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庭師のカルマ  作者: 赤葛羽
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04:ある緑の話

ある村に、満月の夜に生まれた女の子がいました。


女の子はみんなから妬まれていました。


美しい髪と瞳を持っていたからです。


彼女には不思議な力がありました。


満月の夜には洋緑の髪と黄金の瞳が月の光に輝き


“ふつう”の人間には使えない力


『私は本当は、生まれてきちゃいけなかったのかな』


彼女は悲しみました。


彼女は自分の居場所を見つけられませんでした。


少女が18歳の頃、大きな千年樹で一人の青年に出会いました。


『どうして、泣いてるの』


『生まれてきてはいけなかったの』


『誰が?』


『私よ』


『どうして。こんなに綺麗なのに』


青年は微笑んで答えました。


少女は顔も見ずに怒鳴りました。


『あなたに何がわかるの』


『だって、君も僕も同じだもの』


そういって青年は少女の瞳を見て笑いました。


洋緑の髪と銀色の瞳が月明かりに輝いていました。


まるで少女の鏡写しがそこにいるようでした。


『あなたは』


『僕はサム』


『私アシュリー』


似たような容姿と、似たような境遇をもっていました。


少女と青年は恋をしました。

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