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転生したら神スキル持ちのハーレム王子だった  作者: 鯖太郎
一章 幼少から少年期
15/33

愛子とアイドル

誤字脱字お手柔らかにお願いします。

 転生者愛子と馬車に乗り王城へ向かっていた。

 

 「宮原さん体調は如何ですか?」


 「ええ大丈夫よ、愛子でいいわよ」


 「僕は愛子さんのこと・・・」


 「タメ口で話して構わないわ」


 「君とどこかでお会いしたことある気がする」


 「そう?一方的に見ただけじゃないかしら」


 そんな話をしていると王城へ着いた。


 「なにこれ?」


 「マスタング王国の王城です、僕の家でもあります」


 「え?あなたは?」


 私はライオネル=フォン=マスタング第3王子だ」


 「あらそれは申し訳ありません」


 「基本的にタメ口で構いませんが誰かいる時は笑顔で声を張り上げないで下さい。日本語は通じませんが態度で不敬罪と言う罪に問われると即時斬首です。日本と違うので気をつけてくださいね」


 「あらそう」


 「もしかしてドッキリだとか思ってますか?ですがこれはリアルです。気をつけてくださいね。本当に簡単に死ぬ世界なのです」


 王族に入ると執事、メイドが並んで挨拶をする。

 僕には見慣れた光景でも初めての愛子は戸惑っているようだ。


 「ベッテル、この子を従者用の浴室へ。後で僕も行くから」


 「ライオネル殿下、わかりました」


 「よろしく頼むよ、終わる頃出向くから」



 僕は先ず父に会いにいく。

 もちろん愛子のこと、ある程度本当のことを話そう。


 「父上、お時間を取って頂きありがとうございます。早速ですが単刀直入に言えば、1人の女の子を客人としてしばらく置いてもらえないでしょうか?」


 「と言うと?」


 「はい。神託がありました」

 教会へ行くと創造神様よりとある世界からの転生者が現れたこと、その子をどうか救ってくれと頼まれた事を事細かに説明した。


 「そうか、で今は?」


 「はい、従者用浴室に連れて行きました」


 「そうか、ちゃんとしたドレスを着せてダイニングで食事を取ろう。少し話したい」


 「わかりました。準備出来次第連絡します」


 話しを終えるとすぐに客人用のドレスを見繕った。

 それを持ち浴室へ向かう。


 まだゆっくりしているだろうと思い脱衣所へ入ると浴室からタオルで髪を拭き出てきた彼女と目が合った。


 「ご、ごめん」


 「あ、あら、あ、エ、エッチ」


 後ろに振り返り謝る。

 下着とドレスを渡し逃げる様に脱衣所から出る。


 数十分すると彼女が出てきた。


 「さっきはごめん」


 「はぁ本当よ。お嫁に行けないわ」


 「これから父である国王が話しをしたいと言っています。すぐに支度を済ませて下さい」


 「わかったわ」


 客室へ案内して彼女の支度を待つ。


 彼女が出てきてびっくりした。

 知っている人だった。


 「え?貴方は龍宮院朱美さん」


 「ふうばれちゃったか。よく私の芸名を知っているわね」


 そう知っている、トップアイドルだった龍宮院朱美。

 テレビに出ない時間帯はないって言われるほどの人だ。

 とても可愛くて入院中彼女が出ているテレビを見て恋焦がれていた。


 「で、どうしてここに?」


 「そんな事言われても・・・」


 「あっごめん」


 「ずっとね、私のこと知らない人しかいない世界へ行きたいって願ってたのよ?だからきっとこんなことになったのね。自業自得よ」


 「でも僕は知っているよ。大ファンだった」


 「ありがとう。君はいつこの世界へ?」

 「転生だからあっちで死んで生まれ変わったって感じ。今は7歳。地球で生きていたら君と同い年。だけど死んじゃった」


 「そうだったのごめんなさい」


 「大丈夫だよ」



 「これから父や母、兄弟にあってもらうけど笑顔でね。通訳はするからさ」


 「わかったわ」


 「この世界の飯は美味しいよ」


 「楽しみね」


 こうして龍宮院朱美、本名宮原愛子が僕の家族と対面する。


 扉が開かれると愛子はおどいていた。

 

 「なにこれとても素敵」

 小声でささやく。


 僕は黙って彼女をエスコートする。


 着席すると父から家族へ伝えられた。


 「食事の前にライオネルが神託を受け彼女を救ったそうだ。そしてこの世界の者ではない。ライオネルはスキルでこの子と話せる唯一の人間。しばらく客人としてここで保護することになった」


