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転生したら神スキル持ちのハーレム王子だった  作者: 鯖太郎
一章 幼少から少年期
12/33

課外活動と魔王少女

誤字脱字お手柔らかにお願い致します。


前回の投稿後1日1000pvまで後少しまでいきました。

本当にありがとうございます。


 次の日の研究室。

 

 「昨日作った服とブーツなんだけど皆、これで寒さに耐えられるはずだ」


 一人一人に渡して皆で外に出てみた。


 「今日の陽気じゃ暑いくらいだね」


 トールが言うと色んな意見が出たがどれも好意的な意見だった。


 これ家族に欲しいと言う生徒もいたのでヘンリエッタ商会に卸していることを伝えた。


 僕が作って渡してもいいのだが、ヘンリエッタさんは何も聞かず全て用意してくれた恩があるから、少しでも返したいのだ。


 喜んでもらうのは嬉しい、これから少しづつこの世界にはない物を作って行こう。


 明日は学校にいつも通り集合。

 ホームルームが終わったら担任引率の元、ヴィクタール領まで向かう。

 それぞれ寝台付きの馬車で向かうことになる。


 今回は僕の他マリアとベティーには羽毛布団を用意できた。

 全員分の羽が間に合わなかった。


 2日目、トールの実家に到着。

 公爵だけあって立派だった。


 すぐにトールの父と母に挨拶されたがトールとは友達なので王子としてではなく友達として接して欲しいと頼んだ。


 友達と囲む食事はとても楽しく過ぎた。

 風呂は男達同士で入り騒いだ。


 僕にこんな日が来るなんて思っても見なかったな。


 部屋も男同士だったので就寝時間を過ぎても話が尽きなかった。

 当然皆寝不足気味で朝食の席に着く。

 

 朝食を頂くと直ぐに出発の準備に取り掛かる。


 今日、山越えして滝を見る。

 今日中にトールの実家に戻って来る予定。


 兎に角馬車は行けるまで行くがそれからは徒歩注意しないといけない。


 いよいよこの旅最難関が待っている。


 馬車が入らなくなるのはあっという間だった。

 

 「それじゃ歩くぞ」


 気持ちを切り替えて歩き始める。



 1時間も歩くと1度目の休憩だ。


 「そろそろ寒くなってくる、防寒着着るものは早めに着てくれ」


 大体1時間に一回のペースで休憩を取る。

 流石のSクラス殆ど息は切れていない。


 「ここから急に寒くなるぞ。防寒着着用すること」

 

 担任からの指示に従い全員着用する。


 「暖かい」

 そんな声がそこら中から聞こえてくる。

 喜んでもらって嬉しい。


 ここから更に険しくなる、だけどもう少し行くと山を降る。

 そんな時にサーチに反応があった。


 「先生、この先魔獣の群れです」


 「なに?なぜわかる?」


 「そんなことよりここで待っていてください。僕見てきます」


 「なにを言うんだ。俺が行く」


 「先生、ここで引率がいなくなる訳にはいかないですよ。僕なら勝てます。先生には勝てません」


 「わかった。生きて戻ってこいよ」


 「大丈夫ですって。余裕で勝てない相手なら僕は全員で引き返します」


 そう言うとライオネルは距離を詰めた。

 

 狼の魔獣だった。

 

 ガルルルと唸っているのは聞こえているが絶対に姿を見せないよう風下から距離を詰める。


 風魔法に刃のイメージを足して放つ。

 

 一匹また一匹と削るがまだまだいる。


 数が多いな。

 場所を変えているけどそのうちバレる。

 あれを試してみよう。


 距離を取った。


 見下ろせる位置に移動しながらL96A1ライオネル仕様のスナイパーライフルを錬金した。

 サプレッサーも付けて音の聞こえない距離を取る。


 魔獣達は戸惑って固まっている。


 パシュンと森の中から音がする度に遠く離れた魔獣が一体まだ一体と崩れ落ちる。


 ライオネルは、魔法やスキルなんて銃一丁あれば事足りるなそんな事を考えていた。

 それだけ銃は圧倒的だったのだ。

 

