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歴史本を読む、おとぎ話を知る

今年2本目です。

「しかし、一体どこの誰が……」


俺はギルドを出た後、ふらふらとドルシンの町を歩いていた。犯人を捜すにも手掛かりがなさ過ぎる。


「まあ、今はその事は気にしないようにしよう、敵が来たら迎え撃てば……お?」


そうして考えていたら、目の前にでかい建物が現れる。これは……図書館か?蔵書館って書かれてるし。


(うむ、そうじゃよ、まああの学園にあったのとは違って個人で所持しているものを公開しているようじゃが)


へえ、そうなのか、面白そうだし入ってみよう。


「お邪魔しま~す……おぉ」


中に入るとかなりの量の本が置いてある。折角だしもう少しこの世界について知れるような本を……。


「ん……?なんだこれ?星の勇者様?」


確か勇者って5人だよな……?星なんていなかった気がするんだが……。


(これは……いわゆるおとぎ話じゃよ、昔話と言った方が正しいか)


へえ、この世界にもそういうのあるんだ……読んでみるか。


「ええっと椅子……あった、どれどれ……」


俺は椅子に座りページをめくる。


はるか昔、この世界を支配する暗黒の魔王がいました。その魔王はとても強く、そして冷酷でした。世界中でたくさんの種族がその魔王によって滅ぼされてしまいました。しかし、ある時、そんな魔王に反旗を翻し、世界を救うために闘った二人の勇者様が現れました。二人の勇者様は力を合わせて、魔王を打ち倒し、世界に平和が訪れました。二人の勇者様は星の勇者様と呼ばれ、未来永劫讃えられる事になりました。


・・・・・・なんかさ、内容大雑把過ぎじゃね?いや多分、だいぶ昔の事で端折られた所も多いんだろうけど……。


(・・・・・・そうか、こうなっておるか)


ん?ガルゴどうかしたのか?


(いんや、何でも無いぞい)


・・・・・・・・・・・もしかして、星の勇者様ってガルゴだったり……?


(んな訳あるかい、さすがに違うぞい)


ですよね~、まあいいや。他に歴史の本を読みたいんだが……。


「お、これとかそうだな」


全・歴史本、タイトル分かりやすすぎだけど逆にありがたい、それに新しい感じだから最新の情報があるでしょ。


「どれどれ~」


さて、まずはこの人間が支配する交大陸、主に実権を握る国は三つ、俺が今いる王国サンタラニア、王都の名前がそのまんま王国の名前なのか……複数ある都市や町等で交大陸でも屈指の大きさの王国。次に聖女がいる神王国サリガナ、神王国はそこまで大きな国では無いが聖女と勇者がいることと女神と交信出来る事から交大陸一の宗教国家……最後は縦王国ノドラ、交大陸で唯一奴隷制度が残っている国で、今でも獣人や鉱石人ドワーフ、エルフ等の他種族を誘拐する奴隷商人が多く、問題になっている、しかし実力者が多いので迂闊には手を出せない状態である。


「奴隷ねぇ……ま、否定はしませんよ、無理矢理はあれだと思うけど」


次に童大陸、獣人や鉱石人ドワーフが住み、現在はSランク冒険者の獣王リオルが支配している。童大陸は強い者が全てを手にするので、獣人よりも弱い鉱石人ドワーフは迫害されている。


「どこにでも有るよねぇ、こういう差別は……」


次はエルフやドラゴンが住む聖大陸、エルフやドラゴンは高位種族とされ、滅多に人目には出さない。ドラゴンの中でも、世界で6人しかいない龍王や、4人しかいない龍神が、全ての実権を握る。エルフ達は誇り高く、あまり他種族を快く見ていない。(ドラゴンは別である)また、たまに交大陸や童大陸で被害を出すドラゴンは討伐対象になり、難易度はA~Sに位置づけられる。


「へえ……あのドラゴンはAランククラスだったんだろうな、よく倒せたよ本当……」


そして魔大陸と清大陸、清大陸は知的生命体が存在していなく、強力な猛獣や魔獣達が闊歩しているため一般には入れない。魔大陸は現在戦争状態であり、魔王であるアルゴ・ディラートを含め、魔人十二柱等の強力な存在が支配している。


「魔王、アルゴ・ディラート……こいつが……」


ガルゴの弟、ですか……どんくらい強いの?


(さあのぉ、しばらく会ってないからのぉ、まああの勇者が何百人集まったって傷一つ付けられんよ)


だよねぇ弱いからねぇあの勇者達……2人しか会ってないけどさ。


「しかし、意外に難しいもんだな本当……出来れば戦うのはビザルストだけにしたいところだけど」


そうも言ってられないんだろうなぁ。多分魔王も俺に目を付けてるだろうし……。


「ま、今考えても仕方ない、か……」


俺は本を戻し、その場を後にした。さて、帰るとするか……。

また読みたいと思ってくれたら、ブックマーク、レビューお願いしまーす!!……はい、次も頑張ります。

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