15 王都を散策する_22
* *
「いやぁ~~っ。ホンとこっちの世界にきて、目まぐるしいったらないよねぇ~~っ!」
私(英子)はそう呟くと、深く長い溜息を吐いた。
現在は、時計の数値を見ると午前11時30分。
朝早くに教育委員会の部署に顔を出した後、いったん自分の部屋に戻っていて、……。
そこで、数日分溜まっていた業務報告に、さっそく手を付けていたところだったんだよね。
この先は、トラヴィス伯爵のご家族を真珠のネックレスで誘惑したり、……。
日本の映像をご覧になって頂いたり、……。
伯爵には王党派での地位の確約とか、それと地域の私的教育機関として、寺小屋を勧めたりしたかな。
おそらく、あのご家族は今後私達王党派の一員として、協力体制を構築することになると私は思うね。
まぁ、……。
ここまで、ざっと記してみたけどさ。
「ホォ~~ンと、目まぐるしいっ!」
一体、どれほど多くの工作活動に着手したんだろう?
もう、片手の指だけでは足りないほどだよね。
「……」
さて、……。
この先は、もっと複雑だったりする。
このヤムントの国王陛下で、斎木さんのかつての上官であった瀬田さんの登場。
更には我が心のアイドル、若干5歳のフィルマがご登場だからね。
その2人が加わったことで、私の業務報告は、もっともっと複雑で機密性の高いものに変っていった。
私の美術とフィルマの魔法が連携することでさ、……。
何と3Dポリゴン魔法という、……。
既存の魔法概念を変革する、そんな魔法システムが出来上がってしまったんだよね。
あぁ、……。
ホンと、書くのが難し過ぎる、……。
それに、素描も、その都度ちゃんと残しておかないとイケないんだよね。
私が魔女になったことも含めて、まだまだ書くべきことがいろいろとあるけど、……。
とりあえず、午後はフィルマと王都の街を散策だから。
もう、正午まで20分もないや。
そろそろ、ここら辺でいったん報告を終えておくとするかな。
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