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絶望、しかし希望を得よ

あけましておめでとう御座います、かなりスローペースですが、今年もよろしくお願いします。

「・・・・・・・・・・」


「ごめん、私、動けなくて、反応出来なくてぇ……!!」


「我々が無理に連れてこなければ……あなたたちを巻き込まなければ……」


「・・・・・・・・・・」


ラミエラが死んだ。周りの奴らが何か叫んでるが、何も聞こえない、何も分からない。


(・・・・・・・玲真?)


なぜこんな事になった?騙したギルドマスターのせいか?無理矢理協力させたこの国の聖女と聖騎士長か?傍にいたのに戦えなかったミザイアや勇者のせいか?それともラミエラを狙った魔人どものせいか……?ちげぇ、全ての始まりは……


「俺の、せい、か……」


「レイシン……?」


そもそも俺が離れなければ良かった、相手の狙いが聖女か聖騎士長だとしても近くにいれば良かったんだ、聖騎士長は俺より強い、俺が傍に居れば……そもそも、俺と出会わなければ、ラミエラはあの学園で、まだ生きてた筈だったんだ……俺が、連れ出した……ラミエラを、連れてこなければ……。


「ひっ!?」


「レイシン!!どうしたの!?聞こえないの!?」


ああ、何でこうなったんだ?俺は今まで何をやってた?なぜ死なせた?傍を離れたんだ?なぜこの国の連中を守ろうとした?俺からすればどうでもいい奴らだったんだ、ラミエラの方がよっぽど大事な存在だったんだ、油断してた?自分の強さを信じすぎたんだ、俺は戦いで何を学んだんだ?俺は……


(・・・・・真!!玲真!!落ち着かんか!!玲真!!殺気を漏らしすぎだ!!)


・・・・・・なあ、ガルゴ、魔人どものいる魔大陸ってどうやったら行ける?


(無理じゃ、今お主じゃ入れても……)


・・・・・・・何で……


「何でなんだよぉぉぉぉぉぉ!!」 


ズガァァァァァン!!


「きゃっ!!」


「レイシン……!!」


俺は思わず地面を思い切り殴った。地面に巨大なヒビが入り、俺の拳から血が出るが、そんなの何も感じない。ただ……苦しかった……。


「・・・・・・・悪いが、ラミエラは連れてく」


「レイシン、待っ……!!」


「今は……二人にしてくれ……」


俺はラミエラの遺体を抱えてその場を離れた。少し走り、近くの森に入った。


「懐かしいな……なあ、ラミエラ、俺とお前が修行の為にダンジョンに入ってさ、その時だったか、ドラゴンに腹ぶち抜かれてよぉ……お前が助けてくれたよな」


ラミエラの遺体に話しかける。返事など返ってこない。


「なあ、俺さぁ……誰かをこんなに好きになったの、初めて、なんだよ……こんなに、後悔するなんてさ……知らなかったんだ……別れが、辛いなんて……」


ポタポタポタポタ……


「ごめん、ごめんなぁ……俺、守るって……約束したのに……約束……守れなくて……ごめんなぁ……!!」


俺は、今まで生きてきた中で、初めてこんなに涙を流してると思う。涙を流すたびに、後悔が大きくなっていく。


「・・・・・・どうすりゃ、いいんだ……」


絶望、あのドラゴンと戦ったときとは違う絶望、生きる気力がどんどん抜けていくのが分かる。もう、動きたくも無い……。


(・・・・・・玲真)


・・・・・・なんだよ。


(もし、もしもだ・・・・・ラミエラを連れ戻せる可能性があるとしたら……どうする?)


・・・・・・・・は?


「どういう、意味だ……?」


(ラミエラを生き返らせる可能性が、ほんの僅か……極小な可能性がある)


「ラミエラ、を……?」


(死ぬかも知れん、失敗するかも知れん、それでも……挑むか?)


「・・・・・・・・・」


ガルゴが選択を迫ってきた。死ぬかも知れない?失敗するかも知れない?そんな……そんなの……


「やるに決まってるだろ!!教えろ!!ラミエラを生き返らせる方法を!!」


(よく言った!!では向かえ!!人類が侵略出来なかった神聖なる大陸に、清大陸に!!)

次回は清大陸に向かいます。ラミエラは復活するのか?もしよろしければブックマークとコメント、レビューお願いします。

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