八十七話 続いてゆく
数日が経過した。
アリシーは未だ目覚めない。その内に眠っているルリさんを憐華さんへと移動させることには無事成功したものの、消費されていた体力は相当なものだそうだ。
そろそろ起きてもいいそうだが……。
実は強制覚醒させるにあたって、リセルさんもかなり危惧を感じていたらしい。それでもアリシーとよく話し合って決めたことなんだとか。
無論。
憐華さんの内に入ったルリさんも、覚醒する気配を見せない。また何やら知らぬ間に力を使ってしまったのか、起きている余裕さえもないそうで。
こちらの方はただぼんやり待っているだけだと一年掛かるが、そこまでの時間は恐らく取れない。なのである程度ルリさんの力が回復したら、リセルさんに強制覚醒をして貰うという手筈になっている。
その際に負担を受け持つのは憐華さんなのだが、元々の相性に加えてグリーフの援助で持たせるそうだ。
どのみち、そこでは僕らと話をさせるだけだ。
世界はルリさんが手を加えなくても、しっかり回っている。もう世界は自壊を起こしやしないし、ここに住む者達も割り切っている。
既にここ数年、転移は起きていない。正確にはいつからか知らないが、僕が最後に見た転移の現場はアグリル・エスペランサーの登場だった気がする。
とにかくもう、ルリさんは何もしなくていいんだ。自らの身を削って世界を救おうっていう考えは立派だけど、そこまでする必要なんてない。
たとえ結果的に自分が招いたことなのだとしても。
「ちょっと、外の様子を見てきます」
僕は隣で立っていたグリーフへ告げる。
ここはグリーフの創り出した隔離空間の中だ。レイジやメリーさんに簡単に発見されないよう、基本的に僕、憐華さん、竹内、グリーフはこの中で時間を過ごしている。
僕のように何かしらの行動を起こす際は流石に出ていくしかないが、何でもない時まで外界に顔を出していると危ないからだ。二十四時間継続的に隔離空間を張れるのであれば、そこに居るのがもっとも安全ってものだろう。
「あなたに関しては言っておく必要もなさそうですが、なるべく気配は断って行動して下さいね」
「細心の注意は払っておきます。これでも不安ですが」
気配の遮断はアリシーの十八番だが、僕は彼女ほど上手くやれない。経験からして当たり前だけど。
「一応ですよ。この付近に彼女達が近寄ってくる可能性は少ないでしょうし」
「はい。それじゃあ行ってきます」
グリーフに許可された人間であれば、いつでも出入りが行える。僕が隔離空間から出ると、そこは宿の部屋だった。出口はここに繋がっている。
その部屋ではリセルさんが何かしらの作業をしているみたいで、色とりどりの布を相手に悪戦苦闘をしていた。
「あ、律樹さん」
「何してるんです?」
近寄ってみれば、リセルさんの手には裁縫道具が。なるほど、服でも作っているのかな。
「針とかは危険なので注意して扱って下さいね」
「わ、分かってますよ」
おぼつかない手で裁縫道具を触る様子だけ見ると、危なっかしい。リセルさんは不老不死だけど不死身じゃないんだから、針が刺されば血は出るんだ。……いやまあ、ちょっと心配し過ぎか。
「アリシーの様子見て来ます」
内職の邪魔をするわけにはいかないな、と僕は部屋の扉に手を掛ける。
開いて出て行こうとしたところで――リセルさんに、呼び止められた。
彼女はこっちも見ずに、警告する。
「気を付けて下さい」
「……何に、ですか?」
僕だけがリセルさんの背中を見つめ続けること、数秒。分かり切っていたような回答が返ってきた。
「言われずとも、もう自分で気付いているんじゃないのですか?」
僕は、答えなかった。
答えないまま、部屋を後にした。
アリシーは起きていた。ぼんやりと、寝ぼけ眼で瞼をぱちくりと開いて閉じて、視界も定まっていないような瞳が僕へ向けられる。
その無防備な姿から、いつものアリシーは感じ取れなかった。
いつからそうしていたのだろうか。
セラはいない。奴は主にこの中での立ち位置は料理当番だったはずだが……ああ、キッチンに鍋が置いてある。作り置きでもしたんだろうか。冷たいが、鼻で深呼吸すると良い匂いがする。
「ん……りっ――……」
「うん?」
「あれ、なんで、ここに、律樹が」
そっちの方に顔を向けていると、か細く僕を呼ぶ声がした。それには敢えて知らぬ存ぜぬを通し、次の言葉には返事をする。
「おはよう。ちょっと、訳あってね。アリシーが落ち着いたら説明するよ」
相変わらず寝起きは悪いらしい。もっとも、僕を見た瞬間から何か急速に意識がはっきりしていったが――そういうことなのだろう。
別に寝起きくらい、そんなに気にしやしないのに。そういう問題じゃないのだろうけど。
「良い報せと悪い報せ、どっちから聞きたい?」
「じゃあ、良い報せから聞きたいかな」
少し戸惑うようにして首を傾げたアリシーだったが、観念した様子でそう言った。ここに僕が居る時点で、アリシーが今までやってきたことは全部知られていると悟ったのだろう。
別に、どうもしないよ。どうしようもない
「キルトナが見付かったよ。嬉しいことに、目的をこなしている最中で偶然たまたま出会ってね。彼も今はこの町に来ていて、またその内会えると思う。アリシーが“いない”間、来ていたみたいでさ」
「そう、なんだ。うん、よかったよ」
口ではそう言ったものの、アリシーはあまり嬉しそうにはしていなかった。というか、僕の言葉に別の意味を強く感じたに違いない。この言葉選びをしたのは僕だけど、まあ、そこまでの意味はないよ。
その間、何をしていたのかはちゃんと教えて貰うけれど。
「悪い報せの方は、どうする?」
「聞いた方がいいよね? んーあたしも無関係ってわけじゃないし」
ん?
