困惑
黒い歴史急展開?
第10話
~ 困惑 ~
ちょっと待てよ?
なんでノゾミが付いてくるんだ?
普通おかしいだろ?
だって昨日あったばかりの誰とも知らないやつに?
どこに行くとか決まってないのに?
・・・・そりゃ一緒に行けるなら行きたい。
でも何が起きるかわからないんだ。
ノゾミを連れていくわけにはいかない。
俊也はノゾミの方を向いた。
俊也「ごめん。俺が行く所には
何があるかわからないし、
ノゾミを連れていくわけにはいかないよ・・・。」
ノゾミ「・・・わかったわ。
じゃあ一つだけ、一つだけ
なんでも言うこと聞いてくれる?」
い、意外にあっさりおわったなぁ・・・
でもそれでいいなら結果オーライ、かな?
俊也「いいけど・・・何を聞けばいいんだ?」
ノゾミは勝ち誇ったように言った。
ノゾミ「なんでも言うこと聞いてくれるのよね?」
俊也「あ、あぁ。」
?なんかいやな予感が・・・・。
ノゾミ「絶対に、絶対?」
俊也「絶対だよ!!」
俊也はすこし怒り気味に言った。
ノゾミは言った。
ノゾミ「どうやら私の勝ちのようね?」
勝ち?
いったいどうゆうことだ?
俊也は聞いた。
俊也「ど、どういうことだよ?」
ノゾミは言った。
ノゾミ「じゃあもう一度言うわ。私も一緒に行っていいよね?」
俊也は思わず
俊也「は?だからさっきも言ったように・・――――!!!」
俊也は自分のミスに気付いた。
は、はめられた!!!!
俊也は悔しそうに言った。
俊也「は、はめやがったな・・・・」
ノゾミは小悪魔のような顔で答えた。
ノゾミ「さぁ?なんのことかしら?」
こ、こいつ・・・
いつか一発殴りてぇ・・
俊也は一つの疑問を聞いた。
俊也「・・・でもなんでノゾミは俺と一緒に行きたいんだ?」
ノゾミは痛いところを疲れたように答えた。
ノゾミ「・・・聞きたい?」
俊也は即答した。
俊也「あぁ。」
ノゾミ「なんでも言うこと聞いてくれるんだよね?じゃあ理由は聞かないでよ。」
俊也「なっ!?」
この自己中め・・・
俊也はある事を思い出した。
俊也「あれ?言うこと聞くのは一つだけじゃなかったけ?」
ノゾミはちょっと慌てながらも答えた。
ノゾミ「細かいことは気にしない、気にしない!!ね?」
俊也「細かくねぇえぇ!!!」
ノゾミ「まぁそれは置いといて、これからどうする気なの?俊也。」
俊也「うーん・・・これと言って何も。」
ノゾミ「はぁぁあ!?何それ?」
俊也「なんというか、ここって何?」
ノゾミは話し始めた。
ノゾミ「質問は話しが終わってからね?」
俊也「はい。」
ノゾミ「いい?この町の名前は、『レギンピーク』って言うの。」
しばらく二人の間に沈黙が続いた。
俊也「で?」
ノゾミ「でって言われても、それが聞きたかったんじゃないの?」
俊也「・・・どうやら俺の方の聞き方が悪かったようだな、
じゃあ聞くがノゾミが知っていること全部教えて。」
ノゾミ「わ、私の全部が欲しい!?」
俊也「勘違いも大概にしろや?」
ノゾミ「な、何よ!!少しはボケてあげたんだから、空気読みなさいよ。」
俊也「空気を読め?ノゾミが空気を読めよ。」
ノゾミ「・・・・悪かったわよ、
で、何が聞きたいの?
できればもう少し具体的に聞いてほしいんだけど・・・」
俊也「あぁ・・・・・じゃあこの町について知ってることを教えてくれないか?」
ノゾミ「わかったわ。もう一度言うけど質問は話が終わってからにしてね?」
俊也「はい、はい。」
ノゾミ「はいは一回。」
俊也「はいぃ!!」
ノゾミは少し考えてから話し始めた。
ノゾミ「さっきも言ったように、この町の名前はレギンピーク、この町は――――――」
ノゾミの話を遮るように物凄い爆音が鳴り響いた。
ドオォオォオォーーン!!!!
俊也「のわぁっ!?!?」
ノゾミ「きゃあぁ!?!?」
二人のいた部屋はまるで地震のように揺れた。
俊也とノゾミはその衝撃で、俊也は後ろに転げて、ノゾミは俊也の上に覆いかぶさるように乗かった。
二人の顔は今にも鼻と鼻がくっつきそうなくらいな距離になっていた。
俊也「いっ!!!!」
ノゾミ「きゃっ!!!!!」
ノゾミは驚きのあまり後ろに飛んだ。
俊也はゆっくり起き上がり言った。
俊也「・・・・だ、大丈夫か!?ノゾミ・・・?」
ノゾミはぷいっと横を向いて答えた。
ノゾミ「べ、別に!!平気よ!!」
??????
どうしたんだ?あいつ?
いったい何かあったのか?
