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詩「夜だけが」
ハッカリの季節やペストとニュースと孤独と歴史と時間を考え出したら書きたくなった詩です。
少しくらいは生きている時間が嬉しいときであってほしい。悩みや辛さがかなりを占めるとしても。
夜の眠りへと
空間へ逃げるためか
体力や気力を養うためか
子供がいなくなる嗚咽は留まる
缶チューハイが美味しい時も生きてるから
そのあいだ
人々の文化っぽく
慣れ親しんでふと命に剥き出しにされる
或いは
命が囲われ死ねなくなる
何が自然なのかニュートラルなのか
毎日飛び交う悲報のようにか
それらに慈愛は聞こえない
どこにも博愛は聞こえない
たったそれだけこそ立ち向かうかのように
寂しさとは 繋がりとは
余裕とは 精一杯ならば
自分の考え事があたかもいなくなったお化け達に
見られているかのように
あとへ続く期間
それだけやそのものは妬ましくはなく
続くのは苦しいくらいだろう
楽しめる日も来るだろう
夜だけが憩いではないだろう
夜は夜行性の眼のようだ




