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屋敷で対談、異世界人同士の会話

今回は会話で終わります。後は現代日本の物が少し出てきます。

「間近で見るとこれまたでかいな、俺の家の百倍はあるんじゃ無いか?」


現在、俺は腹ごしらえを終えてギルドマスターの父親の屋敷の前にいる。この王都にある学園に通うためだ。


「てかさ、こんだけでかい屋敷、どうやって人を呼べばいいんだ?」


(簡単じゃ、そこにあるじゃろ?お主の見慣れた物が)


そう言われて、門の端の所を見てみた。そこには、本当に見覚えのあるものがある。


「これって、インターホンだよな?突然世界観変わりすぎじゃね?」


(別に珍しくも無いぞ?異世界から来た者が向こうの世界の物をこっちで作って成功を収める、よくある事じゃ)


え、じゃあ俺それでゆっくり生きて行けたんじゃ無いの?


(お主、向こうの世界の物をこっちの世界で再現するのだぞ?どれだけ難しいと思うのじゃ?)


・・・・・・・はい、無理ですね。難し過ぎですね、諦めます。


「まあいいや、それじゃ押してみよう」


ピンポーン、おおう、何だか懐かしい音だ。


「はい、どちら様でしょうか?ご用件は?」


インターホン越しから女性の声が聞こえてくる。多分メイドとかなんだろうな。


「ドルシンのギルドマスター、ウェインの紹介で来た、玲真と言います。ここの主人への紹介状もあるのですが」


「え!?も、もう来た!?申し訳ございません!!只今門をお開けします!!」


焦っているのが聞こえる。何故そんなに?


(そりゃお主、三日後に来ると思っていた相手がすぐに来たら準備も出来て無くて焦るじゃろ普通)


そういやそうだった、本来は馬車で三日の所を全力で走って来たからもっと早く着いたんだった。そんな事を考えていたら、門が重たそうな音を立てながら開いた。


「おし、入りますか」


そうして俺は屋敷の敷地内に入った。入ると同時に門が閉じたので、多分感知センサー的な物もあるな。こりゃ売れますね。


「そんで屋敷の扉にも見覚えのある物があると、これもう分かんねぇな」


ドアの取っ手の上に着いている数字が書いてある基盤、これ番号キーじゃん。


「今開けます、少しお待ちください!!」


中から声がすると、ピーという音と同時に扉が開いた。やはり開けてくれたのはメイドさんだった。


「申し訳ございません、お待たせ致しました」


「いえいえ全然、こちらが早かっただけなので」


「客間にご案内します、こちらです」


そうしてようやく屋敷の中に入れた。中は想像通り絵画やら花瓶やらが飾ってあったり、シャンデリアがあったりした。やだなぁ場違いな格好してるんだけど。


「こちらです、ご主人様、お客様をお連れしました」


「ああご苦労様、お入りして貰って」


メイドさんが扉を開ける、中には少し頭髪が薄くなっているおっさんがいた。


「ようこそいらっしゃいました。私がウェインの父の俊雄です」


「はじめまして、玲真です」


「ご主人様、私はご夕飯の支度がありますので失礼します」


メイドさんがそう言って扉を閉めて何処かに行く。それよりも、俊雄と名乗ったこのおっさん、せっかくだしステータスを見てやろう。



トシオ・ヤマダ、男、67歳、成長率50


体力4000


筋力3000


防御力500


俊敏性400


魔力7000


スキル、物製造A級、拳術C級



・・・・・・・・・・・息子に比べて弱すぎないか?リーパーモンキーに殺されそうじゃん、このステータス。


(物製造のスキルがA級な所を見ると、恐らくは完全後方支援型じゃの。それでも拳術がC級なのは努力したからじゃろうな、後は単純に歳を取ったのじゃろ)


ああ、寄る年波には勝てないと……悲しいね。


「いやぁ、まさか同じ日本出身の人に会えるとは思わなかったなぁ」


「そうですね、俺も予想外です。まさか日本人に会えて、しかもこんな立派な屋敷に住んでいるなんて」


「あはは、実はここは妻の屋敷なんですよ。その妻は、十年前に病で……以来私がここの主で管理しています」


おっと少し重い話が、そういう話は笑えない。


「それは……お悔やみ申し上げます」


「いやいや、失礼しました。では、本題に入りましょう。私が教鞭を取っているのはサンタラニア聖学園です。ウェインが私に書いた紹介状はありますかな?」


「はい、ここにあります」


俺は貰った紹介状を手渡しした。


「ふむふむ……剣術クラスですかな、失礼ですが、あなたの剣術スキルはどれほどでしょう?それによってクラスを選ばなければいけないのですが」


「俺の剣術スキルは、A級です。他には解体術、蹴術、気配遮断もA級です」


「なんと、A級のスキルが四つも!?それはすごい……分かりました、あなたは剣術クラスの、上級クラスにしましょう。そうしなければ意味がないでしょう」


ほうほう、上級クラスかぁ。とっとと卒業出来ればいいんだけど。


「しかしお若いのに素晴らしい……上手くいけば、この王都の聖騎士になれるやもしれませんな」


「聖騎士、ですか……残念ですが今は興味がありません。右も左も分からない状況なので」


「なるほど、確かにそうですな。では、ゆっくりと考えてみて下さい」


まあ多分聖騎士なんぞになる事は一生無いだろうな。俺は気ままに旅がしたい。


「それでは、いつから学園に行けば?」


「それはご安心を、明日からすぐにでも編入ということで通えるようになります」


早いな~、もう少し休みがあってもいいけど、まあなるべく早く卒業出来るからいいや。


「ありがとうございます、それでは今日はこの辺で……」


「ああお待ちを、せっかくですので、夕飯を食べていって下さい、何なら泊まっていっても……」


「それでは是非そうしましょうええ」


「あ、は、はい、ではすぐに客室に案内させましょう」


宿を取らなくていいのならそれに越したことは無い。しかもこんな豪華な屋敷の晩飯、食ってみたい。


(お主本当に現金な奴よのぅ……)


ありがとう褒め言葉だ。それじゃ、客室で休むとしますかね~楽しみだ~。

王都の学園に編入させれるあたり、実はこのおじさんすごい人なんですけどね。扱いが雑ですが。

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