 話しを聞きながら通訳して昼食を取るなんて芸当なかなか辛い役回りだ。

 だが彼女のため頑張らなくては。


 日本語でちょっと嘘を付くことを伝えた。


 「愛子は日本で人気のトップのア、アイドルです」


 「アイドル?」


 「なんだそれ」


 「貴族の階級みたいなものだそうです」


 「アイドルとはこの世界のどの程度の爵位だ?」


 「侯爵程度だそうです」


 「こんな小さな子供が貴族位を持つなんてどんな世界だ」


 「どうやら魔法はない世界で頭の良さや人気でのし上がった様ですね」


 「頭脳明晰とは驚いた」


 「それでライオネルこれからどうする?」


 「そうですね、彼女のステータスカードを発行出来ないでしょうか?」

 

 「出来ないこともないがなぜだ?」


 「魔法のない世界から来た者はこちらの魔法の世界へ転移するとどうなるのか見てみたいです。それに身分証にもなりますからね」


 「わかった、手配しよう」


 「ありがとうございます。後はこちらの言葉を教えてみようと思います」


 「わかった。ライオネル、お前には彼女の世話を頼むぞ。形式上他国侯爵令嬢の来訪とする」


 「わかりました」



 それから食事が終わるまで質問攻めだった。




 「食事が美味しかった」


 彼女は終始ご機嫌だった。

 

 「これから外に出ない?城下を案内しよう」


 「ええいいわ」


 そう言って馬車に向かおうと向かっていたらマリア、ベティー、リリーの3人と鉢合わせた。


 「この方々は?」


 「婚約者のマリアとベティー、婚約者にしろと言ってる魔王ラーナだ」


 「魔王・・・それで?婚約者持ちなのに私と一緒にいてはダメでしょ」


 そう言って背を向ける。


 「確かに婚約者は2人いるけどね・・・こう見えて僕も王族だからたくさん子供を授かる義務がある。4人以上は娶れと言われているし」


 「そう、でも私の国では一夫多妻は認められないわ」


 「知ってる。僕は・・・。ごめん。また夕食の時部屋に行くよ」


 「バカ」


 


 「ライオネル殿下、今の子は?またですか?またなんですか?」


 「しかも言語が違いますよね?ライオネル殿下はなぜその言葉を?なぜですか?」


 「彼女は大陸外の他国の侯爵令嬢、お見合いと言うか顔見せです。僕のスキルでなら会話することは難しくありません」


 「ままぁリリーは誰と婚約してもいいと思うぞ。

たくさん子供を作るのはライオネルの大切な仕事だしな。それを認めるのは妻の務めだ」


 「ありがとう」


 リリーのこともちゃんと考えてやらないとな。

 それに愛子のこともちゃんと考えて行動しないとな、こっちの世界と地球では価値観が全く違う。

 この国はまだいい方だがもし他国に転移していたら今頃・・・

 ちゃんと話さないとな。


 トントン

 

 「はい」


 「僕だよ、さっきはごめん。こっちの世界と地球では価値観が違うこと理解はしていたけど君にちゃんと伝えるべきだったね。それに僕が地球で生きていた頃、僕は物心つく頃からずっと1人だった。父はいたけど殴られるばかりでまともに話しかけられる人ではなかった。そんな生活もすぐ捨てられて終わったけどね。だから家族は大切にしたいし沢山欲しい。それに不治の病に幼い頃に掛かってからはそれこそ心細くて死んだほうがマシとも思ってた。そんな時君はテレビの中でキラキラ輝いていた。僕は本当に救われたんだ。君を見られた日は幸せだった。君を、龍宮院朱美を見たとき本当に感激した。僕を救ってくれてありがとう。本当に大好きでした。でもね、今では朱美より愛子のことを大好きだよ」


 「ズルい。こんなところで貴方に縋らないと生きていけない今そんなこと言うなんて。貴方はズルいわ」


 「ごめん。だけど感謝だけはわかって欲しい」


 ガチャっとドアが開いた。


 「外・・・連れて行ってくれるんでしょ?」


 「勿論、エスコート致します」


 愛子の手を取り外へ出掛けた。

 

 先ずはヘンリエッタ商会へ向かった。


 「ここは僕が前世の知識で商品作り卸している商会」


 「ダウンにカーディガン凄いわね、これはどうやって作ったの?」


 「ではこちらに来て下さい」


 ヘンリエッタ商会の裏手周り羊毛からカーディガンを作ったり化粧品一色を作って彼女に渡した。

 

 「もう一つプレゼントです」


 そう言うと地面に手を付き大地から純金製の貴金属を作り、ピンクに輝く花の形をしたダイヤを貴金属に取り付けた。


 「ドレスに貴金属は付き物です。このペンダント、ピアス、指輪を付けたらとても決まりますよ」


 顔を真っ赤にして愛子は手を前に出す。

 

 「指輪はめてくれるかしら?」


 「愛子、僕は君に助けられてた。だからこの世界では僕が君を守よ。ずっと側にいて欲しい」


 「私はまだ君のこと知らないし君も私のこと知らないでしょう?だからもう少しもう少しだけ答えを待ってくれるかな?」


 「勿論待つよ。じっくり考えて」


 その後、市場や観光名所、公園へ行った。

 公園から帰る途中、馬車の前に人が数人立ち塞がる。

 どうやら強盗のようだ。

 

