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勇者と対談、警告をする

今回は、勇者達と話をします。

ドルシン、冒険者ギルド応接室


俺に会いに来た勇者さん、俺とラミエラに用があったみたいなので、ミザイアは置いてきて、応接室に会いに行くと……


「初めまして、レイシンさん、ラミエラさん、私はハリア・アタニスク、光の勇者で、神王国サリガナで、聖女をしております」


「私は風の勇者、リンダ・シアード」


勇者様方って……女の子なのね、見た目は聖女さんが白の髪と黄色の瞳、白を基調とした服に、あれは……杖かな?風の勇者さんが緑の髪に緑の瞳……そんで、ビキニアーマー……護衛は6人くらい……とりあえずステータスは……


ハリア・アタニスク、種族ハーフエルフ、女、52歳、成長率125


体力30000


筋力300


防御力4000


俊敏性60000


魔力1000000


女神からの祝福(聖)


毒物完全無効(あらゆる毒物、猛毒の効果を無効化する)


成長率促進・大(敵を倒した場合の成長率獲得量が5倍になる)


魔力増幅・大(自分の持つ魔力を5倍にする)


聖女聖眼(相手のステータスの全てを確認出来る)


スキル、聖魔法(上位)、光魔法(上位)、治癒魔法(上位)、無属性魔法(上位)


装備、聖杖【サンシャイン】、神威の礼装



リンダ・シアード、女、17歳、成長率110


体力80000


筋力40000


防御力30000


俊敏性60000


魔力10000


女神からの祝福(迅)


ステータス向上・大


成長率促進・大(敵を倒した場合の成長率獲得量が5倍になる)


魔法耐性・中(あらゆる魔法攻撃によるダメージを三分の二にする)


スキル、拳術A級、治癒魔法(下位)


装備、聖拳【ナック】、ビキニアーマー



・・・・・・・・・なんか、想像より弱い?てか聖女さん、ハーフエルフなのね……。


(これでもわしが殺した勇者よりは強いんじゃがな)


マジすか、てか女神からの祝福って……ガルゴの加護の下位互換?


(いや、女神が加護を渡してないからじゃろ、女神の加護は易々と授けられんし)


へえ、これって加護じゃ無いんだ。意外だね~。


「突然申し訳ありません、何のご連絡もなしに、対応していただき、ありがとうございます」


「いや、別に……それで、聖女様が直接、俺達に何の用が?」


「はい、お願いがあります、あなた方に、魔王討伐に加わっていただきたいのです!!」


まあ、予想通りではあったな。


「あの……何故、私達を……?」


ラミエラが聖女に聞き返す、そりゃ気にするよな、突然聖女が魔王討伐に加わってくれとか。


「あんたらに質問する権利は無いのよ、大人しくついて来なさいよ」


「リンダ、辞めなさい、この方達には知る権利があります」


おうおう、一気に俺のイライラが上がったぜ、生意気言うねぇこのアマ。


「現在、私達勇者は魔大陸へ行く手段がありません。その理由が、単純に戦力不足にあります」


聖女さんが説明し始める。戦力不足ねぇ……そりゃそうだろうな。


「魔大陸への道は二つあり、陸路と海路で行けるのですが……陸路の方では、強力な魔獣や魔物がはびこっていて、うかつに近づけません。しかし海路でも、大陸に近付いた時点ですぐに攻撃されます。どんな隠蔽魔法を使っても意味が無く、恐らく、魔人達はとても優れた探知能力があるんだと思います」


なるほど、それで戦力不足か、確かにこの人達じゃ俺が勝ったドラゴンにすら勝てないだろうな。ビザルストなんて本当に怪物だし。


「そこで、あなたたちに是非!!魔王討伐に加わって欲しいのです!!ラミエラさんの優れた魔力があれば、魔人達の攻撃を無力化出来ます!!それにレイシンさん……あなたは、異世界人ですね?」


「・・・・・・・・・・・」


まあバレてるよな、ステータスを隠してる訳でも無いし。


「ええまあ、そうっすけど」


「あなたはご存知では無いかも知れませんが、あなたが使う魔剣や、あなたに宿っている加護は、現魔王の兄であり、かつての勇者様の命を奪った地獄の龍王、ガルゴという最悪の存在なのです」


ふーん……ん?龍王?え?じゃあなに?魔王ってドラゴンなのか?


(そうじゃよ、言ってなかったがの)


へぇ……そうか、だからあのダンジョンにいたドラゴンにもあのお方って呼ばれてたのか。龍王であり魔王の兄、こりゃとんでもないな。


「ですが、あなたがその力を使えるという事は、魔王に決定打を与える事が出来ます!!お願いです!!私達と供に、魔大陸に来て下さい!!」


こう言ってるけど、実際どうなのよ魔王って、どんな強さなんだ?


