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Wonderful Planet ~弱体化されまくった銃使いで頑張ります!~ Ver1.0  作者: ハーメルンホイッスル
Roaring of The War
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ラクリマエ・アダマンティス 14

完成しました!…が!前回賢者の隠れ里に向かう話と言ったな?…あれは嘘だ!

…すみません!飛行部隊の事を書かなければいけない事を忘れていました…許して…ニャン!…あ、すみませんすみません!

きっと!次回から!画面端…じゃなくて、賢者の隠れ里に出発話になると思います!…多分!


次回更新は4月30日 0時更新です!


「あ!いたいた!ソウルさん!」


「はいはい?どうしましたか?ルージュさん?」


 レースを終えて平原に戻って来ると、ハピネスカラーが得たデータを元に再調整すると言ってきたので、ソウルはその言葉に頷き、プロトスカイ2を渡した。その後、ソウル達はクリスタルから少し離れた場所で、感想を交えながら休憩していると、ローズルージュがこちらへ駆けよって来た。


「飛行部隊のメンバーが決まったから、ハピちゃんの所で顔合わせをお願いしてもいい?」


「分かりました」


「私もかしら?」


「プロトスカイがあるならお願いするわ~」


「了解したわ」


「ちょっと癖が強い人たちだけど、根は素直だから…その~…ごめんね!」


「え?…あ!ちょ!待…」


 唐突な謝罪に困惑したソウルは、その意味を問いただそうと聞き返したが、ローズルージュはその前に走り去ってしまった。


「…あら?楽しみね?」


「不安しか感じないんだが?」


 走り去っていくローズルージュの姿を見ながら、ソウルはこれから会う人達に言い知れぬ不安を抱いた。






 ー果ての平原・薔薇乙女騎士団・3番隊テントー






「こんちわ~」


「お邪魔するわよ」


「へいらっしゃい!」


 ソウル達がハピネスカラー隊のテントに入ると、ブランジャーが寿司職人のような挨拶をしてきたので、ソウルは軽い会釈で答えた。


「さっき、ローズルージュさんから飛行部隊のメンバーと顔合わせをお願いされたのですが、おりますでしょうか?」


「いるよ!ちょっと呼んでくるから、これで遊んでいてくれ!」


 ブランジャーは、ソウルとアップルに男性の拳ほどの大きさがあるフィジットトイを投げ渡した後、テントの奥に向かって行った。


「あら?これいいわね!」


「お~確かに」


 ソウルとアップルは、渡されたフィジットトイにある様々なギミックを片手で動かして、感触を確かめてみた。親指で円柱部分を勢いよく回転させたり、切り替えスイッチように板状の金属をスライドさせてカチカチという音を出したり、リング部分に人差し指を入れてフィジットトイ自体を回転させたりすると、小気味よい金属音や振動などの感触が心地よく、いつまでも触っていたくなるような中毒性を帯びていた。


「連れて来たぞ!」


 2人がフィジットトイで遊んでいると、ブランジャーは5人の男女を連れて来た。


「あんたが噂の隊長か?」


 ブランジャーが連れて来た5人の中から、髪型がリーゼントの男性プレイヤーがソウルに話しかけて来た。


「隊長?…あれ?まさか俺、隊長なの?」


「ソウルがプロトスカイの発案者なんだからそうなんじゃないの?」


「あ~…そうか」


 アップルの言葉に納得したソウルは、リーゼントの男性プレイヤーに視線を戻した。


「失礼しました、ソウルです。よろしくお願いいたします。」


「お…おう?俺は、疾風特攻の鮫(ブッコミシャーク)だぜ!」


「私はアップルよ。立場的に副隊長になるのかしら?」


「夜露死苦!アニキ!アネさん!」


 疾風特攻の鮫は、仁義を切るように中腰で挨拶してくると、ソウルとアップルの2人は軽く会釈して返した。そしてその後、隣にいたは金髪ショートカットの女性プレイヤーが右手を大きく上げて、元気のいい自己紹介をして来た。


