大聖女レティーナ様。
マリアンヌと会ったあと、暫くして、わたしは大聖女レティーナ様を紹介してもらった。
まあクローディアでいた時は遠目に見るだけ、お話ししたことなんか無かったしね?
ほんと不思議な方だった。もう何年も下手したら何千年も生きていらっしゃるって聞いてたのに、見た目は物凄く若いし。
それに。
今にしてわかる彼女の凄さ、それはやっぱりそのマナの大きさに尽きる。
今こうして相手のマナや魔力を、その流れを感じることが出来る様になってわかる。聖女になってたマリアンヌを見た時も凄いなって思ったけど、彼女は桁が違った。
あの伝説のラギレス様、ううん、実際に会ったことないからわからないけど、ラギレス様が人間の限界だとしたら、レティーナ様のマナ、魂はそんな人としての大きさをあっさり超えてるんじゃないかって、そんなふうにも思えるくらいの深淵を感じる。
人が人として存在するのはそこに魂があるからだ。っていうのはこの世界では常識だ。
不思議だよね?
まあ人間、魂が抜けたらただの抜け殻、そんなのは地球の日本でも常識って言ったらそうだけど。
この世界ではそんな日本の考え方よりももっと進んでて、人でも動物でもなんでもそう、その者の本体は身体では無く魂である、って、そういう宗教観? みたいな?
そんな感じに捉えられてたの。
でもってその魂はマナっていう神の氣でできている。
大いなる魂、グランドレイスっていうのが世界には存在して、生きとし生けるものは全てそこから生まそこに還る。
それが世界の円環。仕組み。そう言い伝えられてる。
ほんと宗教っぽいしわたしはそれをただのおはなしだと思ってた。クローディアの意識しかなかった時代はね?
でも。
今にしてはっきりわかる。
見えるんだもの人のマナが、魔力が、その魂の大きさが。
たぶん、今なら幽霊だって見えるかも。
きっと幽霊って、そんな魂が肉体を離れて浮遊している状態なんだろうな。そんな風に感じるから。
わたしの話をいろいろ聞いてくれたレティーナ様、そういうことならと聖女修行を勧めてくれた。
このコントロール出来てないマナをちゃんと使える様にならないと、また変に感情が高まった時に暴走する危険があるからって。確かにね?
修道院を爆発させちゃうのは嫌だよ流石にね。
週に一度魔導師の塔に通ってレティーナ様に教えを乞う。そしてそのほかの時間は街の冒険者組合、ギルドの仕事をこなす事。それが聖女修行の一環としてお勧めされたわたしの今の日常。
普通の聖女は大概騎士団に所属するらしいんだけど、やっぱりね? 貴族ばっかりの騎士団だとわたし、クローディアの顔を見知っている者も居るかもしれないしって事で、冒険者しながら実践することになったんだけど。
でも、良かったな。わたし、今のこのパーティーの面々好きだ。
誰もわたしの過去なんか気にしない。一人の人間として扱ってくれる。それが心地よいの。
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