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依頼の途中、最強に会う

今回、わりかし早くやばいキャラが登場します。具体的にはミザイアの目的人物です。ちなみに若干グロ注意です。

「やっっっっと、ついた……」


「長かった……ね……」


「なによ、だらしないわねぇ」


俺達は、ミザイアという同行人が増えた後、結局素直に馬車で四日かけて針緑の森の一番近くの町に来た。


「やっぱり……馬車で四日は……遠かった……ね……」


「だろ?だから次からは俺が……」


「やだ」


なぜなんだ……そんなに早いのか……?


(逆になぜ遅いと思ったんじゃ?)


いやまぁ遅くは無いだろうけどさぁ……てかさ、俺とビザルスト、どっちが早い?いざというとき逃げれるか知りたい。


(・・・・・・・・・・期待はせぬ事じゃ)


うわぁん、僕しにたくない~。イヤマジかよ。


「さあそれじゃ!!早速バジリスクを討伐に行くわよ!!」


そしてテンションの高いミザイアさん、この状況、笑えないよ。


「うん……でも……バジリスク……どの辺りにいるの……?」


「冒険者さん冒険者さん、今は針緑の森には行かない方がいいよ」


すると、近くにいたおじさんが話し掛けてきた。行かない方がいい?なんでだ?


「どうして……?針緑の森は……今は……バジリスクのせいで……魔物や猛獣は……いないはず……だけど……」


「いやぁね、どうにもあの森の中で何かとんでもないもんが現れたらしいよ。そのせいで、あそこに行った王国の騎士団も全員失踪しちまったんだよ。ありゃあバジリスクだけじゃ無いと思うねぇ」


王国の騎士団ねぇ……この国、騎士団っていたんだ。


(なんでいないと思ったんじゃ)


いや、王都では見かけなかったから……。


(お主が気付かなかっただけで普通におったぞ、まあ末端の兵士じゃろうが)


ふぅん、まあ、大丈夫だろう。多分。


「んまぁ、それでも俺達は冒険者何でよ、行かない訳にはいかないんだわ、忠告ありがとよ」


「そうかい?なら気を付けるんだよ」


「うん……ありがとね……」


「まあ、平民にしてはいい感じだったわ」


ふむ、とりあえず殴っておいた方がいい?そんなこんなで、俺達は針緑の森に向かったのだった。





「ここが針緑の森……マジで針みたいな葉だな」


そこは、想像していた数倍はとげとげしい場所だった。


「うん……本当は……もっと……生き物が……いる」


「けれど、バジリスクのせいでこの辺り一帯は何もいない状態になっているのよ。それで狩猟依頼が来たのね」


やけに詳しいね、まあ簡単に分かる話だけど。


「んで、バジリスクは何処にいるんだろうな」


「ん~……こっち……」


「ちょっと、なんで分かるのよ」


「ラミエラの探知魔法が異常に広いからだ、こっちらしい」


そうしてラミエラの案内で歩く事約五分……俺達は、バジリスクを見つけた。ていうか、デカいカメレオンじゃん。


〈キュルルルルル……〉


「気を付けるのよ、あいつらは、目があった相手を石化させるから……!!」


やっぱりあるかその能力、アニメや漫画の通りだな。まあいいや、ステータス確認。


バジリスク、成長率102


体力70000


筋力40000


防御力20000


俊敏性30000


魔力1000


スキル、毒霧噴射、石化


ふむ、さすがAランクの依頼、強いな。


「どうする……?私が魔法を撃つ……?」


「いや……ちょっと試したい事があるんだ。それをやりたい」


「やりたい事って……何よ」


「それはまあ、見てからのお楽しみで、んじゃ行って来る」


そう言って俺は、バジリスクの目の前に移動した。


「ちょっと馬鹿!!何を考えてるのよ!!」


「レイシン君……!?」


まあ驚くよねぇ、けれど大丈夫さ。龍破の力が俺の思ってる通りなら、いけるはずだ。


〈キュルルルルル!!〉


ピギィン


うぐ、これが石化か……確かに……石になっている……だが……この感じなら……


「いける……ぞぉ!!」


チキッ、ズバァン!!


