話をする、泣かせてしまう
今回は会話多めです。ラミエラのしゃべり方は変なのでご了承を
「それでは、今日の講義はこれにて終了とします。お疲れ様でした」
さて講義は終わった、早く学園長に突らなければ。
「レイシン君、待って……」
「どうした?俺はちょっと学園長に用が出来たんだが……」
「その心配は無いよ!!レイシン君!!」
何処からともなく現れるの止めてくれ、後はそのテンションもどうにかしてくれ。
「学園長……?」
「・・・・・学園長、聞きたい事があります」
「うむ、分かっているとも。ここではなんだ……ラミエラ君も一緒にどうだね?」
「え、でも、私は……」
「いいから来たまえ、美味しい茶菓子が手に入ったんだ」
「ラミエラ、どうせなんだ、一緒に話そう」
「・・・・・・・・・・うん」
そうして俺とラミエラ、学園長は場所を移動した。その所を他の生徒が睨んでいたが、知ったこっちゃ無い。
学園長室
「さあさあ、飲みたまえ食べたまえ!!口に合えば幸い!!」
学園長室で、俺とラミエラはお茶とお茶菓子を出されていた。いや旨いから喰うけど……そのテンションどうにかしろよ。
「もぐもぐ……」
ラミエラはキラキラしながらお茶菓子食ってるし……可愛いな、畜生。
「さて聞きたい事とは……彼女の事だろう?」
「ええ……ラミエラ、気を悪くしないで聞いてくれ」
「・・・・・・・うん」
「俺は、何でお前が剣術の上級クラスに居るのか分からない」
「・・・・・・・・・・・」
ラミエラが泣きそうになっている……そりゃ、自分の努力否定されたんだもんな……。
「悪い、でもお前のステータスを見ると……どう考えても魔法を使った方が大成すると思う」
「え……?」
「お前、成長率3しか無いのに魔力が100万あるんだよ。どこをどう見たらお前に魔法やらせないで剣術やらせるのか、それが分からない」
「うむ、それについては私が答えよう……といっても、なんとなく予想出来るのでは無いかね?」
まあ……そりゃあな。貴族の娘って時点で察しは付く。
「彼女の父、ハリアド・バーボートン郷は、この王都の中でもかなり力のある貴族なんだ。権力的にも、実力的にもね、そしてハリアド郷は魔法嫌いなんだ、自分のご子息ご子女には皆剣術しか教えないのだよ」
・・・・・・・・マジで予想通りだな、反吐が出る。
「・・・・・・昔、魔道書を呼んでたら・・・・・・殴られた事もある」
「・・・・・・・・・・・・」
「そんな訳で、彼女は剣術クラスの上級に入ることになったのさ。そうでなければ私だって彼女には魔法クラスの上級に通わせるよ」
だろうな、そうでなければ本当に無能か頭がおかしい奴でしか無い。
「それでも……私の成長率が上がらないのは……私が出来損ないだから……」
「いや……関係ねぇよ、そんなの」
「でも実際……」
「お前には呪いがかけられてる、成長率激減ていう、お前が成長率を上げれないように」
「なに……!?」
「え……?」
・・・・・・本当に驚いてるな、とりあえず学園長はシロと考えても良さそうだ。
(なるほど……反応を見た訳か)
ああ、もし呪いをかけた張本人なら動揺するはずだからな。そこを見たかった。
「・・・・・・レイシン君、君は鑑定眼のS級を持っているのかね?私はそこまで見れないんだが」
「俺が持ってる加護の効果で全部見えるだけです。そんなのは持っていません」
「レイシン君……加護を、持ってるの?」
あ、やばい隠さなければいけないんだった。
「・・・・・ああ持ってるよ、どういうのかは言えないけど、出来ればラミエラにも隠して欲しい、俺が加護を持っていることは」
「・・・・・・うん、言わない」
緑色……本当だな、良かった良かった。
「しかし、呪いとなると困ったねぇ、ここには解呪魔法が使える者はいないし……そうだねぇ、実は三週間後にダンジョン試験という物が存在するのだよ」
ダンジョン試験?名前からして物騒だな……どんな試験なんだ?
「ダンジョン試験は……この学園の地下にあるダンジョンで、なるべく多くの魔物を退治する実戦試験……倒した魔物によって、点数が変わるの……」
「そして、倒した魔物の点数が一定を超えると、此処を卒業することが許される!!ウェイ君もそれで卒業したのさ!!」
だからウェインだっての、それが今の話と何の関係があるんだよ。
「そしてダンジョン内ではたまに、解呪ができるアイテムがゲットすることが出来る!!それをゲット出来れば……問題解決という訳さ!!ちなみに二人以上でなければ挑戦出来ないぞ!!」
なるほどねぇ……ダンジョン試験か……。
「それじゃ、俺はラミエラとやりますわ」
「え・・・・・でも・・・・・」
「勿論構わないとも!!頑張ってくれたまえ!!」
「レイシン君……いいの?」
「ああ、ここまで関わったんだ。俺はもう無視出来ないしする気も無い。お前の呪いを解く、いいよな?」
「・・・・・・うん、ありが、どう」
え、おい、なぜ泣き始める。ちょ待て、何で泣く!?呪い解きたくない!?そんな訳ねぇよな!?
(かっかっか!!女心が分からない奴め!!)
なにを面白がってやがるジジイめ……!!
「素晴らしい青春だぁ!!良かろう、君たちには特別に、この学園にある魔道書を読めるよう図書館の者に伝えておこう!!」
それはありがたいけどテンション上げんじゃねぇよ変人!!
「ああもう泣くな泣くな、とりあえずこれから三週間、粘れる所まで粘って行くぞ、その成長率のままじゃ不安だし、せめて俊敏性を向上させるぞ?いいな?」
「うん………」
こうして俺とラミエラの三週間の特訓が始まった。さてさて、どうなることやら……。
次回は図書館での話です。




