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転生したら神スキル持ちのハーレム王子だった  作者: 鯖太郎
二章 青年期
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卒業式と結婚式

 とてもよく晴れた卒業式当日。

 馬車に乗る。

 今日は両親も一緒だ。

 父は主賓として、母は僕の為に式に出てくれる。


 「ライオ、主席挨拶は考えてきたか?学生生活の締めくくりだ、しっかりと頼むぞ」


 「はい。父上の主賓挨拶も楽しみにしています」


 「言うようになったな。ワハハ」


 

 「卒業生代表挨拶、卒業生代表ライオネル=フォン=マスタング」

 「はい」


 「在校生、今日来ていた父兄の皆さん先生方、そして来賓の皆様、本日は私達の為にありがとうございます。先ずは在校生、私達の入学の時もこうやって代表挨拶をした事を思い出します。誰も欠けることなく今日という日を迎えられて本当によかったです。私達は今日卒業するともう働かなければなりません。成人として国の為、家族の為、愛する者の為、そしてこの学校で出会った全ての人の為に僕達は国の中枢で働かなくてはないません。それが唯一僕たちの出来る学校への恩返しだからです。在校生の皆さんもそのことを忘れずに過ごして下さい。

そして父兄の皆さんに初等から高等までの全ての先生、私達をここまで育ててくださって本当にありがとうございます。まだまだ迷惑を掛けることがあると思いますがこれからもよろしくお願い致します。最後なりますが卒業生の皆、この学校に泥を塗ることのないよう社会に出て頑張りましょう。ご来賓の皆様方も今日はご足労誠に有難うございました。そしてここにいる皆様のご多幸を祈り挨拶に返させて頂きます。卒業生代表ライオネル=フォン=マスタング」

 万雷の拍手の中壇上を降りるライオネルはほっとしていた。

 父の挨拶も滞りなく終わり式は無事終わりを迎えたのである。

 

 クラスの皆で集まって最後の別れを惜しむのが普通だがこのクラス全員が国の中枢で働くのは決定しておりいつでも気軽に会えてしまう。

 それぞれ領地での見習いとなるはずが父の計らいで全員がウエストマスタング領に来ることとなった。

 それぞれ領地の軍務、財務、法務、などの見習いとなった。

 トールは領主補佐官見習いとなった。

 ここで力を発揮して成功を収めればいずれ国の中枢へと入れるだろう。

 その為には僕も頑張らなければならない。


 卒業式も終わり僕はライオネル=フォン=ウエストマスタングとなった。

 

 夜、家族全員が集まりパーティーを開いてくれた。

 姉が公爵家へと降嫁することが決まったし僕の明日結婚式を含めて。

 初等からのお付き合いだそうで惚気話をよく聞かされた。


 次の日、僕の結婚式当日。

 王族の教会には家族、親戚が集まった。

 地球と同じように僕が先に入って新婦が父と共にバージンロードを歩いて僕の元へくる。

 先ずはマリアが元帥とゆっくり歩いて入場する。

 父である元帥は涙を堪えながら。

 僕の元へ来ると元帥はよろしくお願いしますと一言だけ言って戻った。

 次はリリーがアール国王とにこやかに入場。

 よろしくお願いすると一言言うとアール国王は戻った。

 次はベティーが宰相と共に、宰相は緊張しているようだった。

 へ、陛下娘をよろしくお願い致しますと言うと戻っていった。

 次は愛子が父と入場する。

 これは父からの進言があった。

 異世界から来た愛子にはこちらで父が父代わりだと言って聞かなかった。

 父は愛子を泣かせたら許さんと一言頂いた。

 次のラーナにも付くので急いで退場。

 ラーナの入場と共に父が入ってきた。

 ラーナの時もラーナを泣かせたら許さんと一言・・・。

 親族席へと戻っていった。

 最後にレイアが養父ダーマ侯爵と共に入場する。

 レイアをどうかよろしくお願い致します。 

 そう言うとダーマ侯爵は戻っていった。


 そのあと全員と誓った。

 健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、妻として愛し、敬い、いつくしむことを誓います。

 そして新婦たちも誓う。

 健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、夫として愛し、敬い、いつくしむことを誓います

 

 司祭はにこやかに宣言する。

 

 「皆を夫婦と認めます。誓いのキスをして下さい」

 ベールをあげる手が震える。

 皆んなの笑顔を守ると僕は1人1人に誓うように唇を重ねた。


 式も滞りなく終わって、馬車で移動する。王都手前でオープンタイプの馬車に乗り換えて王城までの道のりをパレードする。


 手を振りながら歓声に応えていく。


 王城へ到着するとお色直しをして披露宴が始まった。

 ここでは各国のトップを含めた首脳陣姿もある。

 挨拶をしたりされたりかなり疲れる。

 それでも疲れを吹っ飛ばす程の嫁のドレスはとても美しく華やかだった。


 披露宴も無事終わった。

 今日は新婚初夜とあってかピリピリしだした。


 「今日は王城で皆、泊まりますが許可は下りております。後は誰が新婚初夜をライオ様と過ごすかです」


 これは決まりそうもないな。

 でもこれは僕たち全員の初めてである。

 だけど・・・。

 

 「ねぇ、皆で部屋に入って寝よう。絶対にそう言うことをしないといけないなんて事はないのだから・・・」

 

 僕も含めて全員顔を真っ赤にしてそそくさと部屋に入った。

 順番は後々決めるとしてこれから仲良く暮らしていこうと決めた。

 朝焼けがぼんやり部屋を明るくするまで皆で明るい未来の話に花を咲かせた。

 

 「あー眠い。そして皆よく寝てる。うふふ」

 

 皆んなの寝顔を初めて見た。

 夫婦になった事を実感する。


 今日は引っ越しだ。

 

 「さぁー皆んな起きて。今日は新居へ引っ越しだよ」

 

 

 

 

結婚式回でした。

次回からウエストマスタング領でのお話です。

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