(ビザルストが……うーむ、勝てぬかの)


断るぞ☆やってられっか、そんなアホみたいに強い奴と。


「レイシン君……どうするの?」


ラミエラが聞いてくる、まあ、行かねえ一択だな。


「悪いが、遠慮させていただく」


「なぜ!?」


驚き過ぎだろ、オッケーされると思ったのか。


「あんたがさっき言ったとおり、俺は異世界人だ、だからこの世界の事情とかそういうもんに一切興味ない、それに……まあ、ともかく俺達は行かねえ、他を当たってくれ」


そう言って俺達は席を立とうとするが……


「待って下さい!!」


聖女さんに止められる、余裕がなさ過ぎじゃね?


「今この世界では、魔獣や魔物が活性化して、多くの人々が犠牲になっています!!これは恐らく、魔王の力が上がっているからです!!このままでは、人々が魔人達に支配されてしまいます!!そうなれば、あなたにとっても不利益な筈です!!」


ほへ~、確かにそれはちょっと面倒くさいな……。


(いやいや、魔王は全く関係ないぞい)


え、そうなの?


(わしの弟が魔王と呼ばれる所以は、魔大陸の王だから魔王なだけであって、魔獣や魔物を操ったりする力は無いぞい。魔法を使えば別じゃが……そもそもそんな事をしなくてもあやつならこの大陸を消せるしの)


大陸を消せる?そんな相手に挑もうと……出来るか!!


「あんたらさ、そもそも勘違いしてるよ」


「勘違い?何がですか!?」


「俺がいたって魔王どころか、魔人十二柱にも勝てねぇよ」


ビザルスト、俺が初めて完膚なきまでに負けた相手、あれみたいなのが何人もいたらそもそも攻める意味すら無い。全員殺されて終わりだ。


「魔人十二柱に……出会ったのですか!?」


「ああ、見逃されたから助かったけど……下手すりゃ死んでた」


まあ、むかつくからビザルストの奴だけはぶっ飛ばすけど。


「とにかく、俺達には無理だ。諦めて……」


「はっ!!何よ、とんだ根性無しじゃない」


俺が頑張って断っていると、風の勇者さんが茶々入れてくる。やれやれ、チンピラかあんたは。


「ハリア、帰るわよ、こんな根性無しに付き合ってらんないわ」


「リンダ!!待ちなさい!!」


おうおう帰れ帰れ、面倒くさいのが勝手にいなくなるのは大歓迎だよ。


「・・・・・・・して」


「はあ?何よ」


「撤回して……!!今の言葉……!!」


おっおう、ラミエラがまたキレとる……ってそうじゃない。


「ラミエラ、落ち着け」


「はっ!!何?あんた、こんな根性無しが好きなの?趣味わる」


「・・・・・・・・っ!!」


ラミエラが本気で魔法を打とうとしてる、さすがにまずいので本気で止めよう。


「ラミエラ、よせ」


「でも………!!」


「相手にするだけ無駄だ、気にしなくていい」


「そうそう、根性無しは趣味わる女と仲良くしてなさいよ」


「リンダ!!あなたは勇者としてもっと言動を………!!」


「おい」


「「・・・・・・・!!」」


俺は殺気を放ちながら声をかける、さすがに何もしないままではラミエラに申し訳ない。


「てめぇらが何処で何の為に戦おうが、俺をどれだけ罵ろうが知ったこっちゃねぇ、だけど俺の仲間や、俺の大事な奴に何かしたら……魔王を倒す以前に、俺に殺されると思えよ?勇者共」


もし今後、ラミエラやミザイアに何かするようであれば、俺は躊躇いなくこいつらを屠る。やれるということを分かって貰おうかね。


「分かったなら失せろ、俺達に関わるな」


「この……!!根性無しが生意気な……!!」


「リンダ!!……申し訳ありません、今回は、引き上げさせていただきます。失礼致します」


そう言って、勇者共と護衛は帰って行った。ちなみに俺が殺気を出した時点で、護衛達は動けなくなっていた。


「・・・・・・・・・レイシン君、ごめんなさい」


「気にするな、俺も……少し危なかった」


実はラミエラを罵倒した時点で、若干殺してやろうかとも思ったが、さすがにやめた。次はねぇけど。


(ええ判断じゃ、あの程度、相手にするだけ無駄じゃからの)


しかし、本当に面倒くさくなるな……いつになったら、俺は自由に生きられるのやら。

次回は、少し魔大陸側の事をやろうと思います。

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