妖精に会う、いきなり衝撃
風邪を引いてしまいダウンしてました、また再開します。
「なあ、後どれくらいで着くんだ?もう五時間は走ってるぞ」
(後少しじゃから、焦るんじゃ無いわい)
「焦ってはないよ、疲れてきただけだ」
あの後、ガルゴの道案内でしばらく走っているが、そろそろ足が辛い。
「そういや、なんか妖精達っていう表現が間違ってるって言ってたが、あれってどういう意味だ?」
(お主、いちいち細かい事を覚えてるのぉ……着いたら教えてやるわい)
相変わらずすぐには言わねぇおっさんだなぁ……と、目の前に光ってる森が見えてきた。もしかしてあれが?
(そう、あそこが妖精の住む森、ブリリアントガーデンじゃ、500年前よりも広くなっとるの)
あんた本当に何歳よ、500年前に来たことあるのかい。
(まあの、いろいろ旅したのでな。ほれ、入るぞい)
やれやれ、入ったら帰れないとか言われてんのに、気楽な奴……まあいっか、入るとするか。
「本当に木が光ってるな……何なんだ?この木は」
(この辺り生えてるの、全部百薬草樹じゃよ)
え?そうなのか?じゃあこれから種取ればいいじゃん、なんでそんなに難易度が高いんだ?この依頼
(ここらに生えてるのはまだ若木なんじゃよ、種が出来るのは一番奥にある老樹だけじゃ)
え!?このでかさで若木なのか!?元の世界だったら樹齢何十年とかのサイズなのに……。
(そもそも百薬草樹が種から若木になるには軽く200年はかかる、この辺りのはせいぜい300年といったところかの)
そんなにかかるのか……さすが異世界、俺の常識が通じない。
(だが、他にもいろいろ手を加えればもっと早く育つ、お主の世界でもやったりするのじゃろ?)
ううん、農業系は全く知らないからなぁ……だけど、確かにあった気がするが……。
(まあそれでも、時間はかなりかかるがの……玲真、気を付けい!!)
「うおっ!?」
いきなりレーザーみたいなのが飛んできた!?光魔法か!!
(囲まれたの、ほれ、見てみい)
周りを見ると、小さい羽の生えた少女みたいなのがたくさん飛んでいる。こいつらが妖精か!!
「さて、どんなもんなのかステータスを……あれ?」
ステータスが無い……?なんで無いんだ?見えないだけか?
(こいつらは全部本体が作った分身じゃ、それがこの森全体を監視しとる。じゃから妖精達ってのは間違っとると言ったんじゃ、本体は百薬草樹の近くから動かんからの)
なるほど、つまりこの森には実質妖精は一体しかいないと。
(この森どころか、この世界には一体しかおらん)
マジかよ、少し俺のイメージと違ったな……っと、どうするか。
キィィィン!!
「てか発生早くない!?この量避けきれねぇよ!!」
(落ち着けい!!龍破を使えば全部どうにかできる!!)
そうか!!龍破は全てを斬る事が出来るんだった!!
「おらよっと!!」
チキッ、スパン!!
俺は、スキルも使い周りにいた妖精を全て斬り裂いた。だが……
ブシュッ
「うぐ、一発入ってたか……」
どうやら一発発生が間に合ったらしい、脇腹から出血していた。
「やれやれ、加護のおかげでこの程度で済んだのか……本当だったら死ぬかも知れねぇな、この傷」
(あやつは意外に気性が荒い、油断するともっと大怪我する事になるぞい)
俺の中の妖精のイメージが壊れていく。もっとこう……子供みたいに無邪気とか、大人の女性みたいなのを期待してたんだが……。
(まあ、確かに子供みたいな感じじゃが……)
はあ、先行きが不安だな……そんなこんなで、森を歩く事30分、何度か妖精の分身を相手にしながら、ようやく俺は百薬草樹の老樹の元に着いた。
「でけぇ……何百メートルあるんだ……太さだけでも相当だな……」
(まあ、これが本当の百薬草樹というものじゃ、それに……ほれ、いるぞい)
百薬草樹の根元に、先程の分身とは違う、ちゃんとした姿の妖精がいる。黄色の髪にドレス、そんで五対の羽……あれが妖精か、思ったより大きいな、小学生くらいか?
「ステータスを……」
(玲真そこを避けい!!)
「!?」
ズボボボ!!
咄嗟に後ろに飛んだが、俺の元いた場所から、木の蔓が無数に生えてきた。
「ここまで人間が来るなんてね……だけど無駄よ!!この木は渡さないわ!!」
いきなり攻撃してきますか……危ねぇ奴だな本当に、仕方ない、こっちもやるしか……。
「だってこの木は……ガルゴが植えて、育ててくれたんだから!!」
・・・・・・・・What?
(懐かしいのぉ、覚えてたんか)
「絶対に渡さないわ!!ガルゴを殺した人間なんかに!!」
・・・・・・・・もうどうなってるんだよ、ガルゴって。
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