第8話 動き出した時計
僕の足は、裸足のまま雪を踏みしめていた。
冷たいのに、一本、また一歩と森の中に足を進める。
『そう──こっちよ』
雪の上には既に誰かが歩いた足跡があった。
何となくだけど聖明の足跡だと感じた。
彼はこの先にいるんだろうか?
『──あなたを待ってる』
奥に進んでいくと、大きな光る石が埋まった木が見えてきた。
雪を照らしているせいだろうか。
その場所だけは光る石の不思議な輝きを複雑に反射させ、キラキラと幻想的な世界を作り上げていた。
そして──そこには見慣れた姿があった。
「せい……めい……」
僕は溶けた思考で黒髪の彼を呼ぶ。
すると振り返った彼の赤い瞳がギラッと輝き、呆けたように僕を視界に捉えた。
そこでようやく気付く。
大きな石の木の下は、大量の血痕が飛び散り、白色の世界に血の色だけが鮮明に浮かび上がる。
そして、聖明の肌には闇の刻印が浮き出ており、その左手には──僕の顔によく似た少女の首だけが掴まれていた。
「ひっ!?」
溶けていた思考が一瞬でクリアになる。
形容し難い目の前の光景に、僕は恐怖と混乱で頭がいっぱいになる。
え……何、これ!?何が起きてるの!?
彼の顔を再度見る。
血が涙のように頬を伝っていた。
「聖明……?何をして……」
その時、聖明に掴まれていた少女の目がギロリと動き、僕と目が合う。
そして──恐ろしいほどの不愉快な音で笑った。
『ようこそ、人形』
その声が頭に響いた瞬間、僕の身体が勝手に動く。
血溜まりの中に落ちていた黒い剣を拾い、佇む聖明の腹を──ザクリと貫いた。
「え?」
一瞬、何が起きたか分からなかった。
どうして、剣が落ちていたことに気付いたのかさえ分からない。
今わかるのは、柔らかな肉を貫いた感触と、そこからドロリと流れ出る血の匂いと、聖明の温もりだけだった。
「風真……」
震えて身動きが取れない僕を、聖明は刺されたまま、優しく抱き締めた。
ハッとして僕は叫ぶ。
「聖明!?」
彼は口から血を流し、僕の頬を血のついた手で撫でる。
そして、微笑んだ。
「あ……」
彼の腕に抱かれたまま、一緒に地面に倒れる。
「せ、せいめ……」
ヒューヒューと空気が漏れるような呼吸音が聞こえる。
まるで世界に聖明の音しか残っていないような錯覚に陥る。
「大丈夫……私は、堕天使だから……」
「や、やめ……」
僕の身体は止まらず、聖明に馬乗りになると剣を引き抜き、今度は何度も何度も彼の腹を裂く。
「や、やだ……っ」
刺す度に聖明の身体が小さく痙攣する。
「やめて!お願い!!!やめ……っ」
そして──聖明の瞳から輝きが消え、彼の意識は完全に途切れた。
「そ、んな……」
返り血が僕の体を染める。
その温もりが、酷く温かく──聖明に包まれているようだった。
「いやだあああああ!!!」
やっと僕の身体が動きを止めた。
握っていた黒い剣は粒子となり、闇夜に消えた。
「あはははっはははは!!!」
狂ったような笑い声が僕の叫びに呼応するように響き渡る。
そして──そっと誰かに抱き締められた。
「よくやりました。私のお人形さん」
「え……?」
振り返ると、そこには僕にそっくりな顔をした少女が白色ワンピースを靡かせ、傷一つなく立っていた。
「あはは!哀れなお人形さん!
あなたはこの場所に入るための鍵だったのよ!
ここは『精霊王の庭』。
悪魔とて容易に入れない。
でも──兄さんが許した存在なら入れる。
きっと成功すると思っていたわ!
私の魂を模した肉体に、私の無垢な魂を半分入れ込んだ人工天使!
これであれば兄さんは本能的に私と認識し、この場所に繋がる扉を開くと思っていたの!
私自身もその肉体に無理やり入り込んで一緒にここに来ることができた!
ありがとう、お人形さん。
あなたのお陰で兄さんにまた会えた」
何を言っているか全く理解ができなかった。
僕が鍵?精霊王の庭?人工天使って何?
それに──僕の肉体が、魂が、何だって……?
「あらあら、何もわからない顔ね。
ご褒美にわかりやすく説明してあげるわね」
彼女が僕の耳元で囁いた。
「あなたは私の複製。
その肉体も、魂さえも私のものよ」
「──な!?」
僕がこの女の複製!?
そんな非現実的なこと、あるわけ──!
