表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奴隷紋を魔改造したらヒロインたちが覚醒しました 〜追放された最弱付与術師、最強の従者たちと世界最深ダンジョンを制覇する〜  作者: 悠々


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
27/50

第27話 クランバトル開幕

「おい見ろよ! いよいよクランバトルが始まるぞ!」


「Sランクパーティー『金色の獅子』対、新進気鋭の無能クラン! 勝つのはどっちだ!?」


王都中央広場。

巨大な投影魔導器のスクリーンの前には、数千人もの大観衆が詰めかけ、まるでお祭りのような熱気と大歓声に包まれていた。

ダンジョンの入り口である、巨大な黒い石門の前に、俺たちとレオたちが対峙していた。

レオは真っ赤な目をギラつかせ、ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべていた。彼らのクランメンバーの様子が、どこかおかしい。全身の血管が浮き上がり、異常な興奮状態でハァハァと荒い息を吐いている。


「アルス……! 今日がお前の最後だ! せいぜいダンジョンの奥で、のたれ死ぬ姿を王都の奴らに晒すんだな!」


レオの声は、少し掠れて狂気を帯びていた。

(あれは……使用禁止の軍用ドーピング薬『魔血狂化薬』だな。魔力を一時的に暴走させて戦闘力を上げるが、脳と肉体に深刻な後遺症を残す禁忌の薬だ)

俺はレオたちのステータスが、不自然に膨れ上がっているのを鑑定で見抜いた。

彼らはそこまで追い詰められ、焦っていたのだ。


「レオ、ルールは『最深部のボスの討伐』だ。卑怯な真似はしないようにな」


俺が冷ややかに言うと、ミリアが金切り声を上げて笑った。


「卑怯? 勝てば官軍よ、アルス! あんたたちの豪邸も、その奴隷たちも、全部私たちのものになるのよ!」


「ゲート、オープン! クランバトル、開始!」


ギルド審判員の高らかな宣言と共に、巨大な石門が開き、俺たちとレオたちは同時に別々の攻略ルートへと突入した。

タァン! と、レオたちが薬物の超常的な力で地を蹴り、猛スピードで洞窟の奥へと消えていく。


「主様、あいつら、尋常じゃない速度で走っていきました。薬の匂いがひどいです」


ルナが鼻をしかめながら言った。


「ああ。焦って禁忌の薬を服用したらしい。だが、自滅へのカウントダウンが始まっただけだ。俺たちは俺たちのペースでいこう。クララ、ルナ、セレナ、バフをかけるぞ!」


「はい、主様!」


「いつでもいけるわ!」


「旦那様、絶対の盾を見せてやるぞ!」


俺は三人の装備と肉体に、契約魔改造のバフを常時接続した。

乗算バグにより、彼女たちのステータスは再び通常の十倍へと跳ね上がる。

俺たちは、レオたちとは次元の異なる、静かでありながら圧倒的な超高速の攻略を開始した。

その先に、レオたちが仕掛けた「卑劣な罠」が待ち受けているとも知らずに。

いや、待ち受けているのを知りながら、俺たちは真っ直ぐに突き進んでいった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