 ボルトを引いて戻して照準を合わせ引き金を引く、これだけで次から次に駆逐出来るのだ。

 

 剣を合わせる必要も魔獣に見つかる危険ないのだ。


 殲滅するとスナイパーライフルを次元の倉庫へ収納した。


 魔獣を時空間魔法に入れて皆の元へ戻った。


 「終わったのか?」

 担任が心配そうに言う。


 「ええ殲滅完了しました」


 「そうかありがとう。それでは進むぞ」


 都度、魔獣を殲滅しつつ滝へ急いだ。

 一通り近代武器を造っては使った。

 「これは見せられない」


 思わず呟く程だった、最初に作った簡易火縄銃は威力も射程もなく殺傷能力が低かった。

 魔法やスキルには勝てないのは目に見えていたのだ。

 だから父にも見せた。

 

 ただその中でもクロスボウの装備は父に進言してみようと思った。

 それ以外は戦争でも起こらない限り誰にも見られず使用することにしよう。

 戦歴の勇者を大魔導師を剰え魔人であろうとも距離さえ取れば子供にだって殺せる、そんな代物だ誰もが欲するだろう。

 戦争は別だ、国の国民のため躊躇わずその時は銃を握ろう。


 そんな事を考えているとようやく滝が見えてきたのだ。


 カラガラの滝。

 山間にあり、いくつかのカルデラ湖から流れた水が勢いよく轟音と共に落ちてくる。

 高さ、幅、水量共に大陸最大の滝である。


 「よく見て瞬時にイメージできるようにして下さいね」

 「特に水属性を持っていれば確実に脳裏に焼き付ける事」


 「ここでしばらく休憩する」

 担任もだいぶお疲れのようだ。


 「それじゃ休憩の間、滝をイメージして水魔法放ってみようか?」


 水属性を持つ数人が放つ確かに威力が上がったが飛躍的にとは行かない。

 もう少し調べる必要がありそうだ。


 皆で買ってきた保存食を食べた。

 普段食べている食事とは違って味は落ちるけど皆で食べる飯は旨い。


 休憩も終わり帰路に着く事になった。

 魔獣や魔物が出たが残らず殲滅した。

 トールは頻繁に出くわす魔物や魔獣の状況に嘆いている。


 やはり活発になっているようだ。


 すると僕達の目の前に現れた1人の男。

 

 「なっ」


 尋常ではない殺気を乗せて話す。

 

 「これはこれはライオネル殿下。お初にお目に掛かります。私、魔王陛下より遣わされたビンスと申す者なのです」


 魔王?

 こいつ確かに魔王と言った。


 「な、なんのようだ?」


 「いえ、簡単な話なのです。我々の所へ来て頂けませんか?貴方の返答次第ではここで貴方以外瞬殺するのです」


 「それは魔王に降れと?」


 「いえいえ魔王様がお話ししたいそうなのです。なので話しが終わったらお帰りになって結構なのです」


 「そうですか・・・?わかりました行きましょう。その代わり皆には手出ししないで下さい」

 

 「殿下いけません」


 「ライオ様ダメです」

 

 そんな事を言われても僕は皆を護りたい。

 僕1人なら逃げたり戦ったり出来るだがここでの戦闘になれば犠牲者が出るだろう。


 「わかったのです。ではライオネル殿下参りましょう」


 そう言うと僕の肩に手を掛けて転移した。


 「これで僕も転移出来るようになりますね」


 「残念ながら結界で妨害されてます。今は許可していますが普段は無理なのです」


 「そうですか残念」


 「ライオネル殿下、なぜ普段通りと言うか緊張とかしないのですか?」


 「していませんよ。どう滅ぼそうか考えているところです」


 「貴方って人は怖いのです・・・」


  

 魔王がいるところまで連れてこられた。

 意外と好意的なのが気になる。


 大きな門の前まで来ると音を立てゆっくりと門が開く。

 「マスタング王国ライオネル=フォン=マスタング王子殿下の御到着」


 そんな声に乗せられていよいよ魔王とご対面。


 「顔を上げよ」

 

 子供の声?