ああ。
そうか。そうだったね。
「簡単に言うと、ルリさんが見付かった。これを悪い報せの方に含んだってことは分かってるよね」
「うん、だからこっち、来たんでしょ」
「そういうことになる。先に言っておくけど、アリシーは全く悪くないから何も後ろめたさを感じる必要はないよ」
「うん」
僕はアリシーに、これまでのことを説明した。アリシーと別れてからの短い期間。レイジに遭遇してしまったこと、憐華さんが現れたこと。キルトナへの関与だけは全て省き、何があったのかを簡潔に伝える。
「そういうわけで、今アリシーの中にはルリさんはいない」
「そっか。それで……」
「正直言って、状況はあまりよろしくない。たとえ全てのキーであるルリさんがこちらにいるんだとしても、今こうやって隠れていることを強いられている。レイジに見つかってもエクサルに見つかっても、おしまいだ。僕達の戦力じゃ間違いなく撃退はできないし、少なくとも僕とルリさんだけは消されるだろう。だから、少しでも状況を優位に保っておきたい。アリシーがルリさんとどこに出掛けて何をしていたのか、教えてくれる?」
「ちゃんと言葉を選んだね……律樹も大分狡くなったってことかな。いいよ、教えてあげる。こっちに来て」
手招きをするので、僕は素直にアリシーの元へと近寄った――瞬間、羽交い締めにされていた。
がちりと首をホールドされ、アリシーの右腕が食い込んでいる。勿論見た目に反して割合大きな胸も背中に当たっているのだが――苦しさが勝った。
「あーあ、そこんとこ変わらないんだよね。いつ私が律樹に襲い掛かるか分からないんだから、常に気を付けておかないと」
「だから殺気がなきゃ分からないんだって……てかなんでアリシーにまで気を付けなきゃ」
「言ってたね。でもそれってつまり殺す気がない殺しなら対応できないってことだよね」
「いやぁ……まぁ、そうなるのかもしれない、けど。誰ができるの? それ」
「あたし」
「……うん、だろうね」
「そういう卑怯なことするんだったら、せめて話す間だけは優位に立たせてくれないと」
「優位のレベルが生殺与奪の権限って、とんでもないな」
「何言ってんの、やろうと思えばいつでも雷で反撃できるでしょ。それに律樹は殺さない。殺せないし、そうじゃなきゃ律樹の言葉は卑怯でもなんでもなくなる」
そりゃそうだ。
アリシーは僕を殺すことができない。いいや、世の中には好意を持った人間を殺してホルマリン漬けにしてしまうような人間もいるけれど、アリシーはそんな人間じゃない。
まぁ、僕がアリシーに言ったのは、つまり「話してくれないと僕がレイジかエクサルに殺されちゃうかもよ」っていう逆脅迫染みたものだった。
アリシーがルリさんとどのような言葉を交わしていたのかは知らないけど、その内容のどこかに僕には話さないでとか言われていたら困ってしまうから。
その為にこう言った。
それにはアリシーが僕に死んで欲しくないと思っていることが前提で絶対条件。それをクリアしていることは知っている。
だから卑怯。
「ちなみにこの体勢さ」
「何?」
「アリシーの胸がほとんど直接当たってるんだけど、いいのかな」
「いいよ別に。そんなこと言っても離してあげないから」
駄目だった。
驚きも恥じらいも見せてはくれなかったアリシーだが、ホールドしていた腕が更に強く首に食い込む。
あ、ちょっと待って。それは本当に息できない。助けて、その反撃は予想してませんでした――。
閑話休題。
見ようによってはアリシーに抱き締められている――ような格好のまま、僕は彼女の言葉を聞かされていた。
ぶっちゃけて言えば、アリシーはルリさんの行動を加速させるために布石を張ったのだ。
改変式。
アリシーという実体を持ったルリさんは、過去に三姫と激突した際の地、荒廃したあの空間にその類の術式を組み込んだ。
激しい戦闘の末に散らばった全ての禁術の残滓を吸収し、自らが勝手に巨大になってゆく術式だ。
勿論、その大元の術式を展開させるに至ったアリシーには負担が掛かるのだが――一度発動さえしてしまえば、後は自己増殖を繰り返すだけ。まずは残滓を食い潰し、次に自分の災厄を喰って更なる膨張を遂げる正に最悪で災厄の力。
それらの用途は単純に、ルリさんのエネルギーとなる。即ち改変の力。計画の最終段階を終わらせるための、最終準備の一つ。
