閑話 デートプラン4
フォレストラズベリーのジャムが切れた。
好物なのに。むぅ。
近場で売っていないんだよね。
「フォレストラズベリーのジャムが切れたんです」
「あちゃー。こっちであまり売ってるの聞かないね」
「だから、収穫に行きましょう?」
「えっ、うん」
「大丈夫です!魔物は護身用魔道具で弾きます」
この頃には、アンジェリーナの貪欲な食欲にクロードも慣れた。止めても無駄である。
今までは、ちょっと危険くらいの場所しか連れて行かなかったが、護身用魔道具を装着したクロードなら大抵の場所に連れて行ける。
デートプランがハードプランになるのも近い。
「さあ、この籠に摘んで下さい。鮮やかな赤が食べ頃です。摘みながら食べてもいいですよ!」
「いっぱいだね〜!甘酸っぱい!美味しい!」
「こっちにスイートピーチもありました!あーん」
「あーん?…甘くて瑞々しい!」
「こっちも収穫しときますね」
クローマ大森林の奥地で、フォレストラズベリーの収穫が始まった。
たまに蛇や猿の魔物が飛び出してくるが、魔道具の前には無力である。
クロードに向かって行き、弾き飛ばされたところを、アンジェリーナの魔法で瞬殺だ。
「沢山採れましたね!帰ったら早速ジャムにします。スコーンも焼いて、お茶にしましょう」
「わあ、摘みたても食べられて、ジャムも食べられるなんて幸せだな〜」
「はい!美味しいは正義です!」
大瓶5個と小瓶10個のジャムができた。
公爵家のお土産用にいくつか包む。
クロードのおやつ用に大量のスコーンとジャムも分けた。明日の休憩に食べるだろう。
「熱々ふわふわのスコーンと甘酸っぱいジャム最高だね!毎日食べたい」
「他のジャムもどうぞ。こっちのブルーハニーベリーも美味しいですよ」
「!蜂蜜みたいにトロッとしてるのに、甘酸っぱい!初めて食べたよ!」
「煮詰めると皮まで溶けて蜂蜜みたいになるんです。紅茶に入れても美味しいですよ」
「本当だ!アンジーと居ると初めてがいっぱいだ!」
ほのぼのと休日は過ぎて行く。




