罠にはまる、Sランク冒険者登場
最近リアルが忙しくてなかなか手が付けられません。
ニュイン
「ほら、とりあえずリノア山脈に一番近い場所に出たわよ」
「よっと……ここ何処?」
「多分……リダルタ湖の……近く?」
「正解よ、この辺りまでしか私も来たこと無いから」
あー、リダルタ湖って聞き覚えあるな?確か浄化依頼……だっけ?
(うむ、リダルタ湖の汚染はもうかなり昔から直っとらん。具体的には500年くらいじゃな)
何でそんなヤバい依頼がAランクのまんまなの?Sランクの依頼じゃねぇの?
(答えは簡単、Sランク冒険者を使うほど難しく無いからじゃ)
は?500年も汚染されてんのに?
(いやまぁ、リダルタ湖の浄化は労力に比べて得るものが少なすぎるからの……誰もやらんのじゃよ。気になるなら行ってみるかの?)
面倒くさいからパス、さっさとリノア山脈に向かう。
「そんで?リノア山脈はどっち方面?」
「そうねぇ……このまま南かしら?それで途中川があるからそこを下ればリノア山脈の筈だけど……」
「あやふやっすね」
「仕方ないでしょ、本当にあの辺り何も無いから行く事が無いのよ」
どんだけ何も無いんだよ、あれであってる?
(あっとるぞ、まあ行くまではあまり警戒せんでええ、じゃが……)
着いたら警戒しろと、了解。
「それじゃ、二人とも運ぶから乗ってくれ」
「乗れって……何処に」
「こう、俺の肩に乗る感じで」
「うぅ……ご飯……出ちゃう……」
いや我慢してくれ、頼むから肩の上で吐かないでくれ。
「それじゃ、失礼するわね……意外に硬いわね、あんたの体……」
「そりゃどうも、ほれ、ラミエラも」
「うぅ……」
そんなに嫌か……泣いちゃうぞ?さすがの俺も。
「それじゃ行くぞ……あ、マックスで行くから口閉じとけよ」
「え、ちょっと、待っ」
グッ……ドゴォン!!
ラミエラの言葉虚しく、玲真は自信が出せる全速力で走り始めた。
2時間後、リノア山脈付近の村
・・・・・ヒュゥゥゥゥ、ズッダァン!!
「この辺りか、ほれお嬢さん方、着いたぞ」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
あれ?反応が無い、気絶してる?
「おーい、ラミエラ、ミザイア~?」
「・・・・・・・うっぷ」
「うっ!!」
※少しお待ち下さい※
「二度と……二度とレイシンに抱えられて何処かに移動しない」
「だから……言った……のに」
・・・・・詳しくは言わないが、悪いことしたな、うん。
「え、ええと、確かこの付近にダンジョンが出来たんだったな、たまには俺が探そうか」
(待て!!それ以上動くな!!)
ブゥン
「は?」
「レイシン君!!」
「ちょっと!!これって……!!」
フォン!!
「な……なん、だ?」
なんか、足下が光ったと思ったら……何処だここ?もしかしなくても転移させられた?
(油断しとったな、足下に転移の術式があったんじゃよ……しかも……ここは……)
え……なに?どこ?なんか神殿ぽい見た目だけど……。
「お久しぶりです、レイシン様、ラミエラ様それにミザイア様」
「あんた……なるほど、はめられた訳ね、勇者に」
目の前に居たのは、光の勇者であり聖女、ハリア・アタニスクだった。
「な、何で勇者の一人が!?もしかしてここ……神王国サリガナ!?」
「なるほど、ギルドマスターに圧力をかけてわざわざ俺達をあそこにおびき出した訳ね……」
「はい、彼にもあなた方にも申し訳無いと思っています」
「はっ、どうだか……てか前に言わなかったか?俺達にちょっかいかけたら、殺すって」
そう言って、俺は龍破に手をかける。
「・・・・・・・・!!」
「覚悟はいいな?」
「ちょ、早まらないで……!!」
「レイシン君……待って……何か……来る」
何か?一体何が……。
「止めて貰おうか、異邦から来た人よ」
「あ?誰だてめぇ」
聖女の後ろから、立派な装備の男が出てきた。
「ちょ、ちょっと、まさか、この人……」
「お兄様……」
お兄様?まさかこいつ……!!
(ここで出てきちまったか……面倒な)
「私はこの国の聖騎士長にして、Sランク冒険者、ランドクス・アタニスクだ」
目の前に現れたこの男は、この世界に四人しかいないSランク冒険者の一人だった。
次回はこの聖騎士長さんと、少しだけ戦います、少しだけ。もしよろしければブックマークとレビュー、コメントよろしくお願いします。




