森に到着、いざ修行
今回は、皆さんあまり好まないあれが出ます。ご注意を。
ヒュー………ズダァン!!
「おし、着いたぞ~」
案外早くに戻ってきたな……キレエヌの森。
「レイシン君……早すぎ……気持ち悪い……」
そんなに早かったのか?自分では分からん。
(地面見てみい、衝撃でえぐれ取るでは無いか)
あ、本当だ。うっかりしてたな、急いでいたし。
「それで……ここは……?」
「ここは、キレエヌの森、俺は七カ月間ここで修行してたんだよ」
「ここで修行……?でも、お父様は……」
「分かってる、ただここで修行するんじゃ追いつけない。だからこそ、ちょっと裏技を使う」
「裏技……?」
「まあ、ついてきなよ」
そうして俺達は森の中に入った。そして30分程歩いて、目的の場所に着いた。
「これは……木の洞?」
「そう、実はこれ、ダンジョンの入り口だったりする」
「そう、なの?」
「ああ、冒険者ギルドも見つけてない未知のダンジョンだよ。まあこんな木の洞、ダンジョンの入り口なんて思わねぇだろうな」
実際、俺も七カ月前にガルゴに教えて貰わなかったら分からなかった。
七カ月前……
「こんな木の洞がダンジョンの入り口?」
(そうじゃよ、まだどこのギルドも見つけてないダンジョンじゃ)
すげえ異世界っぽい!!入って見ようかな……
(言っとくが、今のお主が入ったら死ぬからの?入るなよ?)
あ、はい。バレバレでした、入りません。
あれから七カ月、今なら行けるかもとか思ったんだけど……平気か?
(どうじゃろうな、お主一人ならともかく……)
でもこれしか方法が無い。絶対に俺が何とかする、じゃないと一週間後には胴と首がさよならする。
(うむ……やむを得ん、お主が強くなった事でわしも出来ることが増えたし……わしも手伝うとしよう)
ありがたいよガルゴ、出来ることって?
(それはその時に教えてやろう)
相変わらずケチ臭い奴め……だが今はどうでもいい。
「ラミエラ、この中じゃ学園みたいに優しい魔法は無い。怪我したからって弾かれないし、死んだら終わりだ。覚悟は、あるか?」
「・・・・・・・レイシン君が、くれたんだよ、私に、チャンスを、今度こそ、掴むから……」
「・・・・・・分かった、なら行こう。お前は死なせない」
そして俺達はダンジョンの中に入った。
中は想像以上に暗かった。やはり光り虫がいるのといないのでは全然違うな。まだ入り口付近だから見えてるが……奥の方は真っ暗闇だ。何も見えないどうしたものか……。
「微光」
困っているとラミエラが光を灯してくれた。ありがたいが、ここで魔力使わせて平気か?
(お主、魔力450万じゃぞ?この程度の下位魔法なんぞ使った所で疲労もなかろうて)
それもそうか、なら俺は、何がいるか見ないとな……。
カサカサカサカサカサ……
「何だろう……この音……」
「おいおいおいおい……もしかして、あれって……」
向こうの世界で何度も見た。ただサイズが違いすぎる!!火星にでも行ったのか!?
「ゴキブリか!?」
(正確にはアーマーコックローチ、まあお主の認識で合っとるがの)
どうでもいい!!てかまためちゃくちゃ多いじゃねえか!!
「ええいステータス確認……!!」
アーマーコックローチ、成長率55
体力30000
筋力30000
防御力2000
俊敏性40000
魔力52
意外に強いじゃねえか!!どうするんだマジで!!ラミエラにいきなりこの数は無理だ!!しかも狭いから全力で動けねぇ……!!
「クソッタレ!!一旦引くか!?」
(待たんか、恐らく問題ないぞい)
はあ!?何がだよ!!どう考えても問題しか無いだろうが!!
「ラミエラ!!一旦ダンジョンの外に……」
「火球」
ボォン!!
「・・・・・・・・・・は?」
え、いや、何?今のって火球?あれって下位魔法だよな?何だ今の威力!?
(奴らは魔法に極端に弱いんじゃよ、それにこの娘は呪いが解けて本来の魔力を使えとる。下位魔法でも並の魔道士の上位魔法程度の威力になるじゃろうな)
・・・・・・・チートですか?
(だからあやつもこの娘に目を付けたんじゃろ。戦い方を学べばとんでもない怪物になるからの)
「あれ……?今のは……?」
ラミエラ自身も分かって無いのか……こりゃあ、やばいのを、見つけた気がするな。
しばらくはこのダンジョンでの修行編にします。