 「はぁちょっと行ってきますね」


 「え?危険です。相手は武装していますよ」


 「僕もちゃんと日本刀を持って行きますよ」

 そう言うと次元魔法の武器倉庫から刀を一振り手に取った。


 馬車から出ると

 

 「あれ?まだ子供?君たち幾つだ?」


 「こ、子供じゃない。ぼ、ぼく、あっ俺は大人だ」


 「そっか大人なら手加減は出来ないな。不敬罪で即時斬首だ」


 「ふん。できるものならやってみろ」


 「では参る」

 

 いい終わった刹那リーダーと思われる子供の首へ刀を当てた。

 

 「えっ」

 

 「どうだい?このまま切り落とそうか?」


 強盗とはいえ子供にトラウマを植え付ける殺気を放ち絶望を与える一言をかける。

 

 「俺は構いませんが後ろの子たちはどうかご慈悲をお願いします」


 涙を堪えているが強い目で僕を見つめる。


 「なかなか肝は座っているな。わかった君に免じて許そう。だが君はダメだ、成人しているよね?」


 「はい」


 「成人している君は責任を負わなくてはならない。このまま城へ連行する。君たちも付いてきなさい」


 

 そう言うと馬車後ろから付いて来させた。


 「雷太君なぜあんなことを?」


 「彼らのためだよ。このまま出来損ないの強盗団ではいつか死ぬ。それものたうちまわるようにして苦しんで死ぬだろう。だからこそ楽にしてやるのも僕達の仕事なんだよ」


 「そうなのかしら?」


 「勿論それ以外にもある。日本的考え方もわかる。だけどこの世界はそんなに優しくないし簡単でもない」


 そう言うと城門を通過した。


 後ろでは兵士に捕まる強盗団。


 愛子は目を覆った。


 「あの子たちはこれからどうなるの?」


 ライオネルは何も言わなかった。


 ただ、父には人道的や道徳的と言う日本的なことは進言しに行くつもりだ。



 次の日


 ライオネルは早朝から城を出て兵士寮へ出向く。

 とある部屋へ入ると寝ている全員を叩き起こす。


 「眠いよ」


 そんなことを好き勝手言う少年少女を少し強い口調で戒めた。


 「君達、昨日の強盗の罪は消えてないよ。君達はスラム街の孤児だな」


 「は、はい」


 「ならここで暮らして字や数字、剣術に魔術を学びなさい。リーダーの彼は君達の分も罪を背負って兵士見習いとして働いている」


 「え?生きてるの?兄ちゃん生きてるの?」


 「すんなり付いてきたし君達を守る為に自分の首を差し出した。それによって慈悲を与えるに値すると判断した。だけどあのままの生活じゃ必ず全員殺されてしまう運命は変わらないだろう」


 黙り込む子供たち。

 

 「君達の食費この寮費、教材費全てを彼が稼ぐ。君達は成人したら兵士見習いになるのもいいだろう。だが勉強を頑張って他の道に進むのもいいと思う。好き勝手生きる為に必要な事はここで学びなさい」

 

 泣き始める子供たち。


 「毎日早寝早起きして毎日部屋、三食付き、井戸も近くにある好きに使って構わない」


 「はい」


 「では朝食を取り講師を待つように」


 そう言うと城へ戻る


 「グラーン先生、彼らのことよろしくお願いします。厳しくお願いしますね」


 グラーン=フォン=アステータ僕に帝王学をみっちり厳しく教えてくれた先生。


 「お久しゅうございます。ライオネル殿下もご一緒にどうですか?」


 「ぼ、ぼ、僕は結構ですよ」


 「そうですか?残念です。フォフォフォ」


 「さて君の名前は?」


 「はっキーラと申します。ご慈悲にそしてあの子達の処遇に感謝しても仕切れません。ありがとうございます」


 「キーラ、早速君には仕事をしてもらう」


 「はっ」


 「先ずは練兵には必ず参加すること、それ以外の時間は基本僕に付いてくること。そして定期的に僕が相手をしよう。将来的に兵士の誰よりも強くなれ」


 「はっわかりました。必ず、お約束致します」


 朝の練兵に向かったキーラ。


 それを見ていた愛子は僕に向かって走ってきた。


 「あの子は昨日の?」


 「そうだよ。彼の罰は消えないけど彼ら孤児がスラム街に行き着き犯罪に手を染めるまで何も出来なかったのは国にも責任があるからね。父にも進言して兵士見習いから始めてもらうよ。他の子達には将来またスラム街に戻らなくていいように学ばせる」


 「そうなのねよかった」


 今日は学校だ。

 学校の間愛子さんは部屋で大陸語の勉強。

 昼食はメイドが部屋に届けてくれるようにした。


「愛子さん、朝食食べに行きましょ」

ご覧頂きありがとうございます。

ブックマークよろしくお願いします。


久しぶりの投稿です。

遅くなってごめんなさい。



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