EPISODE.104話〘神龍双剣、死闘の終焉〙
トレンVS覚醒ヴィグロッガズ編最終決戦後編を
お送り致します。
最後にお知らせがあります。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
トレンとヴィグロッガズの戦闘は、さらに激しさを増していた。
[オラオラオラオラ!!どうしたぁ!?人間!!さっきまでの勢いはどうしたよ!!オラァ!!【魔神脚】!!]
凄まじい蹴撃がトレンを吹き飛ばす。
――ズドォォン!!!!
[ぐっ……!!]
壁へ激突した。
ヴィグロッガズは不敵に笑う。
[フン……雑魚が。さて、次はお前達だ。]
標的がレガクロス達へ向けられる。
[くっ!!セーラアス!!従魔達を守れ!!俺が時間を稼ぐ!!]
[時間稼ぎだと?雑魚は死ね――]
だが次の瞬間。
[……グハッ!?]
ヴィグロッガズは横から吹き飛ばされた。
――ドゴォォン!!!!
[クズの相手は俺だ。何余裕かましてんだよ。]
トレンが双剣を構えていた。
[【空斬刃】!!]
無数の風刃がヴィグロッガズへ襲い掛かる。
だが、トレンの猛攻は止まらない。
集中力をさらに高めていく。
そして――。
トレンは再び、あの感覚へ到達していた。
ギャレックヌーバとの戦闘時と同じ、“覚醒状態”。
極限まで研ぎ澄まされた集中。
普段以上の力が解放されていく。
[…また、この感覚に入れたか。]
トレンは静かに笑った。
[……感謝するぜ。]
次の瞬間。
トレンの速度が跳ね上がる。
[【超龍神速】!!]
[【白神龍双】!!]
[グァァァァァァァ!!]
ヴィグロッガズは迎撃する。
[舐めるなぁぁぁ!!【魔神煉獄烈風破】!!]
だが。
[…【白神龍流水】!!]
トレンは真正面から攻撃を受け流した。
[なっ……弾き返しただと!?]
ヴィグロッガズが驚愕する。
その瞬間。
[…何処を見ている。]
トレンは既に背後へ回っていた。
[喰らえ!!【聖白神龍斬】!!]
[グァァァァァァァァ!!]
強烈な斬撃がヴィグロッガズを吹き飛ばす。
――ドゴォォン!!!!
[ガハッ……!!]
ヴィグロッガズは壁へ激突した。
[…バカな……人間ごときに……!!]
[どうした?]
トレンは冷たく睨みつける。
[本気出して、それかよ。クズが。]
その威圧。
その殺気。
ヴィグロッガズは恐怖していた。
“底が見えない”。
そう感じていた。
このままでは勝てない。
ヴィグロッガズは悟る。
――奥の手を使うしかない。
[下等人間がぁぁぁぁ!!]
凄まじい魔力が膨れ上がる。
[これで全て消え失せろ!!]
[魔神奥義!!【魔神爆殺烈破】!!]
巨大な破壊の奔流がトレンへ放たれた。
[…ハァァァァァァァァ!!]
しかし。
攻撃が放たれる直前。
[[トレン!!]]
仲間達の叫びが響く。
そして――。
轟音と共に、周囲が消し飛んだ。
ヴィグロッガズは笑う。
[ハハハハハハ!!所詮は下等人間――]
だが。
突然、笑みが止まる。
[…!?]
[なっ……いない!?]
気配はある。
なのに姿が見えない。
ヴィグロッガズが周囲を見渡した瞬間。
[……ここだぜ。ヴィグロッガズ。]
背後。
トレンがいた。
[トドメだ。]
双剣を交差させる。
[喰らいやがれ!!]
[双剣奥義!!【無双覇神龍斬鉄双】!!]
超高速の斬撃が放たれる。
ヴィグロッガズには、見えなかった。
[なっ………!?]
[バ……バカな……人間……ごときに……負ける……だと……]
ヴィグロッガズの身体が崩れ落ちる。
――ズドォォン!!!!
決着だった。
ヴィグロッガズは最後の力を振り絞り、トレンを見る。
[……ト……レン……ありがとう……]
苦しげに、自身の角を折る。
そしてトレンへ差し出した。
[これを……受け取って……くれ……]
トレンは静かに受け取った。
[確かに受け取ったよ。ヴィグロッガズ。]
そして真っ直ぐ見つめる。
[アンタ、強かったぜ。]
ヴィグロッガズは微かに笑った。
[……最後に……忠告だ……]
[北側にいるヤツと……今のお前達では戦うな……]
[後退しろ……]
トレンは静かに頷く。
[…わかった。後退する。忠告感謝する。]
[あり……が……とう……トレン……]
その言葉を最後に。
ヴィグロッガズは静かに消滅していった。
すると――。
ギャレックヌーバを倒した時と同じように。
バザドルの街へ差し込む光が広がっていく。
闇に覆われていた街の一部が、再び明るさを取り戻していった。
[[トレン!!大丈夫か!?]]
レガクロス達が駆け寄ってくる。
その直後。
トレンの結晶アクセサリーが光った。
[トレン!!シーラレイよ!!]
[リョウが戦闘後に気を失ったの!!今はバザドルの街から離脱してるわ!!そっちは!?]
[詳しい話は後だ。]
トレンは短く答える。
[今からそっちへ向かう。]
[わかったわ。待ってる。]
通信が切れる。
トレンはレガクロスとセーラアスへ事情を説明した。
そして。
バザドルの街からの離脱を決断する。
[……では、行きます。【ワープ】]
光が包み込む。
こうして――。
南エリア・バザドル街。
魔人四天王との死闘は、幕を閉じるのであった。
第1エリア〜南エリア・バザドルの街編は
一旦ここで終わりです。再び登場する予定にしていますのでご了承下さい。
次回から南エリア・バザドルの街脱出編と新エリア編をお送り致します。
※新エリアは少しだけですのご了承下さい。
3つのエリアの何処かです。
お楽しみに
これまで読んて頂いてる皆様、評価して頂いてる皆様
本当にありがとうございます。(`・ω・´)ゞ
これも、ひとえに読んで頂いてる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
最後にお願い致します。ブックマーク登録して頂けたら幸いです。




