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交渉する、最悪の気配

月1投稿で申し訳ございません。現在私もなかなか時間が取れていません。何とかお盆にはもう一度投稿する予定です。

「・・・・・・ん?」


イテテ……何処だ?ここ、妙に綺麗な部屋だが……


(ようやく起きよったか、馬鹿者め)


あ?誰が馬鹿って……そうだ!!気絶させられたんだった!!ラミエラとミザイアは!?無事か!?


(大丈夫じゃよ、一応他の客間に案内されとった)


そ、そうか……無事か……良かった……


(ドアホ!!何も良くないわ!!)


おおう……まあ……うん……そう、だよな……


(全く、今回、たまたま相手にお主を殺す気が無かったから良かったが、もし仮に殺意を持った相手だったら、危うく全滅じゃぞ!!感情的になるのは未熟者の証じゃ馬鹿たれ!!)


はい……すいませんでした……反省します……


(たくっ……しかし、厄介な事になったの)


ああ……なあ、どうにかして逃げれねぇかな?


(難しいの、かなりの数の聖騎士がおるし、監視もされとる。逃げたら更に面倒な事になるの)


クソかよ、あいつら……しかし……


「あれが、Sランク冒険者の実力か……」


一瞬、俺が哭破を振るおうとした瞬間……気付いたら気絶してた……俊敏性は俺が勝ってたんだが……


(S級のスキルの習得難易度はA級のスキルの比では無い、だからこそ、習得したものの強さは高くなる)


なるほどね……


ガチャリ


「お目覚めか、異邦から来た人よ」


「・・・・・・皮肉のつもりか?てめえ」


俺達が考え事をしていると、俺を気絶させた張本人が部屋に入ってきた。


「そんなつもりは無い、まずは改めて謝罪を、そして再度願いたい。どうか力を貸して頂きたい」


「だから、お断りだって何度も……」


「今回のみでいい」


「・・・・・は?」


「今、この聖王国サリガナに魔人の軍勢が向かってきている。これを迎え撃つには兵が足りない……だから、今回のこの迎撃を凌ぐことが出来たら、我らはもう君達には干渉しない……どうか、力を貸して欲しい」


そう言って、相手は頭を下げる。うーん……嘘は……言ってねぇな……どうするか……。


(ふむ……仕方あるまい、今回、だけは力を貸してやれ、最悪わしがどうにかしよう)


・・・・・・・面倒を避けるにはそれが一番か。


「・・・・・・分かった、今回、今回だけだ。それ以降は知らねぇぞ」


「ありがとう、今回だけでも十分だ」


そうして、奴は部屋を出て行った。しかし……。


(どうかしたのかの?)


いやな……何も無ければ……いいなってな。




この時の玲真の想いが、叶う事は無く、最悪の事態を招くとは、まだ気付いていなかった。

次回、最悪の結末。もしよろしければ、ブックマークとレビュー、コメントよろしくお願いします。

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