ミザイアとラミエラ、二人の一日
今回は、玲真は全く出てきません。
「ラミエラ、こういうのはどうかしら?」
「え……えっと……」
現在、ラミエラ達はドルシンの町に買い物に来ていて、ミザイアがラミエラを服屋に連れてきていた。
「ほら、ラミエラもレイシンもほとんど同じ服しか着ないじゃない?レイシンはともかくラミエラは可愛いんだから少しくらい着飾らなきゃ!!」
「でも……私……こういうのは……あんまり……」
「ほらほら!!試しに着てみる!!」
そういい、ミザイアはラミエラに選んだ服を着させる。
「やっぱり!!ラミエラって見た目にあまり出ないけど、いい体してるわよね……」
「は……恥ずかしい……」
「よしっ!!今日はそれ着て回るわよ~!!」
「え……ええ~!!」
そう言って、ミザイアはラミエラが着ている服を購入、そのまま町に繰り出したのだった。
「ま、待って……恥ずかしいから……!!」
「何を恥ずかしがってるのよ、堂々としてれば恥ずかしく無いわよ?」
「ねえねえ、お嬢さん達」
二人が話ながら歩いていると、二人組の男に話しかけられる。
「今暇かな?良かったら、俺達と遊ばない?」
「あ~……まずったわ、こういうのを忘れてたわ」
「ど、どうしよう……」
「なあなあ、良いだろ?少しくらいさ……」
男の一人がラミエラの肩に触れようとした瞬間……
ゴチュッ
「うグォ!?」
ミザイアがラミエラを引っ張り、思い切り股間を蹴り上げる。
「ラミエラ、こういう時は弱気にならないのよ?あなただって強いんだから」
「わ、分かった……」
「て、てめえ何をす……」
「うるさい、黙る」
パチン、ズガン
「うぐぁ!?な、なんだ!?」
ミザイアは影操作でもう一人の男を地面に縛り付けた。
「ほら、何か食べに行きましょう?」
「うん」
「ま、待て!!これ外せ!!おい!!」
男の叫びは虚しく、その後深夜になるまで拘束が外れる事は無かった。
「ふう、ここはお茶が美味しいわね」
「もむもむ……」
ラミエラとミザイアは歩いている途中に見つけた茶屋に入り休憩していた。
「そういえばラミエラ、一つ聞きたいのだけれど」
「もむもむ……なに?」
「あなた、レイシンの事好きよね?」
「ぶっ!?」
ミザイアの質問に思わずラミエラは吹き出した。
「な、なんで……!?」
「いや見てれば分かるわよ、レイシンもあなたにはだいぶ優しい顔してるし」
「う、うぅ……」
ラミエラは顔を真っ赤にしてうつむく。
「まあでも、いいと思うわよ?結ばれる事を祈ってるわ」
「・・・・・何だか……ミザイア、少し……性格、変わった?」
「あら、こっちが私の素よ?一応エルフの王族だか、普段は気にしているけど、もうあなた達には気を使う必要無いと思ったのよ」
「・・・・・・ありがとう、ミザイア」
「ふふふ、どういたしまして、さて、帰りましょうか」
そう言って、ミザイアとラミエラは席を立つ。
「ああでも、あんまり無理しちゃ駄目よ?依頼の前とかは特にね、寝不足になるから」
「あうぅ……はい……」
そうして、二人は屋敷に戻ったのだった。こんな何気ない日常も……あまり長く続かなかったのだった。
ミザイアは意外とおっさんぽくなりました。もしよろしければブックマークとレビュー、コメントお願いします。