「私は悪魔になったあの日──人としての生を失ったあの日。
兄さんの干渉によって魂が二つに裂けたの。
片方は転化し、悪魔になった。
片方は無垢な魂のまま残った。
中途半端な魂は、いつかは消滅して消える。
それは悪魔も例外ではない。
だから、完全に消える前に融合する必要があった。
そこで私は人工天使を使い、肉体の中で魂を融合を試みた。
でも、悪魔となった魂と無垢な魂では反発して上手くいかない。
それどころか、お前は当然のように新たな意思をその身体に宿した!
ああ……憎い、憎い、憎い!
悪魔の私では、この領域に入ることさえできなかったのに、お前は当たり前のように兄さんに受け入れられた!
私が瑠璃なのに!
私が兄さんの唯一の妹なのに!
なのに、なんでお前なんだ!!!」
彼女は悪魔になってしまった聖明の妹──瑠璃だったんだ。
そして僕は、瑠璃に作られた紛い物で……瑠璃の魂を持っている。
そういうことなんだと、やっと分かり始めた。
彼女は怒りを叫ぶように話を続ける。
「だから、せめて考えたの……。
どうせ消えてしまうのであれば、せめて兄さんの中に私を刻もうって。
一生消えない傷を兄さんに刻みつけてやるの。
私を忘れないように。
私を一生思い続けてくれるように!」
瑠璃の白いワンピースが徐々に真っ黒に染まっていく。
僕と同じ年齢ぐらいの少女の姿は、徐々に大人の女性に変わる。
「だから!人形を兄さんに贈ったの!
沢山の沢山の闇を詰め込んで、兄さんが心身共に弱るように願いながらね。
しかもここに入る際、無理やり私もその肉体に入ったから、肉体は悲鳴を上げて大きなダメージを負った。
弱り切った私にそっくりな男の子。
兄さんが放っておくわけもない。
案の定、兄さんはお前を助け、その身に宿った大量の闇を自身の身体に取り込んだ!」
僕は今までのことを思い出す。
聖明は僕を看病している時、自身に闇の刻印を移していた。
簡単に見えて、想像以上の闇を聖明は引き受けていたんだ。
だから、あんな苦しそうに発作まで起こして、倒れたんだ……。
僕のせいで──苦しんでいたんだ。
その事実に僕は愕然としてしまう。
「ああ、可哀想な兄さん!
私を想って、こんなに傷付いて、苦しんで。
それでも狂うことすら、死ぬことすらできない。
ああ……何て可哀想で、素敵なの!?
本当は兄さんに人形を殺してほしかった!
また私を間接的に殺したって苦しんでほしかった!
でも……そうよね、兄さんは優しいから、そんなことできないよね」
ふと目の前の彼女が消え、僕は慌てて周辺を見る。
すると彼女は聖明の頭を自身の膝の上に乗せ、妖艶に微笑んでいた。
「愛しい兄さん。私だけの兄さん。
ごめんね。折角、悪魔になれたのに、永遠に傍にいられないの」
聖明の頬を白い手で撫で、愛おしそうな声で彼女は囁く。
「だから──せめて心に刻ませて!
きっとここで私が人形を殺せば兄さんは恨んでくれる!
今以上の憎悪と悲しみで私を見てくれる!
そして──私が消滅しても、きっと、永遠に兄さんの心は私に注がれる」
酔いしれるように語る彼女は、聖明の妹ではない。
こんなの違う。
──これは正真正銘の悪魔だ。
でも、何故だろう。
僕は彼女を、瑠璃を憎むことはできなかった。
こんなにも聖明を苦しめて、僕を使ってこんなに傷付けて。
それでも僕は彼女を憎めない。
だって──。
「もうやめよう。
そんな事しなくても、聖明の心には最初から君がいるって知ってるじゃないか」
だって、彼女は泣いているんだ。
「何を言ってるの?」
ポロポロと綺麗な涙を溢れさせ、彼女の涙が聖明の頬を伝う。
きっと彼女の心は悪魔に成り切っていない。
そうじゃなければ、こんなに苦しそうに、悲しそうに泣くはずがない。
「ずっと泣いてるじゃないか!