「つぎは私だね!私は、シャムキャット・ハルトマンっていうよ!」


「よろしくお願いします」


「よろしくね」


「えへへ!よろしく~!」


 シャムキャット・ハルトマンは含羞(はにか)みながら挨拶した後、その隣にいた細目で緑髪の男性プレイヤーが口を開いた。


「右から始まったから次はわしやろか?え~っと、わしは宝福院(ほうふくいん)戟丸(げきまる)といいますねん。よろしゅう頼んますわ、隊長はん」


 宝福院・戟丸がそう挨拶した後、すぐにその隣にいた高身長で、出ている所は出て引っ込んでいる所は引っ込んでいる、所謂ナイスバディのミノタウルス種の女性プレイヤーが挨拶して来た。


「私はミルミル・ベッドよ~よろしくね~」


「よ…よろしくお願いします。…すみませんミルミル・ベッドさん、質問してよろしいでしょうか?」


 ミルミル・ベッドの名を聞いて、ソウルは迫真な表情をしながら質問した。


「ミルミルでいいわよ~。それで~?な~に~?」


「えっとその…失礼ですが、ミルミルというのはもしかして…」


「…うふふ~何かしらね~?」


「で…ではベッドというのは…も…もしかして!?」


「そっちは寝具の事よ~」


「「「!?」」」


 ミルミル・ベッドの言葉に、この場にいる3人の男性プレイヤーに驚愕の稲妻が走った。


「あ…兄貴…ミルミルベッドってまさか…」


「もしそうなら…隊長はん…こりゃ~えらいこっちゃやで…」


「ま…まて、まだそうと決まったわけではない。だから改めて尋ねてみ…」


 動揺する男性2人を一旦落ち着かせて、改めて審議を問おうとミルミルに目を向けると、3人の視界にミルミルの豊満が上下に揺れたので、しばらくそこから目を離せなくなってしまった。


「「「ゴクリッ」」」


「いい加減にしなさい!」


 アップルは、アイテム欄からハリセンを取り出してソウルの頭を引っぱたくと、残り2人の男性プレイヤーは、軍人のように姿勢を正して直立した。


「ゴホン!え~…失礼した」


「ティタ…」


 最後に自己紹介したのは、リイルフのように低身長で黒を基調としたゴシックロリータ服を着ているので、まさに幼女といっていいほどだった。また、パッチワークテディベアを胸に抱いている為、幼女感が増していた。


「よろしくお願いしますね、ティタさん」


「ティタでいい…」


「わかったよ、ティタ」


 ソウルが言い直すと、ティタは無言のままコクンと頷いた。


「これで全部ね?」


「うっす!姉さん!」


「人数分のプロトスカイはもうあるの?」


「いま、作ってるみたいやわぁ」


「そうなの?じゃあ、実際使う前にコツとかを教えておいた方が良いかしら?」


「そうだな。いきなり使えって言われても困るし、その方が良いだろう」


「確かにそうね」


 アップルはソウルに頷き、飛行時の説明やコツなどを教え始めた。だが、その説明は天才特有の直感や感覚に頼ったものだったため、ソウルは傍にあったA型黒板を使って、分かりやすく補足していった。


「前情報としてはこのくらいかしら?」


「そうだな」


「なるほど、大体わかったっす!」


「ほんまに?ほな、ちょっとさっき言うてた事を説明してみぃ?」


 戟丸がニヤつきながらそう言うと、言われたブッコミシャークは数秒固まった後、ガックリと肩を落とした。


「まぁ、分からなかったら、気合いと勇気を友達にすれば何とかなるわ」


「そんな、どこぞのアンパンみたいなこと言わはれても…」


「大丈夫よ!」


 胸を張って言い切るアップルに、ブッコミシャークたちは不安な顔をしながら、アップルを見つめた。


「おーい!出来たぞー!持ってけ~」


 テントの奥にいたソルレイドが大声で報告してくると、ブッコミシャークたちは自分たちの体に調整されたプロトスカイ2を受け取って行った。


「全員受け取ったみたいだし、さっそく練習してみようか」


「うっす!」


「了解や」


「おー!楽しみー!」


「は~い」


「…分かった」


 ソウル達の提案に、ブッコミシャークたちは弾んだ声や気合いが入った声で答えた後、闇に閉ざされた大地へ向かって行った。






 -闇に閉ざされた大地-






「これは楽しいわね~」


「たーのしー!」


「…気持ちいい」


 ソウル達は、闇に閉ざされた大地にくると、各自のタイミングで空へ打ち上がり、自由に空を飛び始めた。また、ハピネスカラーに預けていたソウルとアップルのプロトスカイ2も、テントを出ようとした時にちょうど調整が終わったらしいので受け取り、ブッコミシャークたちの最後に空へ上がった。