〈キュルル、ルル、ル?〉


「はあ、はあ、はあ、よっしゃ成功!!」


(相変わらずアホな奴じゃ、まあ、ようやく龍破の扱いができる用になってきたの)


「え?今、何をしたの……?」


「分からない……」


まあ、ポカンだよな。これの効果知ってるの俺だけだもんな。魔剣、獄刀龍破、何でも斬れるって言うのがこの刀何だが……実はこいつ、魔法を斬れるんだよ。それならもしかして、スキルも斬れるんじゃ無いのか?とか思ったんだよな、結果は大成功、これで防げないスキルは消えたな。後は俺の反応速度だけだ。


「とりあえず、終わりな」


〈キュルルルルル!!〉


ブシュウ


バジリスクが最後の抵抗で毒霧を噴射してくる。だが残念、俺には毒は全く効かない。


ザシュン、ボトン


俺はバジリスクの首を斬り落とした。体力70000を削るなら、首を斬り即死させた方が楽だねやっぱり。


「おーい、終わったぞ~」


「あんた……なんとも無いの!?毒は!?」


「あ~俺猛毒無効持ってるから」


「それ……確か今は……聖女様しか……持ってないはずなんだけど……」


「嘘嘘持ってる訳無いじゃーんただのやせ我慢だよさあ次に行こう」


「いや誤魔化せないわよ!?なに、あんた加護でも持ってるわけ!?」


あはは~何の事やら~。


「さあさあ、そんなことは気にせず次は百薬草樹の種だよ」


「いや気にするわよ!!ちゃんと教えなさいよ!!」


「だから気のせいだっ……て……」


「?どうしたのよ、そんな顔しちゃって、まさか本当にやせ我慢?」


「レイシン君、解毒する……?」


「・・・・・・・・二人とも、俺の後ろに来い。そんで、逃げる準備をしろ」


「はあ?どうしたのよ突然、ゴーストでもいた?」


「ふむ……想像していたよりも強いな……人間よ」


「「!?」」


二人は驚きながら後ろに振り向く。ラミエラの探知魔法が発動しているはずなのに、気付かれることなく、そいつは、当然のようにそこに立っていた。


「初めましてだな……俺はビザルスト・ワーティガン、魔人十二柱の……リーダーだ」


アラックのような黒い肌、全てを見透かすような蒼い眼、肩まで伸びる赤い髪、自分の背の丈を軽く超える戦斧、こいつが……こいつが……!!


「ビザルスト・ワーティガン……!!」


いきなり、ミザイアの目的人物に出会ってしまった……!!運がなさ過ぎるだろ、どうなってんだ!!


(ビザルスト……四百年前よりも強くなっとる……!!)


分かる、だがなぜだ?あのドラゴンの時の震えが無い。絶対に俺より強い、だけど……気配が全く感じられない。


「まさかこんなに早く会えるとはね……ビザルスト!!」


「この人が……」


「ふむ……俺にエルフの知り合いなどいなかったはずだが……」


「あんたが知らなくてもこっちは知ってるのよ、悪いけど、倒させて貰うわ!!」


二人が構える。だが俺は、構える気にはならなかった。ステータスは……見れる、のか?


「ほう……お前は分かるらしい、俺の実力」


「レイシン君……?どうしたの……?顔が……青いよ……?」


ああ、見るんじゃ無かった。何だよこいつ、何なんだよこいつ……!!


ビザルスト・ワーティガン、種族魔人、男、872歳、成長率780


体力500000


筋力2000000


防御力1500000


俊敏性3000000


魔力5000000


スキル、闇魔法(最上位)、斧術S級、格闘術S級、気配遮断S級、魔力隠蔽S級、気配察知S級


装備品、重斧【リザイク】


人間には勝てねぇよこんなん!!絶対に無理だ、当たって砕けるどころじゃない!!


「お前ら……逃げろ……」


「何を言ってるのよ!!ここでこいつを倒せれば……!!」


「いいから!!逃げろって言ってるんだよこの馬鹿野郎が!!」


俺は大声で叫ぶ。こいつらには無理だ、止められない。俺にも無理だ、だけど俺しか出来ない。


「レ、レイシン君……?」


「ふむ、冷静だ、それに……少し、試すか」


「!!」


やる気か!!やばい!!早くこいつらを……


シュン、ブシュウ


こいつらを……逃がし……て……あれ……?


「やはり……お前は……」


あいつらは……何で……木に刺さってるんだ……?俺は……何で……心臓が……無くなった……?


「化け物……か、よ……」


ドチャリ


そのまま玲真は倒れた。ミザイアもラミエラは吹き飛ばされたせいで木に突き刺さっていた。玲真は心臓を引き抜かれていた。


「ようやく見つけたぞ……ガルゴ様の力を持つ者」


ここまで、なんだかんだ負けなかった玲真は、初めて最悪な負け方をしたのだった。

正直強くし過ぎた。全員死んだのかって?あはは、それは次回分かります。

※ビザルストの最初のステータスが強すぎたので下方修正しました。

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