妖精の実力、戦争の謎
今回は、妖精とガルゴの関係が少し分かります。
「人間なんかに、この木は渡さない!!」
待って待って、いろいろ混乱してる。え?なに?この木ってガルゴが育てたの?
(そんな事を考えている余裕は無いぞい、足下気を付けい!!)
ズボボボ!!
「またかよ!!」
一体何本出せるんだよこの木の蔓は!!
「とにかく、ステータス見せて貰うぞ……!!」
スター・ロンドラ、種族神妖精、女、1058歳、成長率320
体力400000
筋力100000
防御力200000
俊敏性800000
魔力4000000
スキル、光魔法(最上位)、聖魔法(最上位)、植物操作、杖術(物理)
何なんですかこの人、神妖精ってなに、年齢凄い、杖術(物理)ってなに、聖魔法ってなに、まとめれば……めちゃくちゃ強いじゃねぇか!!
(そりゃそうじゃよ、こいつはたった一人でここを守り続けてるんじゃぞ?)
そうだねここに来る冒険者全員ぶっ飛ばしてるんだもんな!!弱い訳ないよな!!
「逃げるんじゃ無いわよ!!」
「逃げるに決まってるだろうが!!とにかく話を聞いてく……」
「絶光切断!!」
ピギィン!!
あっぶな!!なんだよ今の!?
(光上位魔法の絶光切断じゃな、当たれば腕ぐらい飛ぶと思った方がええぞ)
うわぁい!!嬉しくない情報ありがとう!!
「すばしっこいわねぇ!!これならどうよ!!」
ズボボボ、ピギィン
おいおいおいまさか……
ボォン!!
木の蔓に光魔法を合わせながら攻撃してくるなぁぁぁぁぁぁ!!
(仕方ないのぉ……ほれ、替わらんかい)
おいおい!!一体これをどうする気だ……
チキッ、スパン!!
よ……は……?
「ま、魔法を斬った!?あんた、その魔剣……なんで持ってるのよ!!」
ヒュッ、ギン、スパン!!
俺の体を借りたガルゴは、何の苦も無く相手の魔法や木の蔓を切り飛ばしていく。俺……こんな事を出来るのか?
(逆にお主が出来ぬのがおかしいんじゃよ、やれやれ、戦い方をもっと叩き込まぬとな……)
仕方ないだろ、戦いなんざやりたくてやってる訳じゃねぇし……。
(そうも言ってられんぞ、これからはの、ビザルストを倒すのならなおさらの)
うぐ……痛い所を……
「うぅぅ……こうなったら、奥の手を……」
「いい加減に気付かぬか、スター、わしじゃよ」
ガルゴが妖精に話しかける、おいおい、俺の体なのに大丈夫なのか……。
「・・・・・・もしかして、ガルゴ、なの?」
「そうじゃよ、ようやく気付きおったか馬鹿娘め」
分かるんだ……てか、俺の体で煽るんじゃねぇよ!!俺まだ死にたくないんだけど!!
「・・・・・・・・っ!!」
ヒュー、ダキッ
「おっとと……」
妖精は、涙ぐみながらガルゴに抱きついた。いや、俺の体なんだけどさ……。
「バカバカバカバカ~!!何で口調違うのよ!!何で人間に宿ってるのよ!!何で……死んじゃったのよ~……」
「・・・・・・・すまんかったの、いろいろとな」
なんか感動の再会みたいだけど……あの、俺の体……。
「だが、言ったじゃろ?必ず、また戻ると」
「グズッ、グズッ、遅いのよ~!!」
足バタバタさせて……確かに子供っぽい……てか鼻水汚ぇ!!
「そうじゃ、スター、お主に頼みがある」
「うぅぅ、なに?」
「百薬草樹の種を分けて欲しい、必ずまた育てるからの」
「うぅぅ、分かったわ、ガルゴなら……」
そう言って妖精さんは、ふわふわと飛んで、百薬草樹の洞から種を出してきた、普通の種より大分デカいけど。
「ありがとう、スター、助かったわい」
「いいわよ、ガルゴなら……そういえば、何でガルゴは人間に宿ってるの?」
「まあ……腐れ縁での、こいつに宿って力を取り戻そうとしてるんじゃよ」
おい聞いてねぇぞそんな事、何を言ってやがる。
(やかましいわい、こうでも言わなきゃお主消されるぞい)
あ、はい、すいません。
「そうなんだ……ねえ、また必ず……来てよ」
「うむ、また必ず、ここに来るからの、それまで、元気にやっとくれ……スター、ありがとうな、俺の面倒を見てくれて」
そう言って、ガルゴは俺に体を返した。てか本来の口調ってあんな感じなのか……全然違うじゃん。
(気にするでない、何百年も経てば口調も変わるわい)
そうすか、はーい分かりました~。
「あー……どうも、ありがとうございます」
「ふん!!人間なんて嫌いよ!!早くこの森から出てって!!」
わぁお、俺になった途端取り付く島もない、仕方ない、大人しく帰るか……と、その前に……。
「なあ、何であんたはガルゴを慕ってるんだ?ガルゴって確か、獄炎王とか呼ばれてて、魔王の兄貴なんだろ?あんたみたいなタイプとは関わらなさそうだけど」
「そんなのは人間の思い込みよ!!今起きてる戦争も、何もかも勝手に始めたのは人間じゃない!!その上ガルゴの家族まで悪者扱いして……早く出てってよ!!」
「分かったから木の蔓で攻撃するな!!」
しかし……この戦争を始めたのは人間?何だかきな臭ぇな……巻き込まれなきゃいいが……とりあえず、ラミエラ達の所に戻るか……。
ちなみにガルゴとスターは付き合っておりません。スターがガルゴを慕っているだけです。ブックマーク100件超えた記念に何かやろうか迷っています。




