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奴隷紋を魔改造したらヒロインたちが覚醒しました 〜追放された最弱付与術師、最強の従者たちと世界最深ダンジョンを制覇する〜  作者: 悠々


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第15話 安住のクランハウス

「これが、俺たちの家か……」


王都の郊外、静かな森の入り口に佇む、白壁の立派な二階建ての一軒家。

広い庭があり、周囲は豊かな緑に囲まれている。

俺たちが手に入れた、紛れもない「我が家」――クランハウスだった。


「旦那様! この家、うちが防衛結界と鍛造用の地下室をバッチリ魔改造しておいたぞ! 誰も手出しできない最強の要塞ハウスだ!」


クララがスコップを片手に、自慢げに鼻を高くして笑った。


「庭には精霊たちがたくさん集まっているわ。私の魔法の特訓にも、ハーブの栽培にも最高の環境ね。……アルス、本当にありがとう」


セレナが嬉しそうに俺の隣に並び、そっと俺の袖を掴んだ。


「主様、ルナは毎日美味しいご飯をここで作ります! 一生、主様のお側でお仕えさせてください!」


ルナの犬耳が嬉しそうに揺れ、灰色の尻尾が激しく左右に振られている。


「ああ、こちらこそよろしく頼むよ、みんな」


俺はポケットの中で、ハリスの不正の証拠が記された契約書(前世の交渉術とクララの偵察ツールで入手し、ギルド本部に暴露して彼を失脚・投獄させたもの)と、ギルドから支払われた金貨五十枚の残りの財布を揺らした。

俺を追放したレオたち『金色の獅子』は、俺のバフを失ったことでクエスト失敗を繰り返し、ハリスの失脚と共に不正への関与が疑われ、すでにSランクから格下げされて没落の一途をたどっている。自業自得だ。


「よし、それじゃあ早速、中に荷物を運び込もう」


「おーっ!」


みんなで笑い合いながら、新しい扉を開けて家の中へと入っていく。

差し込む温かい夕日の光が、俺たちの新しい門出を優しく照らし出していた。

前世で孤独に使い潰された俺と、この世界で道具として虐げられてきた彼女たち。

ここから、俺たちの本当の「安住の物語」が始まるのだ。

玄関の扉が静かに閉まり、暖炉に温かい火が灯る音が、静まり返った森の夕暮れに溶けていった。

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