 ゆっくりと顔を上げると・・・え!?


 僕と変わらない年頃の少女がサイズの合わない椅子にちょこんと座っていた。


 「こ、これは?」


 「ライオネル殿下、此の方こそ第5代魔王ラーナ=ラーヴァナ陛下です」


 驚いた。

 こんなに小さい女の子だったなんて。

 それに魔王でなく天使に見えるほど綺麗だった。

 

 「そ、それで御用件はなんでしょうか?」


 「ライオネル殿下、私からお話しするのです」


 「ではビンス、何用だ?」


 「ライオネル殿下、ラーナ様とご婚約して頂けませんでしょうか?」


 「えっ!?」


 「ラーナ陛下のスキルは特殊な物で好きな所へ転移出来るのです。その日初代魔王が倒された国へ転移したそうなのです。ラーナ様はとある商店で商品を見ていたそうなのです。そうしたら貴方が現れたそうなのです。貴方は店主から荷物を預かると瞬時に洋服やブーツに変えたのです。それを見て貴方に目を奪われたそうなのです」


 え?あの時見られていたのか?


 「これは僕だけで決められる事ではない。それに魔王。貴方達は人を襲うではないか?そんな魔人族と婚約は出来かねる」


 「わ、私は・・・」


 「魔王様、私からお伝えします」


 「ライオネル殿下、ごもっともです。しかし信じて頂きたいのです。あの大陸を去って以来私達魔人族はこの地で他の人々と手を取り合い生きてきたのです。人を襲う魔人族、魔族は他にいるのです。私達から離れていった者共が魔王を名乗り力を付けて他の大陸で凌辱し続けているのです」


 「ライオネル国王の血を継ぎ名を継ぐ者よ。私達は金輪際人を襲わない。信じられないなら私達本家魔人族は貴方の配下に降ろう。元よりその覚悟があるのだ。忌まわしき悪魔共を私達も討伐すると誓うぞ」

 

 「わかりました。それを含めて父に相談致します」


 「私も行こう。私がいた方が話も早いだろう」


 「わかりました」


 「少し待ってくれ。準備を整える」


 そう言って部屋を出る小さな魔王。

 しばらくすると前世で言うゴスロリに身を包み戻ってきたのだ。


 「それは?」


 「私の普段着だ。魔王として座っている時は威厳を保つ為真っ赤や黒のドレスだが普段はこれしか着ないのだ。では行こう。皆の元か?それとも王城か?」


 「先ずは皆の元へお願いします」


 「わかった」


 そう言って魔王は僕に触れて転移した。


 一瞬で皆の元へ戻った。


 「そ、その子は?」

 マリアとベティーが反応した。


 「私はラーナ=ラーヴァナ第5代魔王である。そしてライオネル様の婚約者になる予定だ」


 「私達はライオネル様の婚約者です。ライオ様、またですか?まだ増やすおつもりですか?」


 「マリアにベティー。この子が言ってるだけだから・・・。兎に角今は城へ急いでいる、馬車の所まで転移しよう」


 そう言うと問答無用で全員手を繋がせた。


 

転移するとすぐ馬車に乗り王城へ急いだ。


次の日、王城へ到着するとマリアにベティー、魔王を連れて父に会いに行く。


 「何ようだ?」


 「はい。とても言いにくいのですが・・・。魔人族に会いました」


 「なに?それで無事か?」


 「はい。皆無事です。その後。僕だけ魔王の所へ連れて行かれました」


 「それで?魔王は」


 「はい、ここにいます」


 魔王は手を挙げる。


 「え!?どこに?」


 「此奴です。そしてこの魔王に婚約を迫られました」


 あっ父がフリーズしてる・・・。

 仕方ないよ。

 魔王と婚約だなんて信じられないよ。


 しばらくして父が戻ってきた。

 