その地は元々混沌としていた気配を放っていたため、ちょっとやそっとの変化では誰も気付くには至らない。よってレイジやメリーさんが察知する頃にはもう遅く、対策するには時間が足りない。
そんな危険な代物を設置して、アリシーはこちらへ帰ってきた。
何故アリシーがルリさんに協力したのかは分からないが、とにかく。やってしまったものは仕方ない。
「アリシー。それだけ?」
「他には何もやってない。色々な点で余裕がなかったし、猶予もなかったから」
彼女が出掛けたのはほんの数日間のことだ。いくら瞬間移動が使えるといっても、あまり大規模なことはそうポンポンとはできないか……。
「分かった。後一つだけ、聞かせてくれないかな」
「何?」
「どうしてルリさんの手伝い、しようと思ったの?」
僕が何をしようとしていたのか、アリシーは知っていたはずだ。
アリシーはルリさんが何をしようとしていたか、聞いたはずだ。
「さぁ、なんでだろうね。あんまり意識はしていないよ。してなかったけど、ね。エルリアさんは、律樹が思ってるほど悪いことをするつもりじゃないらしいよ」
「知ってるよ。少なくとも僕の予想からは離れたものだったけど、遠く離れたわけじゃない。僕としては、あんまり変わらないんだ。今でもルリさんを止めるつもりでいるよ。いや――止めるんじゃなくて、お願いするのかな」
「お願いって?」
「それは彼女に直接言うさ。どんな内容かは決まっているし、必ず成立させるつもり」
自信満々に言うけれど、こんなのアリシーに締め上げられている絵面じゃ情けないんだよなぁ。
「そっか。律樹がそうしたいんなら、そうすればいいんじゃないかな」
「なんだそれ」
既にほとんど触れるだけになっているホールド状態は、むしろ心地が良い。
アリシーは僕の右肩に顎を乗せ、耳元で囁いた。
「あたし、律樹に黙ってることあるんだよね」
「……教えるつもりは?」
「絶対に教えてあげない。律樹が気付いているかそうでないかは別にしても、あたしの口から言うつもりは絶対にないよ」
「……」
黙っていること。
アリシーが何か大切なことを隠している。
ルリさんに関わることで、重要な一部分なのか。
アリシー個人でのことなのか。
それとも思わせぶりなことだけ言って、本当は何もないのかもしれない。
「あ、も一つ。よくは知らないしまだ会ったこともないけど、憐華って人も同じこと隠してると思うよ?」
「……え?」
「多分、だけどね」
少しばかりの間。静寂。
「すっごく気になるんだけど。僕が何やっても教えてはくれない。よね」
「ん? 本当の意味で何でもしてくれるなら教えるかも」
「……それって例えば?」
「あたしの物になってくれるとか」
「……聞かなきゃよかったかもしれない」
特にこの状況で言われると全く洒落になっていない。
まぁ、当然か。話すつもりなら最初からこんなこと言うはずないもんな。
だからこれは、アリシーの意地悪だ。
「安心して。大切に扱うよ」
「そういうことじゃないんだけど……」
苦笑しつつ返せば、アリシーは僕の拘束を解いた。軽く抵抗すれば抜けられる程度の拘束ではあったが、そうしなかったのは何故だろう。
考えるまでもないことだった。
解放されてから、僕はアリシーに向き直る。
「心配しなくても、全部終わった後には気付けると思うよ」
「何をして“終わり”を指すのかは分からないけど……そっか、どこかで気付けるんなら、聞かなくていいさ」
大体の予測は付いているのだし。
皆が僕に隠し事をする時、それは大体“僕のこと”なのだから。
そういう場合、決まって優しい隠し事だ。
だから、いい。
「でも、終わりは来ない方がいい。恐らくはルリさんの計画が終了した段階で終わりを指すのだろうけど――僕はそんなの望んじゃいないし、結構そういう人も多いだろうから、さ」
特に直接影響を受ける三姫の全員、とか。
ギンラの言葉については、今になっては伝える必要はなさそうだけど。
「この世界はもう、自力で生きている。ルリさんが手助けしなくとも、生物は生きていく。生きようとする。確かに始まりは理不尽なそれだったかもしれない。そこで理不尽のまま死んでしまった者もいるかもしれない。でも、こうして今を生き抜く者がいる。着実に文明レベルで世界は発達するし、同じように生物も成長していく。そこにルリさんの意図的な介入を挟まなくても――ちょっと遅れるかもしれないが、問題はどこにもない。だから」
