ラミエラの才能、供に居るという意味
今回は、ラミエラの出来る事が増えます。
「火球」
ボォン、と、轟音を出しながら、アーマーコックローチの群れを焼いていくラミエラ、あいつら俊敏性40000あるのに避けられねぇのか……どんな速度で飛んでるんだよ。
(しかし大したもんじゃのぉ、ここまで連射が利くなら魔道具でも使わせたらえらいことなるだろうな、もっとも、あの娘の魔力に耐えきれる魔道具があるか分からんが……)
少なくとも王都には無いな。そんなに凄そうな物は無かったし。
「終わった……私が……倒したの……?」
お、そんなこんなでアーマーコックローチが全滅したな。しかし、20はいたのに……。
「大したもんだよ本当に、魔法の天才とかそういうレベルじゃねえな」
「そ、そうかな……えへへ……」
あ、かわいいなこいつ。
(ついに隠さなくなってきたのぉ……面白くなってきたわい)
黙れクソジジイ、人のモヤモヤ笑いやがって。
(かかか、そう怒るで無い。それはともかく……少し借りるぞい)
え?借りるってどういう……。
「けど、火球だけなのはあれだったな。風弾だったら貫通してもっと早かったぞ?」
「あ、そっか……うん、もっと頑張る」
(ふう、返すぞい)
いやいやいやいや、何?今のは一体、口が勝手に動いたんだけど。
(いやなに、お主の体を少し借りたんじゃよ。お主の成長率が100を超えたからの。これでこの娘にもサポート出来るぞい)
出来るようになった事ってこのことか!!まあ確かに便利っちゃ便利だな。
「しかし、こいつらどうすっか……周りの甲殻と魔石だけ取って後は放置にするか……」
「私も……やる」
お、やる気になってる。これなら解体術も獲得出来るかな?
「ふ、ん~……!!」
・・・・・・・・何を素手で解体そうとしてるのか。俺だってさすがに素手ではやらないんだが……ナイフでも買っとけば良かった。
「あ~……ラミエラ?素手ではさすがに無理だから俺がやるよ。お前は周りを警戒しといてくれ」
「・・・・・・・・・・うん」
がっかりしている……まあ、次はしっかり準備しよう。
「ん……レイシン君、何か、来るよ」
「マジかよ、何が来てるか分かるか?」
「ん~、多分、大きい奴?」
なんだそのざっくりした感じは、てか何か来てるのか?音すら聞こえねぇぞ?
(無属性魔法の広範囲探知を使っとるな。恐らくまだ視認出来ん所におるぞ)
このラミエラのチートっぷり、本当にあの父親の無能さが分かるな。
「まあいいか、解体し終わったから、先に進もう」
「うん」
そして俺達はまた歩き始めた。しかし、暗くてジメジメしてやがるな……。
「レイシン君、見えた……」
ラミエラが指さす方向にいたのは、馬鹿でかい角が生えたカエルだった。
「気持ち悪いのがいるな……なんだあれ」
(ありゃあ……バッファローガマじゃな、あいつには雷魔法がよく効くんじゃが……使えぬか)
そういやラミエラは雷魔法使えないな。え?これ俺が斬らなきゃいけないかな?とりあえずステータス……
バッファローガマ、成長率55
体力25000
筋力18000
防御力20000
俊敏性5000
魔力1000
スキル、毒液噴出
珍しい、スキルがある魔物か。仕方ない、ここは俺がやるか……。
(・・・・・・いや、待て。もしかしたら・・・・・借りるぞい)
またかよ、一体なんだ。
「ラミエラ、どうやらあいつは雷魔法がよく効くみたいなんだ、使えたりしないか?」
「雷魔法……?分からない、やってみる」
そういうとラミエラは目を閉じて集中し始める。いやスキル欄に無いんだから無理だろ。
(まあ見ておれ、わしの予想が正しければ……)
「・・・・・・・雷弾」
バチ、バチバチバチバチ、ズバアン
・・・・・・あれ?スキル欄に無かったよな?何で使える?てかまた一撃かよ、やばすぎだろこの威力。
(予想通りじゃな、この娘のステータス見てみい)
え?一体なんなんだ……
ラミエラ・バーボートン、18歳、女、成長率68
体力4200
筋力4000
防御力2400
俊敏性5600
魔力4980000
スキル、剣術F級、炎魔法(中位)、水魔法(中位)、風魔法(中位)、雷魔法(中位)、光魔法(中位)、闇魔法(中位)、土魔法(中位)、毒魔法(中位)、無属性魔法(中位)、治癒魔法(中位)
固有スキル、魔法複合(違う魔法を同時に発動出来る)
あれ?雷魔法が新しく増えてる。てか本当に魔法向きだなこれ、何があったらこうなる。
(やはりの、思った通りじゃわい)
だからどういう事だっての。
(恐らく、今まで使った事のある魔法しかスキルとして認識されなかったんじゃろ。だから本当は使える魔法がもっと多いはずじゃぞ?)
俺以上のチートですねラミエラは、使えばスキル認定されるとかうらやましいわ。俺なんてフレア使えるのに炎魔法として認識されねぇぜ?
(あんな子供の火遊びで認識されるわけ無いじゃろうが)
ですよね~分かってました。
「さて、こいつは……」
ドスン、ドスン、ドスン
「なんだ?なんか……近付いてくるな」
「なんだろう……凄く、大きい」
〈ブヒャァァァァァァァァァ!!〉
そうして目の前に現れたのは……
「・・・・・・オーク?」
そう、ラミエラの言うとおりオークなのだ。こいつは旨いからありがたいんだが……
オークバーサーカー、成長率77
体力40000
筋力100000
防御力40000
俊敏性800
魔力0
・・・・・・・・やべえな、筋力とか俺以上だぞこいつ。
(こりゃあ……オークバーサーカーなんて変異種がいるとはな……さすがにお主がやらねばいかんぞこれは)
だろうな、こういうのは俺の仕事だ。
「レイシン君……」
「ラミエラ、下がってろ。こいつは俺が……」
「私も、やる」
「・・・・・・・本気か?」
「うん……一緒に、行くなら、守られるだけは、嫌だから」
・・・・・・・そうだよ、これから一緒に旅をするなら、俺が守ってたらこいつの為にならねぇ……だったら……。
「・・・・・・・頼むぞ、ラミエラ」
「うん・・・・・・・・!!」
〈ブギャァァァァァァァァァァァァァ!!〉
そして、俺達は初めて、共闘という物をするのであった。
次回はラミエラと玲真の共闘です。