 「魔王とやら。望みはなんだ?」


 「望みですか?結婚出来るだけでいい。それに初代魔王がライオネル国王に敗れて大陸を去ってから私達は一度も人を襲っていない。今の国では人と手を取り合っています。人を襲うのは私達から離れて魔王を名乗る数名の魔王擬の仕業」


 「とは言え、この大陸では魔族=敵それも恐る敵なのだ。その主人魔王と王子が婚約なんてしたら他の国が黙っていないのだ」


 「そうか。私はただライオネル殿下と一緒にいたいだけなのだがそれを通すと国が不幸になるのだな。わかった、帰る。ライオネル殿下申し訳ない」


 「・・・」


 なにも言えなかった。

 あんなに寂しい顔をして帰ろうとする魔王を見て僕はなにも出来なかった。


 「父上、どうにかなりませんか?彼女に嘘は無いと思うのです」


 「そうか・・・だがな私達は国を民を守らなければいけない。わざわざ危険を犯す理由には軽いぞ」


 「魔王のしばらくの滞在を許可願えないでしょうか?このまま帰すことは僕には出来ません」


 「わかった。少しだけだぞ」


 「ありがとうございます」


 部屋を出ようとする僕に父は耳元でささやいた


 「滞在する許可の代わりに監視を付けさせる。下手な動きを見せたら排除するからな」


 「わかりました」


そう言って退室した。



 次の日、朝から学校だ。

 皆昨日の疲れが残っているようだった。


 「今日は研究休みにしよう。テストも間近だ皆で研究室使って学習」

 

 「そうだな。疲れてて動けないよ」


 「明日以降まだ魔法の強化出来てない者から順にイメージの変更作業だ」


 

 次の日から試行錯誤をした。

 試験まであっという間に過ぎる。


 なんとかなった者もいたが・・・。

 イメージは難しい。

 人それぞれイメージの変化はまちまちだった。


 滝で強化出来たのも半数だった。


 後は僕の魔法をイメージして強化出来た者もいた。

 全員強化出来なかったのは残念だが勉強は十分やった。


 テストが終わった面々の顔を見ると自身満々の表情だった。


 2日後の成績発表だった。

 勿論皆同じクラスだった。


 因みに魔王は王城と魔王城を行ったり来たりしている。

 まだ外には出ていない。

 出る許可が出ないのだ。

 だが父も少しずつ気を許し始めているようだった。



 そんなある日、今日は父に相談をしようと思い父の前に立つ。


 「ライオどうした?」


 「錬金術でこんな物を作りました。狩人が使う弓を強化して狙いやすくした物です。勿論魔法を流すことが出来ます」


 課外活動以降クロスボウを少しずつ改良してようやく父に見せる日がきた。


 「これは?試し打ちしてみよう。訓練場に行こう」


 

 訓練場に着くと兵士が的を用意した。


 「魔法を流さなくても殺傷能力があります。気をつけて下さい」


 「そうかわかった。でどう使う?」


 一連の流れを教えるとすぐに撃ち始める。

 的に的確に当てる父。

 楽しくなってきたのか笑いながら撃っていた。


 「ライオ、これは素晴らしいぞ。量産出来るか?狩人もそうだが兵士に持たしたらいい戦力になるぞ」


 「僕もそう思います。射程に威力、全て弓より上です。問題があるとしたら連射は不向きです。兎に角、時間を頂ければ量産致します」


 「頼むぞ」


 「はい」


 それから毎日毎日学校から帰るとクロスボウを作る。

 こうしてマスタング王国兵士にクロスボウが装備された。


 


 


読んで頂きありがとうございました。

ブックマークよろしくお願いします。


1日1000pvまで本当に数人までいきました。

本当にありがとうございます。

これからも応援よろしくお願い致します。

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