卒業論文と領地名
いよいよ高等教育学校の卒業まであとひと月となった頃、卒業論文を結局一度も変わらなかったSクラスのメンバーで書き上げていた。
論文は魔法の強化、変化としてイメージや詠唱の精度を上げることで同じ属性の魔法であっても数段階の違う魔法となること、それにより魔人等に有効な最大火力の魔法が放てる可能性があること等を書いていった。
「明日には提出できるね」
「これは大陸を震撼させる程の論文だと思います」
「もう少しだ、ラストスパートがんばろう」
皆も張り切っている。
次の日、卒業論文を提出した。
「先生、僕たちはこれからなにをすればいいでしょうか?」
論文を提出することは研究の終わりを意味していた。
「卒業式まで休んでていいぞ。お疲れ様。」
「わかりました・・・」
先生の思わぬ発言に皆固まっていた。
「先生、こんな大事な話は早く言ってください」
「すまん。すっかり忘れてた。それでは卒業式の日に会おう」
「「「さようなら」」」
次の日
今日から冒険者生活開始!
先ずはギルドへ向かいランク5の依頼を探す。
「王都西の森ゴブリンの集落一掃」
これにしよう。
「これお願いします」
「は、はいゴブリン集落一掃ですね。ではくれぐれもお気をつけて」
「はい」
ある程度の地図はもらったのでそこへ向かうとゴブリンの集落にオーガが群がっていた。
「えっ!?」
仕方ない、取り敢えず一掃しよう。
全ての魔物を屠るのにそう時間はかからなかった。
オーガも集落を構えているかもしれないので一匹だけ逃してそれを追う。
1時間ほと森の奥へ進むととてつもなく大きな集落を発見した。
よく見ると檻のような物の中に人らしき姿も見えた。
よく見ると全員女で若い人からまだあどけなさの残る者までいた。
ふと鼻に纏わり付く死臭。
臭いの元には散々嬲れ甚振られ殺されたであろう女性の死体の山だった。
すぐさま剣を抜くとこちらも甚振りながらゆっくりと苦痛と恐怖を与える。
苦痛で歪みながらゆっくりと死んでいくオーガ。
最後にオーガロードと対峙した。
こちらもゆっくりと甚振る。
刺しては回復させ切り刻んでは回復させた。
こんなことを繰り返し手足をもぎ取り目をくり抜いた。
「今まで人族や亜人獣人族の女性にやってきたことだよく味わえ」
そして檻の女性達を救出した。
皆を兵に託しギルドへ戻った。
今日の事をギルドマスターへ報告、未だご遺体もあるのでどうにか供養して欲しいと伝えて帰った。
王城へ戻ると父に呼ばれた。
「ライオネル=フォン=マスタング。お前をウエストランド領領主に任命する。これは高等教育学校の全課程の修了と同時に発効する」
「はい。謹んでお受け致します」
「うん。領主任命と同時に公爵となる。ウエストランドは暫定名となる為にこれから任命式までに考えること、領地名は領名ともなり始めの者が付けた名前は領地二度と変わらない。しかと覚悟を持って考えることだ」
「はい。わかりました」
「以上。ライオネルよよくここまで育ってくれた。これからも頼むぞ」
「ありがとうございます父上」
その日の夜
はぁどんな名にしようかな?
ライオネルは前世の記憶を探っていた。
マスタングは確か馬の品種でその馬をエンブレムにした車の名でもある。
「ダメだーいいのが思いつかない。やっぱりウエストランドかウエスト、ウエストマスタング、ライオネル=フォン=ウエストマスタングっていいかも」
次の日
朝から父と話せる機会があった。
「父上、ウエストマスタングはいかがでしょうか?」
「ほう。マスタングが入ることで貴族の反発もあり得るかもしれない。だが私はいいと思う。その案で行こう」
父は即日、貴族宛に手紙を送った。
ライオネル成人つきウエストマスタング領を拝領。
これにつきライオネル=フォン=ウエストマスタングへと改名すると。
数日後に行われた貴族会議にて多少の反発もあったそうだが了承された。
ライオネルの輝かしい功績に強くはいえなかったようだ。
こうして卒業式をもってライオネル=フォン=ウエストマスタングとなり西の大陸全土を領地とすることとなった。
西の大陸ではお祭り騒ぎだった。
この大陸を救った英雄ライオネルが領主となる。
領主の住む地へ移動が始まった。
その日からギルド、領地復興、結婚式の準備とこなしていった。
そしていよいよ卒業式。
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Magic & Weapons 〜MOD導入で無敵転生〜




