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モテ期は優しさから  作者: スノウキラ
プロローグ

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6/10

かっこいい男のあり方?

 2人と電話してから翌日になった。

 

「良いじゃん、約束に遅れる男なんて!」

「私達が早く来たんですー!」

「そうだ!そうだ!」


 澪と琴の声が聞こえてくる。それに知らない男性の声も。もしかして、ナンパされてるのか?


「ごめん、遅くなった!」


 俺は急いで男と2人の間に入った。


「遅いよー!」

「ほんと、何してるの?」


 澪と琴が俺の腕を組んで話している。


「こんな暗そうな奴の何が良いんだよ!」


 そう言うと殴りかかってきた。すぐに暴力って単細胞が何かなのか?そんな事は気にせずに俺は軽く受け止めてそのままその手を握ってやった。


「痛った!」


 そう言い男はしゃがみ、俺の顔を見ると睨んで消えていった。睨む意味が分からん。


「雄也凄い!」

「流石だね!」


 琴と澪が褒めてくれている。まぁ、俺からすると相手は弱かったから凄くはないんだけどな。


「気を取り直して行こー!」


 琴が俺の腕を組んだままショッピングモールへ向かった。


「映画だー!」


 琴が機嫌良く言っている。そんな見たかったのか。


「雄也くんは真ん中ね!」


 澪に言われる通りに俺は2人の間に座った。そして映画が始まった。映画中は何もなかった。特に今回はちゃんとした、恋愛や感動系でもなく、アクションが多めだったので、ラノベで良くある手を握るなど陰キャの妄想的な事は無かった。


「面白かったね!」

「そうだな」


 今回の映画も中々だった。


「じゃあ澪と雄也には買い物に付き合ってもらおうよ!」


 そう琴が俺と澪の間に入り手を引っ張って目当てであろう服屋に行った。


「琴にはこれが合うんじゃない?」

「良いけど高いなー、でもこれなら買えそう!」


 澪が、Tシャツを勧めるが高いと琴は断り別の気に入ってそうな服を手に取った。


「澪、これどう?」

「私もお値段的になー……」


 今度は琴が勧めたが高いのか悩んでいる。俺にはついていけない話なので、完全に空気になっている。


「よし!琴も私も買えたよ、雄也くんは?」

「俺は別に用はないから良いぞ」


 そう言うと2人は驚いた顔をしている。


「せっかく来たのに買わないの?」

「別に欲しいと思うのが無かったからな」


 そう言うと2人は納得した。悩みながらも買い物が終わりどうしようかと考えていると澪が動いた。


「ごめん、お手洗い行ってきて良い?」

「あ、私も!」


 そう言い2人は、行ったので俺は近くの椅子で座って待つ事にした。あ、良い事思いついた。


「お待たせ!って雄也くんは?」

「ほんとだ、帰った?」

「帰ってないぞ」


 少し遅れてしまったな。


「雄也くん、何その袋?」

「ほんとだ、雄也欲しいのないって言ってたのあー私らに内緒で買ったんだ?」


 そう言うので俺は2袋持ってたので1袋ずつ2人に渡した。


「何これ?」

「開けても良い?」


 琴が聞くと澪が袋の中を探りながら聞いてきたので頷いた。


「え……」

「琴、どうしたの?」


 琴が驚きそれを疑問に思った澪。


「雄也くん、大丈夫なの?」

「何がだ?」

「お金だよ」

「澪の言う通りだよ!」


 澪の心配の後に琴が大声でそう言った。


「一応稼いでるからな」

「でも、私達が見てたのって1つで数万するんだよ?それを何個も買うって雄也くんって何者?」

「実はお金持ちとか?」


 俺は2人が考えてた奴を覚えてそれを全て買ったのだ。澪の後に琴がそう聞いた。俺は考えながら答えた。


「親が亡くなってからじいちゃんの手助けで投資を始めたんだ」

「雄也くんっ頭良いの?」

「そうだよ、雄也って実は天才?」

「普通だ」


 頭は良い方ではない。何かを考えるのが好きなだけだ。だから運も重なったのだ。


「申し訳ないな……」


 澪が少し気が引いている感じするな。


「気にするな、俺の気持ちだ」

「前もだけど雄也くんってどんな人よりも優しいよね」

「ほんとだよ、前から思ってたけど雄也みたいな人いないよ!」

「前もって知り合いだったか?」


 前の言葉も気になったがやはり気になるな。


「覚えてない雄也にヒントをあげよう!」


 そう言い琴はネックレスを外した。澪も同じネックレスを外した。何か見覚えがあるな。


「これは、去年雄也くんから貰ったネックレスだよ」


 去年……


 「詳しく聞いても良いか?」


 この後俺は、過去の俺と2人の本当の目的を知るのであった。そしてこの関係性が変化するのもその時である。

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