大好きな兄さんをこんなに傷付けて、嬉しいわけないじゃないか!」
聖明を想う気持ち。
彼に笑っていてほしいと思う気持ち。
きっとこの感情は僕だけのものじゃない。
彼女と同じ魂なんだ。
この感情はきっと僕と瑠璃の感情だ。
だから、僕もこんなにも聖明を好きになった。
「君は僕だ。だから、分かるんだ。
君は──聖明を、兄さんを本当に愛していたんだね」
きっと、これは兄妹愛なんかじゃない。
それ以上の感情だったんだ。
「うるさい!うるさい!言わないで!言わないでよ!」
瑠璃は否定するように必死に叫ぶ。
そして、僕の前までゆっくりと歩いてきた。
「もういい……お前なんて……死んじゃえ」
「あ……っ」
次の瞬間、瑠璃の手から白く輝く細長い剣のようなものが顕現され、僕を刺そうと振り翳す。
油断していた僕は、避けることもできずスローモーションで再生される世界の中、ただ見ることしかできなかった。
「風真!!!」
僕と彼女の間に赤黒く太い茨が割って入る。
僕は驚いて尻餅をついたけど、お陰で無傷だった。
「聖明……」
彼は全身に闇の刻印を浮かべたまま、お腹を庇いながらも僕を庇うように前に立った。
「兄さん!?もう、目が覚めて──!?」
「……ごめんね」
聖明の悲しそうな声が小さく響く。
「私は瑠璃の気持ちを知りながら、ずっと知らないふりをし続けた。結果が……これだ。
君は悪魔になり、しかも魂が二つに分かれてしまった。
私は、瑠璃が大事だ。大好きだ。
例え、君が寿命で君がいつか死んでしまうとしても、その時まで一緒に生きていたかった……」
そうか……聖明は不老不死だ。
どんなに願っても僕も先に死ぬことは変えられない。
聖明を残して最後には死んでしまう。
だから──瑠璃はどんな形でも傍にいようとしたんだ。
聖明が悲しまないように。
独りにならないように。
「瑠璃……私はね、君が思っている以上に我儘なんだ」
聖明は一度息を吐いた。
「悪魔になった今でも瑠璃が大好きなのは変わらない。
だから、できれば救いたいんだ。
今度こそ、君を闇から救いたい。
闇の中は……酷く怖くて寂しいから……。
君だけじゃない。
君の魂を持った少年も──風真も私は救いたい。
もう出会ってしまった。
心が大切だと、守りたいと思ってしまった。
瑠璃も、風真も、魂が消滅しない方法を私が探す!
最後の瞬間まで諦めはしない!
瑠璃が瑠璃のまま、風真が風真でいられるように……私の全てを差し出してでも必ず助けてみせる。
それが──私の贖罪だ」
聖明の言葉に、僕という存在が許された気がした。
間違いなく僕は瑠璃の複製で紛い物だ。
もしかしたら瑠璃の代わりのようなものかもしれない。
それでも、聖明は「大切だ」と言ってくれた。
きっとその気持は本物だと思うから、僕も応えたいと思ったんだ。
「僕も、一緒に探すよ!みんなが笑顔でいられるように!
僕だってまだ生きてみたい!折角、出会ったんだ!
もっと世界を見て、色んな人と関わってみたい!
瑠璃!きっと君を悪魔から元の魂に戻せるように僕も一緒に頑張るから!
だから──お願い!一緒に生きよう!」
「風真……」
僕は彼女に必死に手を差し伸べた。
僕は君だ。
瑠璃だって本当は聖明と一緒にいたいはずだ。
こんな悪魔と堕天使という関係じゃなくて、家族として──兄と妹として。
そして、僕も瑠璃を知りたいと思った。
不思議と感じる優しい心。
きっとこれが彼女の本質だと思うから、瑠璃と一緒に僕も生きてみたいって思ったんだ。
「わ、私は……」
瑠璃が震える手で僕の手を掴もうと前に出してくれる。
刹那、知らない女性の声が響き渡った。
『悪魔ルリレージュ。帰ってきなさい。
お遊びの時間は終わりよ』
その声に怯えるように瑠璃は手を引っ込めてしまった。
「誰だ!?」
聖明が叫ぶけど、何の反応もない。
今のはいったい、何だったんだろうか?
「ふふ……もう遅いの。
私の名前は──本当は瑠璃じゃない。
悪魔ルリレージュ。
兄さんを──聖明を愛し、 聖明だけを求める悪魔」
彼女は泣きながら笑った。
聖明はハッとした顔を浮かべ、慌てたように瑠璃に手を伸ばす。
「瑠璃!!!」
しかし、聖明の手が瑠璃に触れる前に彼女は雪のように白い粒子になって消えた。
『バイバイ、兄さん。
次に会う時は──もう私はいない。
だって私は、あなたを手に入れる為に何でもする悪魔なんだから』
瑠璃の声が聞こえた後、辺りは沈黙が包み込む。
まるで悪夢か何かを見ていたようだ。
──ドサ。
唐突に音がして振り替える。
聖明が雪の中、仰向けで倒れていた。
「聖明!?」
「あははは」
急に笑い出すものだから、遂に気が触れたかと思って僕は慌ててしまう。
「あああ、聖明!気を確かに!」
「はは……違う……違うんだ」
聖明は顔を隠すように両腕で顔を覆う。
「本当……自分が情けなくて……」
「聖明……」
「ごめんね、風真。君を巻き込んでしまった……」
彼が急に謝るものだから、僕は少し腹が立った。
「違う!巻き込まれたわけじゃない!これは僕自身の問題でもあるんだ!」
僕に宿っているのは瑠璃の魂だ。
寧ろ巻き込んだのは僕とも言える。
何も知らないでは許されない。
僕は立派な当事者なのだから。
「まだ聖明と瑠璃に何があったとか詳しいことは分からない!
