惨劇、恐怖と絶望
また遅くなり申し訳ないです。
その悲劇は、ラミエラ達が玲真と別れて、直ぐに起きたのだった。
「さあ、私達も移動するわよ」
「うん……」
「な、何なのよあいつ……魔人を一撃って……」
(これが獄炎王の加護、そしてその武具を持つ物の実力……お兄様が勝てたのは、果たして必然だったのでしょうか……)
そして、四人が動こうとしていた時、彼女達にとって最厄が舞い降りたのだった。
「あら~、聖女いるじゃな~い」
「「「「!!!」」」」
四人の目の前に降りてきたのは、魔人十二柱の一人、ビザルスト・ワーティガンの妹、レルヴィ・ワーティガンだった。
「ま、魔人十二柱……!!」
「そ、そんな、お兄様は……!?」
「ああ、あいつなら私が呼び出した毒人形と遊んでるわよ、しつこいったらありゃしないわ」
その佇まいは、彼女達に死を覚悟させるほどの威圧感を放っていた。
「まあ、あんたを殺すのも大事だけど~……弱いし、それに~」
ジロッ
「ひっ!!」
「あんた、アラックの奴が見張ってた規格外でしょ」
レルヴィはラミエラの方を見てそう言った。
「ら、ラミエラ、下がりなさい!!」
怯えるラミエラの前に、震えながらもミザイアが前に出る。
「あら~?ハイエルフ?珍しいわねぇこんな所に」
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
「あら?」
そんな話を淡々とするレルヴィの周りに、聖騎士達が取り囲む。
「聖女様!!ここは我々が押さえますので……!!」
「邪魔」
ピッピッピッピッ、ズシャア!!
「は、は、なんて、ことを」
レルヴィの腰の付け根辺りからサソリの尾が生えると、当たりの聖騎士をバラバラにする。
「あ、あ、見えな、かった」
風の勇者であるリンダは、あまりの恐怖で腰を抜かして動けなくなっていた。
「やあねぇ、そんなに怖がっちゃって……ま、いいわ」
ヒュッヒュッ、バスン!!
「は……?」
「え……?」
「が、ごふっ!!」
レルヴィのサソリの尾は、正常化であるハリアでは無く、後ろにいたラミエラの胸を貫いた。
「ら、ラミエラぁぁぁぁぁ!!」
「聖女よりもあんたを殺しておいたほうが良さそうだわ、それじゃさよならね~」
ヒュン
それを言い残して、レルヴィはその場から姿を消す。
「嘘、でしょ、ラミエラ……そんな……」
「あ、あ、ぅゎぁぁぁぁ……」
ミザイアはその場で膝から崩れ落ちた。ハリアはその場から動けなくなり、リンダは恐怖が精神力を超え失神してしまっていた。ラミエラ・バーボートンは、まるで虫を潰すがごとく、殺されたのだった。
レルヴィは結構強いですが、玲真と戦うと負けます。相性の問題です。もしよろしければブックマークとレビュー、コメントよろしくお願いします。




