四つ目の依頼、オーガバーサーカーを協力で倒す
今回は今までほとんど出てなかった王国の近衛兵が出てきます。
王都サンタラニア、郊外
ニュゥン
「一瞬で着くってやっぱり便利過ぎるな」
「ふふん、私の強みの一つだからね」
「でも……少し酔った……うっぷ」
ラミエラがヒロインとしてやってはいけない事をやろうとしている、止めた方がいい?
(ほっとけ、吐こうが吐かまいがお主には変わらんじゃろ?)
まあね、俺も初めて人間の死体見たときにはゲロッたし。
「さて、この辺りにオーガバーサーカーがいるって話だが……オーガリーダーは倒した事あるけどオーガバーサーカーってどんな感じなんだ?」
「一緒にダンジョン行った時に……倒したオークバーサーカーのオーガ版……かな?」
なるほど、また突然攻撃速度が早くなるのな。あれずるい気がする。
(お主は何を言ってるんじゃ、速度で負けん事の方が多いじゃろ)
まあな、ビザルスト、混沌腐乱死体くらいだな。
「あんたら、オークバーサーカーも倒してたのね……バーサーカーになってる魔獣や魔物は変異種で、通常種よりも危険なのよ?」
「そうだろうな、オークバーサーカーはラミエラが一撃で蒸発させたけど」
「・・・・・・・もう驚かないわ」
「それがいい、ラミエラの魔法はぶっ飛んでる」
「褒められてる……の?」
褒めてるよ~超褒めてる。
「そんで?一体どこにオーガバーサーカーが……」
ヒュゥゥゥ……ドゴォン!!
「うおっ!?なんだ!?」
「これは……」
「ひっ……!!」
壁に人間が埋まってる……?いやどういう状態だよこれ、グチャグチャじゃん。
「この鎧、この国の近衛兵のものよ!?」
「へ?このグチャグチャの肉塊兵士さんなの?」
「ごめん……吐きそう……うっぷ、うっ」
「え、待てラミエラちょっと待てここじゃなくて」
※少しお待ち下さい※
「ごめんなさい……」
いやまあ……グロいし多少はね?
「ほら!!早く助けに行くわよ!!」
「ラミエラ、口ゆすいどけ、ほれ水だ」
「ありがとう……」
さて、肉塊が飛んできた方向に行くと、複数名の鎧を着た兵士達が赤黒いオーガと戦っていた。既に足下にグチャグチャになってる肉塊が転がってる。
「あれがオーガバーサーカーね……何で依頼出してるのにこの国の兵士達戦ってるの?」
「多分……受けたのが……遅かったから……かな?」
「だから討伐に乗り出したのね……でも……」
実力足りてないな、あいつら、平均成長率30ちょっと、一番高くて38だぞ?対してオーガバーサーカーは……
オーガバーサーカー、成長率400
体力150000
筋力2000000
防御力800000
俊敏性10000
魔力0
やべえな、スキル無いけど掠ったら死ねるな、実際死んでるし。
「あ、また一人死んだ」
「どうするのよ、早くしないと」
うーむ、どうするかな、ちょっち怖いんだけど。
(ふむ……なら、お主らのコンビネーションを強化するかの)
コンビネーション?
(折角パーティーを組んでるんじゃ、力を合わせなくてどうする)
あ~……なるほどね……。
「それじゃ、ラミエラ、あいつの両腕吹き飛ばせるか?」
「え?多分……出来る……でもあれじゃ……近衛兵の人たちにも当たる」
「ああそっか……それじゃミザイア、あいつの動き、止められるか?」
「出来るけど、ずっとは無理よ?筋力にかなり差があるし……あいつ筋力どの位?」
「200万くらいだな」
「それなら10秒程度ね」
おーう……筋力に差があればあるほど拘束時間短くなるのか……いや、むしろラッキーか。
「なら、ミザイアが拘束した瞬間ラミエラがあいつの両腕吹き飛ばしてくれ、俺が気を引くから」
「危なくない?だったら拘束したらラミエラが魔法で……」
「それじゃ行くぞ~!!」
ヒュバン!!
「話聞きなさいよ!!ああもう仕方ないわね!!」
すまんな!!その方が安全なのは分かるがラミエラの魔法で吹き飛ばすと素材まで灰になるんだよな!!
「お前ら邪魔だぞー!!」
ズガン!!
近付いた瞬間オーガバーサーカーの頭に蹴りを入れてやった。ついでに兵士さん達にも警告しとく。
〈グガァ!?〉
「だ、誰だ君は!!危険だから離れなさい!!」
「危ねぇのはあんたらだから、ミザイア!!」
「影呪縛!!」
ニュイン、パシン!!
〈グガァ!!〉
「うわっ、重た……ラミエラ早く!!」
「風切断!!」
ズパン、ブシュウ!!
〈グギャァァァァァァ!!〉
ラミエラとミザイアのお陰で安全になった、そんで……。
「一撃で沈めりゃ問題ねぇだろっと!!」
ズパァン!!ドチャリ
オーガバーサーカーを縦に真っ二つに切断する。断末魔も上げずに死んだな。
「ふぅ……肝冷えた」
(何でわざわざ蹴り入れたんじゃ?掴まれてたら死んでたぞい?)
いや、気を引くならこの方がいいかなって……。
(お主、結構阿呆な事やるのが癖になっとるな?)
気のせいじゃ無いですかね。
「ちょっと~!!危ないからもっと慎重に行動しなさいよ!!」
「レイシン君……危ないよ」
「すまんすまん、まあ結果的に良かっただろ」
「あ、あなた達は一体……」
あ、生き残った兵士達忘れてた。3人くらいしか生き残らなかったのか。
「我々はAランク冒険者です、こちらはラミエラとレイシン、私はミザイアと言います」
「Aランク冒険者の方々でしたか……ありがとうございます。お陰で助かりました……」
「いえいえ、我々が遅かったばかりにこれだけ被害を出してしまって……よろしければ、私が城までお送りします。この方達と供に」
「そんな!!命を助けて頂いたのにそんな事まで……!!」
「いいのです、命をかけてこの国を守るあなた達に敬意を表して、これからもご尽力下さい」
ニュイン
「ふぅ……何よあんた達その顔」
「いや……なんか……」
「キャラじゃねぇなと思って」
「何ですって」
そういやこいつエルフの王族だったな、あれが対外式のキャラなのね。
「ま、それじゃこいつの素材を解体してドルシンの町に戻るか」
「そうね、それじゃこれからもガンガン依頼を受けて修行するわよ~!!あ、ちなみに私成長率上がったわ」
「それ結構重要じゃね?」
「あはは……」
そんなこんなで、ドルシンの町に戻り、依頼を達成していった。相変わらずカウンターの女の子は俺にビビりまくるし、ギルドマスターも驚愕を隠せないでいたが、その後も依頼を何度も受けていた。そんなことをしていたら……気付いたら3ヶ月経っていた。そして……事件が起きたのだった。
次回3ヶ月後、また物語が進みます。もしよろしければブックマークとレビュー、コメントよろしくお願いします。