俊也は今起きたことを急に思い出した。
俊也「そ、そうだ!!さっきの爆音!!なんだったんだ?」
ノゾミ「さぁ?わからないけど・・・見に行ってみましょう!!」
そう言うと二人は同時に立ち上がった。
そして部屋を出ようとしたが、俊也の足が止まった。
ノゾミが聞いた。
ノゾミ「ど、どうしたの!?」
俊也「い、いや・・その、俺、パジャマ(?)なんだけど・・?」
ノゾミは理解したようだ。
ノゾミ「あぁ、君の服!?ちょっと待っててね!!」
そう言うとノゾミは部屋を出ていったと思っていたが、ものの30秒程で戻ってきた。
ノゾミ「はい!!これ!!」
俊也は目を疑った。
俊也「これは?・・・」
俊也の服は着ることができないくらいにボロボロになっていたはずなのだが、そこにある服は新品どうように綺麗なもので、几帳面にたたんであるではないか。
俊也「これは?いったいどうやって?」
ノゾミは遮るように言った。
ノゾミ「説明はあと!!早く着替えて!!」
そういうと俊也は服を貰いチラっとノゾミの方を見てなにかを伝えたようだ。
ノゾミは理解したようだ。
ノゾミは部屋の外で待ってるからと言い部屋を出た。
ガチャ、バタン。
俊也は一瞬のうちに服を着替え終わった。
ガチャ、バタン。
俊也「お待たせ!!」
ノゾミ「早かったわね!!じゃあ行こうよ!!」
そう言うと階段をおりるノゾミのうしろに俊也は付いて下りた。
そして二人は家の外に出た。
辺りはすでに人だかりができていて何があるのか見えない。
俊也「うーん・・・・見えないな。」
ノゾミ「うん。見えそうにないね?」
二人は必死に背伸びをしてみたが徒労に終わった。
そして俊也は人だかりの中にわずかに通れるところを見つけて言った。
俊也「ノゾミ!!こっちだ!!」
そう言うと俊也はノゾミの手を握り走りだした。
ノゾミ「え?ちょっ!?何!?待ってよ!?わぁっ!?」
ノゾミは俊也に続けて強制的に走りだすことになった。
二人はやっとのことで、人だかりを抜けた。
俊也「ふぅ・・・・大丈夫か?ノゾミ?」
ノゾミは息を荒立てながら答えた。
ノゾミ「はぁ、はぁ、だ、だいじょう、・・ぶなわ、け、ないじゃ・・・ない!!」
俊也「悪い、悪い。」
ノゾミはまだ呼吸を必死に整えていた。
俊也は人だかりの中心にあるものを見た。
俊也「く、黒い球???」
そこは本当に爆弾が落ちたように半径20メートルは吹き飛ばしていた。そしてその中心には直径10メートル程の黒い球体があった。
なんだあれは?
とにかくやばいのだけはたしかだな・・・
するとノゾミが呼吸を整え終わり、俊也と同じ光景を見て言った。
ノゾミ「な、なんであんなものが町の中に??結界があって異物は入れないはずなのに・・・・?」
俊也はノゾミの言葉を繰り返すように言った。
俊也「結界?異物?なんのことだ?ノゾミ?」
だがノゾミは一人でぶつぶつ言っていてどうやら聞こえていないようだ。
俊也は少し恥ずかしかったが言った。
俊也「さ、さっきは手を急に握ったりしてすいませんでした!!」
するとノゾミはやっと我に返ったようだ。
ノゾミ「ご、ごめん・・・何て言ったの?」
俊也は不思議そうに聞いた。
俊也「怒ってたんじゃないのか?さっき手を無理矢理握ったことを?・・・・」
ノゾミ「べ、別に怒ってなんかないわよ!!!」
むしろ・・・・
ノゾミは少し黙り込んでいた。
俊也がノゾミに声を掛けようとした瞬間物凄い強烈な感じを感じた。
俊也は振り返った。
俊也「―――っ!?!?!」
俊也が先程見た黒い球体にひびが入っていたのだ。
俊也は何かを感じ取っていった。
俊也「来る。」
ノゾミは俊也の雰囲気がかわったのに気が付いた。
ノゾミ「と、俊也?どうしたの?」
俊也の目の色が黒から黄色に変わっていていつもより顔つきが違って見えた。
そして俊也は少ししてから我に戻った。
俊也は思いだしたかのように振り返りざまに言った。
俊也「ノゾミ!!!!!!!!」
だが振り返った瞬間俊也は気付いた。
俊也「と、止まってる??」
俊也以外のものすべてが石のようにまるで時が止まったかのように動かない。
ただ一つを除いては・・・。
そうあの黒い球体・・・
俊也と黒い球体だけは動けるようだ。
そしてその瞬間俊也の胸の中からあの光が飛び出てきた。
俊也は思わず目をつぶった。
俊也「うわっ!?」
そしてまたあの光が語り掛けてきた。
――どうやら、予想外のものからの干渉があったようだ。――
俊也は聞いた。
俊也「干渉?ってどういう――――」
その言葉を遮るように音がなった。
パリーーンッッ!!!
ひびが黒い球体全体に広がりついに割れた。
その中からあらわれたのはまぎれもないやつだった。
俊也の理性は吹っ飛びやつに向かってすでに走りだしていた。
俊也「うぉおおあぁっーー!!!!」
その時、あの光が俊也の行く手を阻むように立ちはだかった。
――行ってはいけない。行ったら――――――
俊也は聞きおわる前から走りだしていた。
俊也の頭の中には憎しみしかなかった。
するとあと数10メートルの距離まで来た俊也の前にはノゾミが現われていた。
ノゾミ「行かないで!!お願い・・・俊也・・・!!!」
俊也は答えた。
俊也「どけ。」
俊也はまた目が黄色に変わった。
ノゾミ「退かないわ・・・・!!」
俊也は冷たい目でノゾミを見た。
その瞬間あの光がノゾミを包み込んだ。
俊也はその光で目が眩んだ。
俊也「ぐっっああっ!!!!!」
ノゾミ「お願い!!もとに戻って!!俊也ぁあ!!」
ノゾミは俊也に抱きついた。
バッ。
すると俊也の目の色が戻っていった。
俊也は抱きついているのがノゾミだと理解した。
俊也「の、ノゾミ??」
ノゾミが顔を上げた瞬間背後にやつが来たのがわかった。
第11話につづく
黒い歴史ようやく動きます。




