EPISODE.108話〘西エリア初依頼と強奪モンスター〙
急遽、もう1話を投稿致します。
最後にお知らせ致します。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
西エリア・スヴァログの街を歩いていた俺たちは、商業ギルドへ向かい、クエスト依頼を見ていた。
[こっちは回復系の採取クエスト依頼が多いっすね。]
[確かに異常な依頼数だな。しかも同じ素材採取依頼が複数ある。何か理由があるのか?]
俺たちが疑問に感じていると、近くにいたひとりの冒険者が話しかけてきた。
[あんた達、知らないのか?素材が強奪されてるんだよ。しかもモンスターにな。詳しくは受付嬢に聞きな。]
冒険者はそう言ってギルドを後にした。
俺たちは受付へ向かい、クエスト依頼書を提出した。
薬草×100個
睡眠草×100個
麻痺草×100個
幻覚草×100個
毒草×100個
[!? お、お二人は、この依頼を受けるのですか?]
[そうですが?何か問題でもありますか?]
受付嬢は不安そうな表情を浮かべながら説明を始めた。
[実はこれまで、この素材採取クエストを受けた冒険者達は、全員が大怪我をして戻って来ているんです。理由を聞いても、皆さん同じ事を言っていました。]
[[素材を強奪された。]]
[……と。それで現在は、ペナルティや期限無しで依頼を募集している状態なんです。それでも受けられますか?]
[[もちろん、受けます。]]
[…分かりました。怪我だけは気を付けて下さい。]
俺たちは商業ギルドを後にし、スヴァログの街を出発した。
数時間後――
俺たちは南西の森林地帯、その入口へ到着した。
[ここが南西の森林か……リョウ、早速やるぞ。]
[了解っす。]
[[【捜査】!】【鑑定】!]]
トレンとリョウは同時にスキルを発動した。
[……いるな。例の強奪モンスターだ。しかもかなりの数がいる。]
[そうっすね。自分に良い考えがあるっすけど。]
[どんな案だ?]
リョウが提案を話すと、トレンはすぐに頷いた。
[面白い案だ。やってみよう。]
[了解っす。]
俺たちはリョウの作戦を実行に移した。
トレンは【鑑定】を使い、エアネスとペアを組んで薬草・毒草・幻覚草を採取。
リョウも【鑑定】を使い、サクメとペアを組んで睡眠草・麻痺草を集めていった。
数時間後――
各素材100個の採取を無事に終えた。
その直後だった。
周囲に潜んでいた大量のシーフキャッツが姿を現し、トレンとリョウを包囲した。
逃げ道を塞ぐように、完全に囲まれてしまう。
[結構いたんだな。予想以上の数だ。]
[そうっすね。けど、素材は守るっすよ。]
シーフキャッツ達が一斉に飛び掛かった次の瞬間――
トレンとリョウが同時に叫んだ。
[今だ!ヴィーシュ【トルネードバード】!ペルナギ【雷魔術・上級】!レイディア【光魔術・上級】!]
[ナイトディラン【雷撃】!ヴェイルガー【ハリケーンファイヤー】!ニーナシュン【光魔術・上級】!]
従魔達の攻撃が一斉に放たれた。
暴風、雷撃、光の魔法が周囲を呑み込み、シーフキャッツ達を次々と殲滅していく。
そして――
大量にいたシーフキャッツは、あっという間に全滅した。
[ふぅ〜……かなりいたな。予想外の数だった。]
[そうっすね。100体ぐらいはいたんじゃないっすか?完全に逃げ場無いぐらい囲まれてたっすから、ヤバかったっす。]
[…だな。それじゃ戻るか。素材も揃ったしな、リョウ。]
[了解っす。]
[…【ワープ】]
俺たちは【ワープ】を使い、スヴァログの街手前まで移動した。
その後、街へ戻り、商業ギルドへ向かった。
受付嬢へ素材を提出すると――
[え!?……う、嘘でしょ……?す、少しお時間を下さい!確認に時間が掛かりますので……!]
受付嬢が慌てていると、奥からひとりの女性が現れた。
[その必要は無いわ。すぐに依頼完了の処理をしなさい。]
[…は、はい!分かりました!!ギルド長!!]
女性はトレン達に向き直り、丁寧に頭を下げた。
[初めまして。トレン君、リョウ君。私はこの商業ギルドのギルド長、アルジェリナよ。今回の素材依頼クエストをまとめて受けてくれて、本当に感謝するわ。]
[頭を上げて下さい。俺たちは依頼をこなしただけっすよ。]
[それと、素材を強奪していたモンスターも全滅させました。一応ご報告しておきます。]
そう言って、トレンは収納からシーフキャッツの死体を1体取り出した。
すると――
[なっ!?……コイツが原因だったのか……!]
ギルド長と受付嬢は同時に驚愕していた。
[…トレン君、リョウ君。済まないが、明日もう一度商業ギルドへ来てもらえるかな?報酬はその時に渡したいんだ。]
[大丈夫ですよ。問題ありません。]
[助かるわ。私はこれから冒険者ギルド長へ報告に向かうから、これで失礼するわね。]
[分かりました。俺たちもこれで失礼します。]
俺たちは商業ギルドを後にし、ホームへ戻った。
そして、お互いにログアウトした。
[ふぅ〜……かなりキツい依頼だったな。でも、こうやってのんびりクエストをしながらレベル上げするのも悪くないか。さて、明日も仕事だし寝るか。]
トレンはそう呟き、静かに就寝するのだった。
前話でも書いていますが
明日から2日間は1話だけ、投稿になります。
リアル仕事がありますのでご了承をお願いします。
これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様
本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ
これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
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