それどころか、記憶がない以前に、元々、生きてきたという経験すらない!
何かを語るにしても、僕では資格もなければ、何もかも足りないんだと思う!
でも、これだけは言える!
瑠璃も聖明もお互いが大好きで、一緒に幸せになりたかっただけだ!」
この想いは、きっと僕だけのものじゃない。
この感情は確かに存在している。
瑠璃の心も、確かに僕の中にある。
僕は覚悟を決めて、彼に手を差し伸べる。
「だから、決めたんだ!」
何も持たない僕に名前をくれて助けてくれた。
僕を僕として「大切」と言ってくれた。
であれば、僕は僕の気持ちに従って、この願いを叶えたい!
「僕を一緒に連れて行って!
一緒にみんなが笑顔でいられる方法を探す!
瑠璃を助けて、僕も助かる!
ついでに聖明も助けてみせる!」
聖明が穏やかに暮らせるように。
いつか別れる時が来ても、彼が微笑んでいられるように。
僕は僕なりに聖明の支えになりたいって思ったんだ。
すると聖明は転がったままクスッと笑ったと思ったら、声を殺すように笑い始める。
「あ!酷い!折角、恥ずかしいことを必死で言ったのに!」
「あははは!ごめんごめん!
私はついでか、と思ったら何か可笑しくなっちゃって!」
僕は自身が言ったことにハッとして、顔に熱が籠るのが分かる。
「し、仕方ないだろ!
僕だって死んだら元も子もないんだもん!」
「そりゃそうだ!」
聖明はまだ可笑しそうに笑っている。
でも──その清々しい笑顔は嫌いじゃなかった。
「風真」
「何だよ……」
聖明がやたらいい顔で僕の名前を呼ぶ。
それがちょっとムカついた。
「起こして」
そう言って右手を伸ばす聖明。
急に甘えてくるから、少し戸惑ったけど、僕は素直に応じることにした。
「仕方ないな!」
僕はその手を取り引っ張り上げると、聖明が勢いよく立ち、僕に抱き着いた。
「うわ!?」
「後悔しても、知らないからな」
「ひっ!」
僕の耳元でそんなことを囁く。
一気に背筋がゾワゾワっとして僕は身震いした。
あ……もしかして、僕、悪魔以上に悪魔みたいな人と、とんでもない契約交わしちゃった?
そんな気分にさせるような言葉に僕は怯えながら顔を見上げると彼は妖艶な笑みで僕を見つめていた。
うん、早まったかもしれない。
若干の後悔と、無駄にキラキラしてる目前の男にどう対処しようか悩んでいると、家の方角から聞き慣れた声が響いてきた。
「主!風真様!」
彼女の声に僕はハッとする。
僕が傷付けてしまったリリーの存在をすっかり忘れていた。
「リリー!」
僕は駆け寄って、その小さな体をぎゅっと抱きしめた。
「リリー!ごめん!本当にごめんね!
あんな酷いことするつもりはなかったんだ!」
「大丈夫ですよ。
あの時はどう見ても普通ではありませんでしたから。
お気になさらないでください」
リリーは僕を許してくれるようにふわふわの尻尾を大きく動かし、僕の頬を舐めてくれる。
リリーを抱き締めていると、今度は僕が聖明に抱き締められる。
見上げると穏やかな顔で彼は微笑んだ。
「帰ろう。私たちの家に」
「──うん!」
夜が明け、太陽が昇る。
僕たちは、雪の止んだ空の下を歩いていく。
未来は、まだわからない。
けれど、僕たちは確かにここにいて、積もった雪に足跡を残して進んでいく。
いつかはその足跡も消えてしまうかもしれない。
それでも、生きている限りは歩き続ける。
これは──堕天使と、その運命に翻弄される者たちが紡ぐ物語。
第一章を読んでくださり、本当にありがとうございます。
本作は、旧作『カゴノトリ』をベースに、世界観や設定を見直しながら再構成した作品です。
特に主人公・聖明の設定を大きく見直し、物語全体の流れや登場人物同士の関係性も改めて構築し直しました。
旧作では物語の流れからBL要素を含む作品となっていましたが、本作では聖明を最初から「無性体」として描くことで、より作品の世界観を広げ、新たな形で物語を紡いでいきたいと考えています。
また、設定の変更に伴い、新規エピソードや描写も数多く追加していく予定です。
以前から読んでくださっている方にも、新しい気持ちで楽しんでいただける作品を目指しています。
旧作との違いや、新たな物語の流れも含めて楽しんでいただけましたら嬉しいです。
これからも『カゴノトリ ―Another Sky―』をどうぞよろしくお願いいたします。




