ。気にしないで下さい。]
だが俺とリョウは、あの異常な数のシーフキャッツに強い違和感を抱いていた。
俺たちは顔を見合わせ、真剣な表情で話を切り出した。
[アルジェリナギルド長、ロックバロスギルド長。ここからは推測になりますが、大事な話があります。]
二人のギルド長の表情が変わった。
[……大事な話とは?]
[シーフキャッツに囲まれた時、まるで誰かに統率されているような動きをしていたんです。]
[自分も同じ事を感じたっす。過去に戦った敵と似ていたっす。]
[……轟怪猿モンギレイドか。]
俺がそう言った瞬間、ロックバロスギルド長が目を見開いた。
[なっ!? 轟怪猿モンギレイドを倒したのは、お前たちだったのか!?]
[各ギルドには討伐報告だけ回っていたが、討伐者名は伏せられていたんだ。]
俺は頷き、話を続けた。
[俺たちがシーフキャッツを殲滅した後、かなり離れた場所から強い気配を感じました。]
[多分、あれがシーフキャッツを統率していたボス個体です。だから俺たちは直ぐにその場を離れました。]
ギルド長二人は険しい顔で黙り込んだ。
そしてロックバロスギルド長が口を開いた。
[分かった。こちらでも緊急報告として上へ伝える。]
[申し訳ないが、後日また詳しい話を聞かせてくれないか?]
[分かりました。問題ありません。]
[助かる。では私は戻る。失礼する。]
ロックバロスギルド長は慌ただしく部屋を後にした。
その後、アルジェリナギルド長が報酬を差し出した。
[さて、昨日言っていた報酬を渡すね。依頼達成、本当にありがとう。]
俺たちは報酬を受け取り、商業ギルドを後にした。
ホームへ戻る途中、リョウが俺に尋ねて来た。
[トレン、もしかして……その統率ボスと戦うつもりっすか?]
[いつかはな。でも今じゃない。]
俺は静かに答えた。
[今の俺たちじゃ、多分勝てない。まずはもっと力を付けるのが先だ。]
[……確かにそうっすね。]
リョウも真剣な顔で頷いた。
[もっと強くなるっすよ。]
俺たちはそう言い合い、それぞれログアウトした。
そして翌日に備え、眠りにつくのだった。
明日も夕方の投稿になります。ご了承下さい。
これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様
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