仲間(?)
2人だけの黒い歴史です。
第9話
~ 仲間(?) ~
俊也はいらついていた。
なんかむかつく・・・
こっちは正直に話て助けてやったのに、自分は秘密?
こうなるんだったら昨日の夜に逃げときゃ良かったよ・・。
俊也はそんなことを考えながらもテーブルに肘をついていた。
すると部屋にノゾミが入ってきた。
ガチャ、バタン。
ノゾミ「遅くなっちゃったけど、朝ご飯何か食べたい物ある?」
ノゾミは先程の事はなかったかのように聞いた。
俊也はそっぽを向いて答えた。
俊也「別に。」
ノゾミは、はぁとため息をついて言った。
ノゾミ「まだ怒ってるの?・・・」
俊也は即答した。
俊也「別に。」
ノゾミは俊也の前に座った。
ノゾミ「なんでそん・・―――――」
ノゾミが喋っているのをわざと遮るように、
俊也はノゾミのいない方向に顔を向けた。
ノゾミは負けじと俊也の前に廻った。
ノゾミ「ちょっと話くらい聞いてくれたっ―――――」
俊也はまた顔をそっぽに向けた。
その瞬間ノゾミの堪忍袋の尾が切れた。
ノゾミ「いい加減にしなさいよ!!!」
あまりの大声に俊也は口を開いた。
俊也「お、怒るなって。」
ノゾミの勢いは止まらない。
ノゾミ「いつまでも子供みたいにうじうじしてんじゃないわよ!!!」
俊也は茫然としていた。
な、なんだこいつ!?
まさか、二重人格か!?
するとまたノゾミの怒鳴り声が聞こえてきた。
ノゾミ「何よ!!なんか言いたい事があるならはっきり言いなさいよ!!!」
俊也はさすがにこれ以上いくと殺されかねないと思い答えた。
俊也「い、いやなんか本当にいろいろすいませんでした。」
するとノゾミは少し落ち着いて言った。
ノゾミ「ちゃんと言えるじゃない。まったく。」
俊也「本当、昨日はありがとうな。それに今日はごめん。」
ノゾミは驚いた声で答えた。
ノゾミ「い、いや〓そこまで言わなくても・・・全然平気だから、気にしないでよ!!」
俊也は再び思った。
こいつ一瞬にして性格がかわるな・・・
ある意味じゃ扱いやすいのかもしれないな。
俊也は普通に答えた。
俊也「そうか。それならいいんだけど・・。」
俊也はその後立ち上がりながら言った。
俊也「じゃ、俺そろそろ行くわ。」
ノゾミはきょとんとした顔で答えた。
ノゾミ「え?・・・い、行くってどこへ??」
俊也は曖昧に答えた。
俊也「ん~はっきりと決まってるわけじゃないけど・・・
俺、やらなきゃいけない事があるんだ。」
ノゾミ「やらなきゃいけない事?」
しまった。
つい言ってしまった。
やばい・・・どうしよう?
俊也は誤魔化す事にした。
俊也「あ、あれだ、ちょっとい、行かなきゃいけないところがあって・・・・」
ノゾミは余計に不思議そうに聞いた。
ノゾミ「行かなきゃいけないとこ?」
ぐ・・・やばい。
自分で自分を追い込んでるよ・・・
俊也は無理矢理、部屋を出ようとした。
俊也「じゃ、じゃあな!!!」
ガチャ、
ドアが半分開いた瞬間。目の前にはいつのまにかノゾミが現われていた。
ノゾミはゆっくりとドアを閉めて言った。
ノゾミ「なんか隠してることあるでしょ?」
俊也は少し強気で言った。
俊也「べ、別に!!大体ノゾミには関係のないことだろ!!」
俊也はしまったと思った。
やば・・本音が・・・。
ノゾミは少し弱気な声で答えた。
ノゾミ「た、たしかにそうね・・・ごめん・・・。」
ノゾミはゆっくりとドアの前から退いて言った。
少し微笑み、手を振って
ノゾミ「じゃあね、俊也!!」
俺は何してんだよ。
こんなに優しいノゾミを突き放すように・・・
普通は俺が感謝しなきゃいけないのに。
俊也は言った。
俊也「いや・・・ノゾミ・・・・ごめん!!!!!!」
俊也は思いっきり頭を下げた。
ノゾミ「い、いいよ、そんな。あ、頭上げてよ!!」
俊也はそのまま答えた。
俊也「こんなに迷惑かけて、最後まで本当ごめん!!そしてありがとう!!」
ノゾミ「いいってば!!もう大丈夫だから!!ね?」
俊也は申し訳なさそうに顔を上げ答えた。
俊也「あ、あのさ・・・なんかお礼がしたいんだけど、なんかしてほしいこととかある?」
ノゾミは普段の天然に戻り考え始めた。
ノゾミ「うーん・・・・じゃ、じゃあさ、わ、私も一緒に行ってもいいかな?だめ?」
えぇええぇ!?!?!?
第10話につづく
2人だけの世界長いです。
さすが黒い歴史。




