絆はあると信じてる
「おっ泊まりだぁ!」
「琴、機嫌良いね?」
確かに、俺の家に泊まると言ってから琴の機嫌が良過ぎる。可笑しいぐらいに……
「だって雄也の家に泊まれるんだよ?」
「分かるけど緊張しない?」
「好きな人の家に泊まれるって最高じゃん!」
最初照れていた琴にしては大胆だな。
「もう、バレたんだから隠さず行く!」
俺の思っている事を答えた。バレたんだ!?
「雄也くんは分かりやすいからねぇ〜」
「うん、すぐ分かるよ?」
そんなバレやすいのか、俺って……
「雄也くんは気にしないでね!」
「いや、顔に出しやすいってやばくないか?」
「雄也の良さはそこにもあるんだよ」
何だよ、それ。まぁ2人がそう言ってくれるなら気にしなくても良いか。
「でも本当に緊張しない?」
「するけど、楽しみ!」
澪の質問に琴は笑ってそう言った。澪はああ言いながら結構緊張してるみたいだな。
「夜何食べたいとかあるのか?」
「手作り料理!」
「俺のか?」
「雄也くん以外誰がいるの?」
「そうだ!そうだ!」
俺の言葉に2人はそう言った。俺の手作りか、前は卵焼きだけだったからそれ以外にも手作り感が出るのが良いな。
「ハンバーグとかどうだ?」
「良いね!」
俺が聞くと琴がそう言い澪も頷いた。
「なら、ついでに買い出しするか」
まだ外だったのでスーパーに行く事にした。スーパーでは何事もなく終わり家に着いた。
「雄也の部屋って綺麗だね」
早速俺の部屋で話をしている。今回の映画の話だ。まだ、夕方の為に夜ご飯もまだだ。
「雄也くんはさ、良いの?」
「何がだ?」
澪の質問に俺は聞き返した。
「だって雄也くんの事が好きな女の子2人が泊まるんだよ?」
「澪が言いたいのは、自分に意識してる人と泊まるって気まずくない?」
澪の質問に俺が疑問に思っていると琴が付け加えてくれた。
「そんな事ないぞ」
「もしだよ、どっちかと付き合って私と琴が喧嘩したり、縁切ったりとかさ、それを考えると2人ともとお泊まりって嫌じゃない?」
「俺は澪と琴がそんな簡単に崩れるぐらいの絆じゃないと分かってるからな」
俺がそう言うと2人の顔は見つめ合い顔を赤くした。
「雄也くん、気にしないで良いからね」
「うん、澪と私が離れるとか考えずにちゃんと答えてね!」
澪と琴がそう言ったので俺もそれに答える事にした。
「俺はあの時の事は、気にしてないし昨日会ったばっかだと思ってたから、これから仲良くしてくれるなら考えていくよ」
俺がそう言うと2人は笑顔で頷いてくれた。すると誰かのお腹がなった。
「私だ……」
そう琴が答えたので時計を見てみると、19時を超えていたのでハンバーグを作る事にした。お泊まりにはまだ、緊張する事があるのを忘れていたのだった。




