移動中の襲撃、謎の人物
今回は、某人気アニメで狩られまくるあれが出てきます。
「あ~……馬車って遅い~……走ろうぜやっぱり」
「やだ」
俺達は現在、バジリスクのいる針緑の森に行くために馬車に乗って移動している……のだが、やはり馬車は遅いので嫌いだ。
「たまには……ゆっくり行こう?」
「ゆっくりねぇ……馬車で四日だろ?長いよさすがに」
「ううん……針緑の森に一番近い町に行くまでに四日だから……本当はもう少しかかる……」
「マジか~……」
「お、お客さん!!大変だ!!」
すると、馭者の人が焦って話しかけてきた。ちなみに今回もそれなりのおっさんである。
「どうしたんすか?盗賊でも出ました?」
「い、いや!!ゴブリンの群れだ!!このままじゃ全員喰われちまう!!」
ゴブリンねぇ、某人気アニメとかでは女は肉袋にして男はすぐに殺されてたけど……。
「仕方ない、俺がやろうか」
「私は……?」
「いや、なんか嫌な感じがするから大丈夫だ、任せとけ」
そう言って俺は馬車の外に出る。すると、目の前に100体近い緑色の体色の耳が歪に尖った小人がいた。なるほど、こいつらがゴブリンか、イメージ通りだな。
「さてさて、おっさん、死にたくないなら下がってろ」
とりあえずステータス……
ゴブリン、成長率15
体力200
筋力600
防御力300
俊敏性200
魔力20
よっわ、悲しい位に弱いじゃん。何をそんなに怯えてたんだよ。
(言っとくが、いるのはゴブリンだけじゃないぞい?よく見てみい)
あ~……?あ、よく見たらブラックウルフがいる。
(奴らは他の動物を飼うんじゃよ。別にスキルって訳じゃ無いがの)
ほへー、意外に頭が良いな。
〈グルルルル……〉
〈ギヒャギヒャギヒャ!!〉
一匹のゴブリンが何かを言うと、一斉に襲いかかってきた。さて、どうすっかな……。
「お、お客さん!!」
だから下がってろって、マジで死ぬぞあんた。
(お主、もっと自分のスキルを使えば良かろう。薄々気付いているであろう?)
まあねぇ、ただ練習もしてないし不安なんだが……やってみるか……。
「ふぅ……シッ!!」
ヒュバン!!
ボトボトボトボトボトボトボトボト……
「へ……?」
何を情けない声を出してるんだよ。まあ……
「二刀流って、こういう事だよな」
俺は龍破と哭破を同時に使い、一度に襲って来たゴブリンとブラックウルフの大半を斬り裂いた。さて、後半分……。
「ついでだ、もういっちょ練習させて貰おうか、な!!」
スパン、ニュウン
「な、何が……起きて……」
俺が哭破を薙ぐと、ゴブリン共と供に木々も斬り裂くが、ゴブリンだけが斬れて木々は元に戻った。これが哭破の指定した物だけを斬る能力か、素晴らしいな、本当に。
〈エギャア!!〉
盾を持ったゴブリンが突っ込んで来る。残念だが……。
「それじゃあ無理だなぁ」
スッ、パシュン、ブシュッ
今度は龍破を薙いでみた。そうしたら、後ろの木々も一緒に斬り裂いた。もちろん盾も真っ二つだが……今斬撃が飛ばなかった?
(飛んだ、という表現は少し間違っておるが……まあ、そんな認識で構わないぞい)
うへぇ、本当にすげぇなこの刀、よく見ると刀身の色が変わってる。龍破が赤黒い……ワインレッドって言うのかな?大して哭破は白と灰色の中間……って感じか。
「さあ、後もやっちまうか!!」
〈ギギャ、ギギャァァァァァァァァ!!〉
ゴブリンの一匹が逃げ出すと、他の生き残ったゴブリン達も逃げ出した。まあ、逃げるならわざわざ狩らなくても……。
「影呪縛」
〈グギョア!?〉
謎の声がすると、逃げ出したゴブリン共の動きが止まる。ていうか……影が伸びて縛ってる?
「自分の影に、殺されなさい」
〈イギャアァァァァァァァァァ!!〉
グチュッ、ブシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
そして、逃げ出したゴブリン共は影に飲み込まれ、ぐちゃぐちゃになって死んだ。何だ?一体……。
「あんたがAランク冒険者、レイシンね」
すると、木の影から黒髪の女性が現れた。格好は……何だろう、ドレス?
「・・・・・・・何者だ?あんた」
「私はミザイア、ミザイア・ジニート。あんたを、スカウトしに来たわ。」
彼女はミザイアと名乗った。この出会いが、また俺の運命を変えるのだった。
一応巨乳の美女設定、私は巨乳が好きです。ちなみに次回はラミエラがブチ切れます