僕はこう締め括る。
「ルリさんがこれ以上頑張る必要はないんだよ。これ以上身を削る理由なんてのはどこにもありはしないんだよ。後は“僕ら”に任せておけばいい。それなりに上手くやってみるから」
「それって律樹がエルリアさんに言うこと?」
「まぁ、大体そんな感じ」
「そっか」
アリシーはなるほどねと呟いた。
「僕らってのは、誰のこと?」
「んー……別に個人個人を指すんじゃなくてさ、ルリさん以外の全員って感じだよ。誰かが一人でやろうとしても駄目なんだから、だったら皆でやればいい。そうすりゃ一人でやるより上手く行く」
「おお、律樹も成長したね? 含蓄あるよ」
素直に関心された。
なんでだろう、どことなく馬鹿にされている気さえする。
大人に見守られる子供みたいな感じだ。
止めてくれよ、こう見えて僕も大人なんだぞ。ランサーが言ってた。
「で、そこにエルリアさんが入っていないのには理由があるの?」
「ああいや、除け者にしてるってことじゃなくて。なんて言えばいいのかな……そのまんまだよ。もう充分頑張ったんだから後はこっちに任せろ! ってやつ」
一人は皆のために、皆は一人のためにだっけかな。ワンフォアオールオールフォアワン。
大体合ってると思う。こっちの世界でそんな名言は存在しないけど。
「ふぅん。じゃあその意見に則って、一つ」
アリシーは僕を指差し、言った。
「あたしからすれば、頑張らなくていいのは律樹だよ。もう律樹は充分頑張ったよ。誰よりも必死に動いて、誰かのために傷付き続けた律樹はもう頑張らなくていいんだよ。とっくのとうに限界値を超えちゃって、律樹はそれでも頑張ってる。エルリアさんと同じくらい無茶して無理して無謀なことを一人でずっと、やってきた。もう休んじゃいなよ? 後はあたしたちが意志を継いてあげるからさ」
「……僕はまだ、言うほど頑張っちゃいない。それに、まだやらなきゃいけないこともあるから、ここで止まる訳にはいかないよ」
「あー……もう、言うと思った。律樹らしいと言えばらしいけど、そこんところは全然成長してないよね、律樹」
今度は指摘された。
何が駄目だっていうんだろう……僕にしかできないことは、まだ残されてるんだけどな。ここで止まれないのは確かなのに。
「まぁ、今更かな。いくらなんでもこんな最終局面で、律樹が止まれるはずがないもんね」
「うん、そうだね。止まれないよ。止まるつもりもない」
――そうだ。ルリさん説得した後が、大一番。戦わない戦わない言っても、あの二人を納得させる必要がある。
存在自体が暴力のような赤色に、意外と真意の掴めない紫色。どちらも殺すの一点張りなもんだから、説得は絶対にできない。
全部終わったと“納得”させなければいけない。
そのためにはどうするか……。いや、まあ。ルリさんの説得も終わってないのに、先走っちゃいけないか。
「……ん」
がちゃり、と。
玄関扉を開く音がして、どたどたと廊下を小走りでやってくる足音が鳴る。
「ああ、お帰りセラ」
「おっ、アリシー起きたの? 律樹も居るみたいだし、これは丁度いいわ」
セラだった。どこに出掛けてたんだが知らないが、何やら用があって戻って来たらしい。
「何が丁度いいのか分からないんだけど」
「それくらい察してもいいんじゃないの? アリシー見て律樹君見て丁度いいって言ったら用事なんて一つしかないでしょ」
「まあ確かに」
片方ならともかく、両方に用があるってんなら――それしかないのだろう。アリシーが起きていること自体は予想していなかったみたいだけど、この部屋に僕が居て「丁度いい」って発言が出るんなら。
「ほら、あれよ。キルトナと外でばったり会ってね、ここの近くだったから、ついでに呼びに来たってわけ」
やはりキルトナか。
しかし、ここでこのタイミングでセラとばったり偶然出会って話し込んで、場所は丁度この付近。それでもって僕とアリシー……少なくとも“僕”は呼びたかったわけだ。
何もなければそれが一番いいのだけど。
さぁ。どうだろう。
――最新の注意と、それから最低限の準備くらいは済ませてからの方がいいな。
「了解。んじゃちょっと待ってて、アリシーも今起きたばっかだし着替えたりもするでしょ。その間、僕も出掛ける準備をしてくるよ」




