25/30
詩「らしさ」
全力で駆け抜ける
この気持ちに
偽りないというのなら
世界は氷山は
元から己だったのさ
見つめる鏡も割れた鏡も
曇ったものでもよくて
どこへ向かうと
僅かの命で
へし折る気なんて
持ち合わせちゃいないよ
楽に思えば廻りこんでも
それが記憶の底について
でもあなたを覚えてる
渡航した先で
何千キロ先の彼方へ投げかけ
謎めいてひしめいて
呼び合った
この木霊よ
これが勘違いならそれでいいさ
それが奇跡ならこれでいいさ
元より身体一つだ
誰しもそうさ
愛せばいいさ
怖れればいいさ