「このマスクを追加してくれたおかげでHPが減る事も無くなったわ」


「ああ、本当にありがたい」


 ソウルとアップルそしてブッコミシャークたちのプロトスカイ2には、顔を覆う機械的な見た目のマスクが自動で装着される機能が新しく追加されたので、空を飛んでも窒息ダメージでHPが減る事は無かった。


「(見たところ問題は起きてないし、そろそろ本格的な訓練を始めるか)全員、集合してくれ」


 集合の号令をかけると、ブッコミシャークたちは短く返事して、ソウルに近づいて行った。


「みんな、俺の声は聞こえているか?…聞こえていたら右手を上げてくれ」


 その場の全員が指示された通りに右手を上げると、ソウルは問題なく声は届いていると判断する頷きをして、手を下ろさせた後に訓練の説明を始めた。


「OK。訓練の説明だけど、まず最初は並列で真っ直ぐ飛んで、適当なタイミングで隊形の変更や全速力または急停止を指示を出す。隊形変更の際は、自分がどの位置にいなくちゃいけないのか考えながら動いてくれ」


「えっと~質問いいかしら~?」


「どうぞ」


「形を変えるって言ったけど、その形が分からなかった場合はどうすればいいのかしら~?」


「大丈夫だ。指示に出す形は特殊記号とかの難しい物じゃなくて、誰でも知っている形を指示するから問題ないはずだ」


「そう~?ならいいわ~」


「他に質問は?」


 ソウルは、全員の顔を見回しながら問いかけるが、手を上げる者は居なかった。


「いないな。よし、順番を決めたら始めよう」


 アップルと、ブッコミシャークたちは元気よくソウルに返事した。そして、ソウルとアップル以外でジャンケンをして順番を決めた後、横1列に並んで飛び始めた。


「隊形をVに変更せよ!」


「「「「「「了解」」」」」」


 400mほど進んだ時、ソウルはV字の隊形になる様に指示すると、アップルとブッコミシャークたちは微調整しながらV字の隊形になっていった。


「(お~!凄いな!初めてなのにちゃんとV字になっていく!それに互いの距離も完璧だ!)」


 V字の最後方にいるソウルは、問題なくV字の隊形に成って行くのを見て、内心でブッコミシャークたちを称賛した。


「そのまま全速りょ…」


「ソウルさん!聞こえる!?」


 ソウルが次の指示を出そうとした時、ハピネスカラーが突然に通話して来た。


「ハピネスカラーさん?ちょっと待ってください!…全員急停止して集合してくれ!」


 突発的に出した指示にもかかわらず、飛行部隊の全員がその指示に従って急速に速度を落とした後、滞空してゆっくりとソウルに近づいていった。


「どうしましたか?」


「大変な事が起きたみたい!すぐにクリスタルの所まで戻って来て!」


「あー…分かりました、すぐに戻ります…が、一体何が起こったんです?」


「賢者の隠れ里に抜け駆けしたユニオンがやらかしたのよ!このままだとイベントが終わるわ!」


「へ?」


 ハピネスカラーの焦る声を聞いて、ソウルは間の抜けた声で聞き返してしまった。

フィジットトイというのは、金属製でハンドスピナーのように高速回転する部分があったり、スライドさせて心地よい金属音を出したり、リボルバーを指でクルクル回したりする手遊びの道具です。


A型黒板というのは、おしゃれなカフェとかの入り口付近に置いてあるAの形をした看板の事です。


順番は、1がソウル 2がアップル 3がブッコミシャーク 4がティタ 5が戟丸 6がキャット 7がミルミルの順です。



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誤字脱字報告 アザマス!

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