同情じゃなくて恋心
「雄也くんは、あの時私達を助けただけじゃなく他の人達も助けてねそれで私達はまた、会いたいと思ってたらねクラス一緒だからいつ話しかけるか悩んだんだよ!」
「いざ話かようとしても緊張しちゃうしねー!」
澪に続けて琴もそう言っている。そんな俺は忘れてだけどな……
「話しかけても雄也忘れてたし!」
「それは、すまん」
俺は謝ると澪が頬を膨らませた。可愛いな。
「澪怒っちゃったねー」
「せっかく雄也くんに会えたからお礼できると思ったのに!」
そう言ってくれているので俺も本音で言うか。
「俺はお礼が欲しいからやってるんじゃない、だから気にするな」
俺はそう言うが澪が返した。
「雄也くんはそう思っててもね、助けてもらった私達はそうじゃないんだよ」
「じゃあ今言う、無理して話さなくて良いぞ」
同情なんてしてほしくない為に俺はそう言った。
「言っとくけど同情じゃないからね?」
「普通に仲良くしたいなって思ったの!」
琴の後に澪がそう言った。
「別に俺は何とも思ってないからこれから話さなくて良い」
俺がそう言うと澪が抱きついてきた。何で!?
「雄也くんの事が好きなの!」
「は!?」
「澪、言っちゃうの!?」
琴は知ってそうな反応だな。
「だって、雄也くんの事だから信じないでしょ?」
「そうだと思うけど、私が考えた作戦が台無しじゃん!」
何だ、作戦って?
「でも、琴の作戦だと大分時間かかるよ?」
「確かに今の雄也だと、ちゃんと思い伝えた方が早いと思うけど流石にもう少し仲良くなってからが良かった……」
少し琴が落ち込んでいる。
「まぁ、どうせ言うんだから良いよね!」
澪はそう琴に言うがまだ落ち込んでいるようだ。俺は何を言えば良いんだ?
「もう言ったし仕方ないよね……」
と琴はそう言い、澪は大きく頷いている。しかも悪気もない。いや、堂々としすぎだろ。
「結果的に言うんだからいつ言おうが同じだよ!」
「いや、仲良し度とかあるじゃん!」
確かに琴が言ってるのが正しいな。言われてる本人が思うのも可笑しな話だが。
「雄也くん、返事は?」
「澪、私告白してないんだけど?」
「まだ、しないんでしょ?」
「澪に返事されたら最悪なんですけど!」
「琴は仲良くなってからすれば良いよ、その間に付き合ってるかもだけど」
澪と事が言い合いしている。
「雄也は、澪と付き合うの?」
「いや、そのつもりはない」
俺がそう言うと澪は泣きそうになっている。
「琴と同じでもっと仲良くなってからだな」
「だよね!」
琴がそう喜んでいる。
「気が合うし、私と付き合う?」
「さっきも言ったが先ずはもう少し話して仲良くなってからだ」
俺がそう言うとだよねと言い笑った。
「なら、もっと仲良くなる為に泊まろう!」
今日は土曜日だから予定的なら大丈夫だが大胆すぎないか?2人の親御さんが許さないだろう。
「ちなみに、お母さん達は賛成してるよ?」
そう琴が言うと澪も頷いた。
「まさか、元からそのつもりで来たのか?」
俺の言葉に2人とも大きく頷いた。通りで荷物が多いわけだ。気付かなかった俺も馬鹿だな。
「雄也の家行こー!」
「ね、雄也くん!」
そう2人が俺の腕を組んで家の方向に向かった。そのお泊まり会で、これからの事が決まるのであった……




