表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集Ⅱ  作者: 蓮井 遼
20/30

詩「去りゆくもの」


昭和の時代に生まれて

あれこれ時が経っていたが

何を伝えたかというと

今は冷たさに覆われていて

しかし

怒りは今にもまた始まることなのだろう


早急に力が持続するかは

わからず

生きてきた間で

生きていたことが傍に写すことでも

どの時代もどの国々でも

人の生業はまた同じく

投げかけては

序曲までにも到らず

基本的なものを尊んでいる


たとえば

家の後ろにある川に続く階段を降りて

石鹸で洋服を擦ったように

頭の上に壺を乗せて

数キロ歩いてお家に戻るように

朝のホイッスルで起こされて

一家ともども移り住んで

農場で泊まり込み働くように


そして我らもまた

一仕事終えては

酒を飲み

皆で映画館に行く


だから大切なことは

誰にも教えられなくても

生活が人に生きていることを

諭していくのかもしれない


そんななかだと

自分を超えて

大事な存在を見つけることは

空に気づく降り始めの雨のようなものかもしれないが

たとえ雨にうたれようとも

しばらく誰かと生きてはゆけるのだから

怖くはないのだろう

地面はぬかるむけれど

それでいいだろう




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