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モテ期は優しさから  作者: スノウキラ
プロローグ

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7/10

本当の出会い

 「雄也、落ち着いて聞いてくれ」

「うん」

「お前の父さんと母さんが交通事故にあった」


 じいちゃんからの電話で、俺は何かが壊れる音がした。


「今、病院で手術中だが治るかは不明なくらい大怪我なんだ」

「分かった、俺はどうすれば良い?」


 俺はじいちゃんに聞くと連絡来るまで待ってほしいとの事だったので俺はとりあえず外に出る準備だけした。


「今、手術は終わったが医者の先生が思ってた以上に重症で助からなかった」


 そう泣きながら連絡があった。そこから俺は2人の知り合いにかけたり、じいちゃん達と協力して葬式の準備をしたりした。葬式も終わって数日が経った。じいちゃんだの協力もあり俺は1人で暮らせる事になった。


 実際は、じいちゃん達の所に行く案が出てが個人的には高校が決まっていたので1人暮らしの許可が出たのだ。そして俺はばあちゃんの力を借りて料理を覚えそれ以外の家事もできる様になった。


「雄也よ、投資に興味はないのか?」

「聞いた事はあるけど分からないな」


 そこからじいちゃんから投資についてメリットやデメリットの他に投資するにあたってのコツも教えてもらった。そして俺は自分の勘で何社か選び投資した。


 じいちゃんはある会社の社長で偶に投資もしている。だから俺に声をかけてくれたのだろう。


 選んだ会社が元々有名な所は置いといて運試しで良いと言われた企業で大成功したり1つの会社がまさか後にSNS会社を買い取るとは知らなかった。


 投資が上手くいってからか、サイトで違う会社を投資すると直ぐに株が上がり数日待っても下がる事はなくそのままだったり上がり続けるなど奇跡的な事が起こり、じいちゃんが、俺の会社を見る目に感激にスカウトされたり色々あった。


 じいちゃんのスカウト話に乗っても株は変わらなかった。何だこのチートは?


 数ヶ月後のある日、俺は、投資で稼いだお金やじいちゃんからもらったバイト代で欲しい物を買う為にショッピングモールに来ていた。


「辞めてください!」

「警察呼びますよ?」

「呼んでみろよ!」

「出来るのか?」


 ナンパか?しかも1人の女の子は泣きそうになってるし、思い出すな。父親の事。


 「何か困った人がいれば助けろ、そうするといつかお前に、その恩が返ってくる」


 そう言われて、体術を習ってたな。


「やめろ!」


 俺は咄嗟に男と女性の間に入った。そして男は俺をうざそうに見て殴って来たが軽く交わした。相手は懲りずに殴りかかって来たが交わし続けるとスタミナが切れて逃げた。一件落着と思ったら女性が、声をかけて来た。


「ありがと!」


 最初にギャルっぽい人が言うと隣で眼鏡をかけた人も頭を下げた。多分同じぐらいの年齢だな。

 

「気にするな」


 そう言い俺はその場から去ろうとした。


「待って、ください……お礼がしたい、です!」


 眼鏡をかけた人がそう言ったが俺は大丈夫と言い去ろうとしたが腕を掴まれた。


「ほんとに大丈夫だから」

「で、でも!」

「ママどこ?」



俺と眼鏡の人が話していると5歳ぐらいの女の子が泣いていた。多分迷子だな。


「大丈夫だ」


 俺はそう言い周りを見渡すと、明らかに誰かを探している女性がいたので俺はその子をおんぶして、その人の下まで連れて行った。


「ママー!」


 そう言い俺から降りて抱きついた。母親が見つかって良かったな。


「ありがとうございます!」

「ありがと!」

「気にしないでください」


 そう言い俺は帰ろうとしたが助けた2人が目を輝かせている。何故だ?


「すごいね!」

「普通だろ」

「それが出来ない人が多いですから……」


 そうは褒めてくれているが俺には分からない。そこからお礼したいと言う2人と要らない俺の水掛け論が始まった。するとまた聞いた事ある声が聞こえた。


「ぶつかったんだから金よこせよ!」

「ぶつかって来たのはそっちだろ」


 2人をナンパしていた奴らと30代ぐらいの男性が揉めている。止めるか?


「俺イライラしたんだよ!」

「俺のせいか?」


 そう言い手を掴んだ。


「またお前かよ」

「こっちのセリフだよ……」


 どんだけ迷惑かけたいんだよと思うがまぁ仕方がない。俺は睨むとその男達は舌打ちして何処かへ去った。俺なんかしたか?


「ありがとうございます、助かりました!」

「気にしないでください、何もしてないので」


 俺がそう言うが男性は首を横に振り答えた。


「貴方がいなければ、僕は殴られてましたよ、良ければお礼させてください!」

「偶然通りかかっただけなんで!」


 そう言い俺は走っねある場所に行った。お礼なんて要らないからな。そんな為に俺は助けたんじゃない。


「あ、いた!やっぱり君は良い人だね!」

「良かった」

「何か言いました?」

「気にするな」


 ギャルっぽい人がそう言った後に俺は呟いた。その声に眼鏡の子が反応した。独り言だから気にしないで欲しい。


「名前教えてよ!」

「ねぇ、初対面の人だから駄目だよ!」


 そう2人で話している。俺的にはもう会う事ないし別に良いがな。


「あ、もう映画始まるじゃん!名前聞きたいけど良いやぁ!また会えたらね!」

「ありがとうございました!」


 そう2人は去ろうとするが俺は止めた。


「これ、一応渡しとく」

「え?」

「見てたんですか?」


 俺はそう言いネックレスを渡した。これは俺が女の子の母親を探してた時に見てたやつだ。2人が欲しそうにしてたから買った。


「凄く高いから返す!」

「そうですよ!」

「受け取ってくれた方が怪しいんだが?」


そう言うと2人は笑顔で受け取ってくれた。俺的には自分では良いのを付けるのは恥ずかしいから人の為に何かしたかったから良かった。


「ありがとう!」

「お礼したいので連絡先交換してくれませんか?」

「本当に気にするな、偶然会って楽しかったからな!もしまた会った時にお礼してくれたら良い」


 そう言い俺は走って帰った。多分皆からは変に思われるが、俺は元々金持ちだった訳ではない。だからお金の使い方なんて分からない。だが喜んでくれる人がいるからこそ、笑顔が見れて嬉しいのだ。


 もう会う事はないが良い思い出だったな。高校で再会して進展するのをこの時の俺は知らなかった。再会して遊び終わりの俺もそんな事は知らない……

 

 

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