共闘する、ラミエラの本領発揮
今回、ようやく中位魔法が出てきます。
「とりあえず、俺が前出るから、後ろから援護よろしく!!」
「うん・・・・・・・!!」
とりあえず俺がオークバーサーカーに肉迫する。俊敏性は俺が圧倒的に上なので攻撃が当たらないので問題ないのだが……
〈ブヒャァァァァァァァァァ!!〉
ズガァン!!
危ねえ!!当たったらマジで死んでしまう!!
(一発では死なんだろう、ステータス上がっとるし)
そういう問題じゃねぇ!!ここで下手に大怪我したら動けなくなる!!ただでさえあの魔人のやろうからもらった傷も完治してねぇのに……!!
(なるほどのぅ、しかし、問題ないぞよ)
何を根拠に言ってやがるこのジジイ!!
〈ブキャァァァァァァァァァァァァァ〉
オークバーサーカーが拳を振り上げる、だが、かなり遅い。この隙、逃がさない……!!
「ラミエラ、火球!!」
「うん、火球!!」
ボォン!!
〈ブギャァァァァァァァァァァァァァ!!〉
ラミエラが放った火球はオークバーサーカーの顔面を焼き尽くす。もらった……!!
〈ブギィィィィィィィィ!!}
ブォン
「んな!?」
ズガァン!!
なんだ!?突然早くなったぞ!?
(いかんのぉ、暴走しておる)
どういう事だ!?こいつの俊敏性800じゃねぇのか!?
(いや、800じゃよ。ただ一回に一定以上のダメージが入ると暴走するんじゃよ。そうすると俊敏性が10倍に跳ね上がる。その代わり防御力は下がるがの)
それを先に言え!!スキル欄にも無かったじゃねえか……!!
「レイシン君……!!」
「大丈夫だ!!このくらいの速度なら……!!」
ポタポタポタポタ……
「え……?ごふっ!!」
なんだ?吐血?激しく動いたせいで傷が開いたか?やばい、ここで動けないのはやばすぎる!!
〈ブヒャァァァァァァァァァ!!〉
そんなのお構いなしに、オークバーサーカーは俺を殺そうと拳を振り下ろす。まずい、この状態で動けるか!?
「レイシン君、伏せて……!!」
ふと、ラミエラがそう叫ぶ。伏せる?まあ、そうさせてもらうか……。
「爆炎砲!!」
ボシュッ、ドゴォォン!!
・・・・・・・・・なんか、オークバーサーカーの上半身が蒸発して消えちまったんだけど。後ろの壁ドロドロに溶けてるんだけど。
「レイシン君……大丈夫……!?」
ラミエラが寄ってきた。いやいやいやいや……それよりも後ろの死体……。
(問題ないと言ったじゃろう?今のは中位魔法、爆炎砲、大した威力じゃのう。下手すりゃお主ごと吹き飛んでたの)
吹き飛んでたの、じゃねぇよ!!しかし助かったな……。
「しかし本当にすげえなラミエラ……げほっ、げほっ」
「動か、ないでね……」
ラミエラが俺に手をかざす。何をするのかな?
「中治癒」
ラミエラがとなえると、俺の怪我の痛みが消えていった。これ、治癒魔法か?
(しかも中位魔法じゃな、この娘の魔力の多さのお陰で凄まじい回復力になっとるの)
本当にすげえな……やれやれ、全く……
「頼りになる奴だよ、ラミエラ」
「ううん……ありがとう、レイシン君」
「なんだよ、俺は何もしてねぇ」
「そんな事無いよ、レイシン君が教えてくれたから、私は、勇気が持てた……ありがとう」
「・・・・・・・そんなに大したことは」
チュッ
「し、て、な………」
「・・・・・・す、少し、休んでて、私、周りを警戒する、から」
「・・・・・・・・・・・あ、ああ、うん」
あれ?今何をされたの?分からな~い。
(がははははは!!面白い奴よのぉ!!)
なんか、ガルゴが騒いでいるがそんなところじゃない。え?今頬にキスされたの?分からな~い。
結局その後、体を休めてから、また移動を始めた二人は、顔をうつむかせて真っ赤になっていた。
初心な二人なのでした。もう後二、三回で修行は終わります。




